灰猫のことがわかる記事5選――#あいさつ代わりのnoteベスト5【自己紹介】
だが困難は次のような点にある。すなわち私たちはやすやすと沈黙することはできない、完璧に沈黙することはできないということ、そしてまた、まさにあの母親のような忍耐心をもって、おのれ自身と闘わねばならぬということだ。私たちは自分のなかに言語的隷従性から逃れつつ存在するものを捕捉しようとする。ところが私たちの捕捉しうるものといっては、とりとめもないことを口走り、おそらくは私たちの努力について（またその失敗について）ではあるにしても、語句をさまざまに綴り合せ、そのほかのものは何も捕捉できないという私たち自身でしかないのだ。頑固一徹にやってみるほかない――ふだんは隠されているある種の無力な愚行と、とことんまで慣れ親しむことだ。ただし、充ちわたる光の下に身を投げ出しつつそうするのだ。
出口裕弘訳
noteを書き始めて約2年半。振り返ってみると、色々なコンテンツに情緒を狂わされ、言語化できない「極点」に接近することを諦めきれずのたうち回る、か弱きオタクの足跡がそこには広がっていました。
開始当初はにじさんじやシャニマスを中心に語っていました。最近はブルアカ感想記事を連投し、おかげさまで新規のフォロワーさんが増えました――が、その一方で、過去のにじさんじ記事から来てくれた方にとっては恐らく「なんやこいつソシャゲの話ばっかやんけ❗」って感じになっているのではないかと思います。
実は他にも色んな記事を書いてきました。ということで、各ジャンルからピックアップした自選記事5つをまとめる形で、自己紹介記事を作ってみます。「ほーん、灰猫ってのはこんなやつなのか」という判断の一助になれば幸いです。まずは1記事目――
「な ぜ 剣 持 刀 也 は ロ リ コ ン な の か ？」
投稿日は2021/1/2。お正月だってのになんつーもん書いてんだよ。
にじさんじ所属VTuber・剣持刀也。自称ロリコン。初ソロイベントで「虚空教」なる宗教を立ち上げた。それだけを聞くと何だか怪しげだ。しかし、実はその言動を丁寧に読み解いていくと、普遍的な人間心理に行き着くのではないか―――そんな考察を行った記事です。灰猫の原点にして、最多いいねの記事。剣持刀也のことを知らない方でも、謎解き・心理考察記事として楽しめるのではないかと思います。よければご覧ください。
にじさんじに関する記事一覧はこちら。剣持刀也と卯月コウに関する記事が多め。今ではにじさんじを取り巻く環境もすっかり変わり、私も当時に比べるとライバーの配信を見る頻度はめっきり少なくなりましたが、切り抜き動画やたまにうづコウの配信を見に行ったりしています。何より、「にじさんじ」という自由な場所・多様なライバー達がいることに、日頃から励まされています。機会があればまた何か記事を書いてみたいですね。
話をさっきの記事に戻しますと。まだフォロワーが数えるほどしかいなかった頃、この記事が思わぬ反響を呼んだことでnoteを書き続けるようになりました。灰猫としての活動はここから始まったと言えます。よーし、自分が好きなものについて、これからいっぱい語るぞ❗💪 その約2週間後に生まれたのは――
「俺 は 園 田 智 代 子 の 同 級 生 だ」
どいつもこいつも、園田に対する理解が薄っぺらい。バラエティ番組で映し出されるグルメアイドルとしての園田智代子、ドタバタ系としての園田智代子、そんな表面的な部分しか見ていない。ネットスラングを多用し、ネタとして食い潰すしか能がない。そんな連中があまりに多い。下品な目で見る輩が少なからずいるという事実には虫唾が走る。
とりあえず落ち着け。……といっても、この記事は私ではなく園田の同級生が書いたものなので、私から言えることは特にありません。何だか言葉が強すぎるけど、初ソロ楽曲が園田のことを"理解"ってる作りで嬉しかったこと、それが周囲に伝わらずもどかしさを感じたこと、そんな数々の思いがありのままに綴られています。よければ読んでやってください。
『アイドルマスター シャイニーカラーズ』（シャニマス）の記事一覧はこちら。杜野凛世とシャニPの関係に狂わされ、愛依サマのガチ恋夢女子をしています。私にとってシャニマスは師匠のような存在だと言えるかもしれません。演出や行間を読み解く。考察する。解像度の高い妄想が次々と脳内再生される。そうすることで、言語化しがたいが確かに""ある""感情に触れ、恍惚に至る。オタクとして大事にしたい姿勢は、ここで鍛えられたように思います。
しかし、コンテンツ語りの記事だけではありません。旅ルポを書いたこともありました――
「バ イ ト 辞 め て
志 摩 ス ペ イ ン 村 行 っ て き た ❗ ｗ」
もっと自分のキャリアパスを大切にしろ。にじさんじ所属Vtuber・周央サンゴのとある配信で昨年話題になったテーマパーク、志摩スペイン村パルケエスパーニャ。普通のテーマパークでは味わえない不思議な感覚。いくつもの驚きと感動。私にとっては「一人旅の楽しさ」を知るきっかけにもなり、とても良い思い出になりました。志摩スペイン村はいいぞ。ンゴちゃんとのコラボで大盛況を迎えたのはめちゃくちゃ嬉しかったです。
その後も、にじさんじとシャニマスを中心にぽつぽつと記事を書いていました。転機が訪れたのは2023年1月末。ぬわあああん疲れたもおおおん。ようやく終わりましたよ～TOEIC～……あっそうだ（唐突） 巷で噂になっている『ブルーアーカイブ』っていうソシャゲを始めてみるか。
……ほうほう、なかなか面白いな。よし、息抜き程度に各シナリオごとの感想文を書き連ねてみるか――
「1 5 万 文 字 書 き 切 っ た わ」
0か100しかねえのかお前は。ということで、思いがけず沼にハマり、今の灰猫を代表するシリーズになりました。「キモく誠実に」をモットーに、時には「ママー！！！ だっこちて〜！！！！」とオギャり、時には生徒達の悩みに寄り添って共に歩み、愛読書の言葉を引きながら「物語の深層」に迫ろうとする運動を繰り返す。って感じのシリーズです。だいぶ好き勝手にやってます。
記事一覧はこちら。一連の記事を読み返してみると、ひとりのオタクが沼にずぶずぶと沈んでいく過程が丹念に書かれているなあと。最初はきゃっきゃと面白おかしく書いていただけなのに、とあるシナリオを境に哲学書の言葉を引いて語るようになり、1記事あたりの平均文字数がどんどん上がっていきました。狂わされるオタクの文章を酒の肴にする、そんな楽しみ方も一興かと思います。すでに読んでくれた方も、よければまた読んでみてね。
さて、メインシナリオのリアタイに追いついたことで、同シリーズの更新頻度もようやく落ち着いてきました。でも停滞しちゃいけねえ。ブルアカのおかげで読書欲が再燃した。溜まってた積読本を消化しよう。新しいことにアンテナを張りたい。感性をアップデートしていきたい。アウトプットを増やしていきたいな。しかし、どこから始めたもんか……
そうだ❗💡 マシュマロを開設してみよう❗ 新規のフォロワーさんが増えたことだし、ゆる～い交流の場を作ってみよう。インタラクティブ性があれば双方にとって良さそうだ。私が語るコンテンツに興味がない人にとっても、マシュマロ返答記事は入口にしやすいかもしれない。よし、そうと決まれば善は急げだ。（カタカタ）……よし、告知完了っと。
おっ、さっそく来てくれた！ 嬉しいなあ。どんなマシュマロだろう――
「美 少 女 ゲ ー ム 記 事 が お 上 手 で す ね」
マシュマロじゃなくて投げナイフじゃねえか。と言いつつ、プロレスを仕掛けに来てくれたことがとても嬉しかったです。へへへ……さんきゅな……😊
ということで、マシュマロ絶賛募集中です。マシュマロといえば質問や感想が定番ですが、基本は何でもいいです。気軽に何でも送ってみてね。どれくらいの頻度になるかはわかりませんが、定期的に答えられる範囲で答えていきます。
以上、自選記事5つ、もとい自己紹介記事でした。にじさんじ、シャニマス、ブルアカ、その他諸々。そして、まだ見ぬコンテンツたち。今後も情緒を狂わされたらばーっと長文を書き散らしたり、息抜きでふらっと書いたりしていきます。そのどれかがあなたに重なるかもしれません。合縁奇縁。一期一会。袖振り合うも多生の縁。つまりはこれからもどうかよろしくね。それではまたどこかで。