産後ドゥーラ開業準備

はじめまして。産後ドゥーラ見習いのきたはらゆりです。
2025年2月の開業に向けて、色々準備中です。

まずは産後ドゥーラを目指すまでについて、お話してみたいと思います。
学生のときは、母子支援をやりたいなと思っていました。障害を持つお子さんを24時間サポートするお母さんの力になれれば、と。
それで言語聴覚士の資格をとって、障害児(主に発達障害の子たち)の療育に携わりたかったのですが、当時は小児分野への就職先が本当に少なくて。
公務員になれば異動で小児分野へ行けるかな〜と思って、公立病院に就職したんです。
でも世間知らずな私はよくよく調べなかったんですね。就職した自治体では小児関係のポストがなかったんです。とほほ。
当時は就職と同時に結婚も控えていたので、とにかくそこの公立病院で働くことにしました。

仕事は、小児分野じゃなくてもとてもやりがいがあって、入院患者さんとのリハビリでは本当に多くのことを教えていただきました。
言語聴覚士は、ことば・発音・飲み込みなどお口周りのリハビリをする仕事です。病気の後遺症でうまくことばを紡ぎ出せなくなってしまった方や、飲み込みにくくなってしまった方と対話しながら、回復へ向けて歩幅を合わせて進んでいく。本当に尊い仕事でした。これについては、また別の機会でお話ししたいと思います。

私生活の方では、結婚して、3人の子どもに恵まれました。
第一子の出産ときは実家に里帰りして出産しました。里帰り先の病院が、BFH(Baby Friendly Hospital)といって母乳育児推進の病院だったんです。
とてもすばらしい病院でした。
助産師さん達がみな一様に頼もしくて、グッと引っ張ってくれたり、寄り添ってくれたり、あっはっはーと笑ってくれたり。
入院中のママ&ベビーたちは、オルゴールのBGMが流れるプレイルームのような授乳室に夜な夜な集まり、常備されている焼きおにぎりのお夜食を食べ、片乳を出しながら助産師さんからじっくりと授乳の仕方を教わります。
まるで学生時代の合宿のようでした。
この不安な出産直後にしっかりと関わってくださったことが、後の育児ライフの礎になっていきました。

母子支援は、障害を持つ子とそのお母さんだけじゃなくて、赤ちゃんをお腹に宿した女性すべてに必要なんだなと、この時に感じました。

そして、時は流れて、私は3人の子どもをワンオペで育てるワーキングマザーになりました。
義理の実家が近いこともあり、義母と義父には本当に助けてもらいました。
昨年、末の子が小学校に入学し、私も時短勤務からフルタイムに戻りました。そしたらまぁ大変大変。流れ作業のように家事をこなし、出勤して退勤し、気がついたら週末になっていて、週末も光の速さで過ぎていき、息つく暇もないとはこのことだなと思いました。
ストレスで胃を壊したこともあり、これは人生考え直さなきゃなと思ったときに、ハッと母子支援のことを思い出しました。

産後ドゥーラは、育休中にSNSの広告で目に止まり、「いい仕事だな〜こういうことやりたいんだよな〜」と思っていたけれど、その憧れは“今じゃない”と思ってそっと心にしまっていました。
母子支援のことを思い出して、早速検索してみたら、ちょうど次の期の養成講座受講募集をしていました。
わぉ!いまだ!と胸が高鳴りましたね。ふふふ。
夫に相談し、二つ返事で「やりたいって言ってたもんね、いいんじゃない?」と後押しされ、養成講座を受けて認定をいただき、今に至ります。

ワクワクとドキドキと、それと同じくらいの不安を胸に抱きながら、いま開業準備中です。
ご自宅に訪問してのサポートもしたいけど、それ以外の、半径5kmよりも外にいるたくさんママさんたちのサポートも、発信を通してやっていきたい。子育ては、本当に楽しくて、本当に大変だけど、尊いものです。
これを読んでくれたすべてのママさん、応援してるよ!!

訪問サポートは品川区中心に。助成利用対象です。区の助成利用外でも良ければ、大田区や目黒区あたりも伺えるかと思います。
1月下旬より募集を開始させていただければと思います。よろしくお願いいたします。

産後ドゥーラ きたはらゆり

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