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ソシャゲの魅力と、生活の一部になってしまう恐ろしさ【日記】

激辛料理とB級映画と麻雀に明け暮れ、傍若無人に振る舞う遊び人だが、長命種としての威厳と優しさも併せ持つ、顔が良すぎる推定千歳のおもしれー女(無職)(CV:悠木碧)

 …………た、たすけてくれ。好きになっちまった。

 『アークナイツ』を先月から始めました。4.5周年イベント『懐黍離かいしょり 』でぽろぽろ泣き、歳兄妹のシナリオを頭から追い始めたところ、洪炉示歳エンシェントフォージ』『画中人がちゅうじん』でニェンに突然轢かれました。限定300連回して辛くも採用。3連休でメイン5章を一気に読み進めるために育成をコツコツ進めている最中です。いずれ本作でも感想記事を書きたいですね。

 そんなわけで今の私は『ブルーアーカイブ』と『アークナイツ』を並走、もとい先生とドクターを兼任しています。同じYoster系列の作品ならと興味を惹かれて後者を始めました。

 何だか不思議な感覚です。というのも私は数年前までは「ソシャゲは軽薄なコンテンツ・拝金システム」と毛嫌いしていたから。何かよう知らんけどあれやろ? ガシャでカード何枚か引いて重ねたらぴかっと光って強くなるんやろ。んで大したゲームシステムもシナリオもないんやろ。なんでこんなのにウン千~ウン万円も課金する奴がおるんや。アホちゃうか? くらいには思っていた。

 しかし今では少なくとも、ソシャゲだからという理由でただちに軽薄なコンテンツと見なすことはなくなった。ブルアカもアクナイもシナリオ・演出の牽引力が凄まじい。代表的なのはブルアカ4thPV。圧倒的な枚数のスチル、劇伴、演出。未だに繰り返し見るし、泣く。肝心のシナリオ本編も、「最終編」という名を冠するに恥じない壮大かつ熱量のある物語が展開された。これはネタバレに最大限配慮した表現です。

 直近の対策委員会編3章もライブ感・リアルタイムでの盛り上がりが熱かった。アニメ版とゲーム版が同時進行し、3章本編が終盤に差しかかる中、3.5周年放送で"あの生徒"の実装が発表され、

 あらゆるオタクに絨毯爆撃が行われた。私も思わず叫びましたねえ……ええ……


どうして同じイベントのPVが3つもあるんですか?????

 アクナイも同様。イベントの予告では2Dアニメや3DCGを駆使したPVが公開される。「レコード会社が趣味でゲーム作ってる」なんて冗談を聞いたことがあるくらいには音楽面も充実しているのだそう。特にシナリオについては、とりあえずメインやサイドストーリーを手当たり次第に読んでいるんですが、読んでも読んでも読み終わらねえくらい文量がえぐいし、しかも読み進める度に新たな情報が開示されて、謎が増える一方。無事に"沼"に沈められました。学生時代はSF小説を読み耽っていた身なので、アクナイとブルアカのシナリオには心をくすぐられます。

現在のメイン編成
アーミヤの昇進2どゆこと……?

 もうひとつ共通しているのは盆栽ゲーとしての魅力。毎日コツコツと水をやり、育て、愛でている子たちが活躍してくれる様を眺めるのは、やっぱり嬉しいし楽しい。編成一覧を見ているだけでニヤニヤしちゃう。

 崩壊、原神、NIKKE、FGO、ウマ娘、学マス、その他諸々。「ついに〇〇が実装された」「シナリオの力の入れ具合がすごい、すごかった」なんて噂話は外野にいる私の耳にも届く。ここまで挙げてきたシナリオ・演出の牽引力、ライブ感、盆栽ゲーとしての魅力は、どこも事情は似たようなものなんだろうなと思う。昔のように毛嫌いすることはもうないし、むしろ「す、すまねえ……そっちもすげえ面白そうなんだけど……! 時間がなくて……!」と申し訳ない気持ちを覚えている。

 自分の"癖"に合うシナリオ・キャラ・コンテンツの供給を継続的に受けられる。シナリオ重視派、一人でコツコツとした作業をするのが好きな自分にとっては、むしろソシャゲが性に合っているのかもしれない。幸いにもブルアカとアクナイは課金については良心的だし、ゲーム部分も今のところは楽しめている。今後も継続して遊んでいきたいと思う。


 ――と、ここまで良いところだけを挙げてきたが、一方で、ソシャゲが生活の一部になってしまうことの恐ろしさも実感している。部屋でゆったりしている時も、ふと「そういやデイリー消化しないとな」「今後のキャラ育成の方針は……」という思考が頭の片隅に生まれ、気づけばデイリー消化や育成作業でダラダラと時間を浪費してしまうことが最近多発している。アクナイの自動周回を回してる間に家事をやったりもしていたけど……なんか精神的疲労が蓄積されているような。頭の中にゴミが溜まっている感じ。時間と脳のCPU占有率がじわじわと奪われている感覚がある。最近は全然読書できてないです。

 ソシャゲと和解できたが、ソシャゲと上手に付き合う方法も身につけていかなきゃいけない。「ぱぱっとデイリーを終わらせる」「今日は起動しない」「休日の時間がある時に一気に進める」とメリハリをつける。課金はやる気がある時期だけ月間パスを買い、周年記念でお得なアイテムが出たときに数千円程度のお布施をする微課金勢でいる。クリエイターに還元するためにも多少は課金(投資)したい。

 ……とか言ってるけどね、シュウとニェンが欲しすぎて衝動的に2万円ほど溶かしました。これは自戒を込めて書いた記事です。ま、まあ初期投資ってことで。ごめん。弱い先生を許してくれユウカ……

 そういえば余談ですが、対策委員会編3章感想記事を書いた後に、isakusan氏(ブルアカのメインライター)のネクソン退社の件を知りました。思うところは色々あるし、何かと邪推してしまうし、不安も尽きない。"Not for me"になったら未練たらたらで残ろうとせずきっぱり離れようと思ってます。でも今のところは比較的心穏やかです。氏のシナリオを読んでいると、やはり「信じる」ことから始めたいなと思う。isakusan氏の新たな挑戦を素直に応援したいし、今後のブルアカにも変わらず期待したい。百花繚乱編2章とか楽しみなんすよね。

 Yostarは新規モバイルゲームの開発チームを立ち上げたのだそう。ブルアカもアクナイも今後しばらくしばらくお世話になりそうなので、こちらも動向に注目したい。費やす時間があるかはわかんねえけど。

 蛇足になってきたのでこの辺で。みんなも気が向いたら好きなソシャゲの感想書いてみてね。狂わされたオタクの感想文を読むのは最高の娯楽。そんじゃメイン5章攻略してきます。