Stevie Wonderを聴け!
梅雨明けが待ち遠しい、少し気分が滅入りそうな天気が続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
今回は「聴くこと」の大切さについての記事を書きたいと思います。
タイトルにも挙げましたが、1976年のStevie Wonderの「Songs in the Key of Life」というアルバムがあります。
誰もが認めるであろう、名盤中の名盤です。
プロになりたいならこれは必ず聴け、どれほどこのアルバムが素晴らしいか、などと言うつもりで今回の記事を挙げた訳ではございません。
お伝えしたいポイントは、音楽家としてそれなりの向上を臨むならば、やはりそれなりに音楽を聴くことが重要なのではないか、ということです。
レッスンを受講される方たちも当然、少なからず音楽が好きだから来られている訳だと思いますが、例えば、ラーメン屋になろうと思えば、いかに自分がステーキや天ぷらを好きだろうと、ラーメンの研究をすることは必須だと思います。
受信する側でなく、発信する側に回っていくためには、やはりただ好き勝手に音楽を聴くだけでは難しいのだろうと、よくレッスンをしていても思います。
この辺りは意見が色々分かれるところかとは思いますが、まずはやはり、世界的にも定評がある、王道な音楽から沢山聴き込むことをオススメします。
せっかくハラミが有名な焼肉屋にいったのに、ポテトサラダだけ食べて帰ってくる、みたいなことがないように、聴くアーティストもさることながら、聴くアルバムもその人の名盤、その人と言えばこれ、というものから聴いていきましょう。
理解しようとせずとも、まずはざっくり聴いてみる。
しかし、それらを聴くうちに好きな曲なども見つかっていくはずです。
そしてまたそこから掘っていくのです。このアーティストはどんな音楽を聴いてこうなったのか、じゃあその音楽はどのようにして生まれてきたのか。
教養主義的に聴くのもいかがなものかと思いますが、初めの取っ掛かりとしては良いかもしれません。
それらを学ぶ中で、果たして自分はどんな音楽をやりたくて、歌いたくて、作りたいのか。そうして皆向き合っていくのだと思います。
筆者も、初めは近年のBlack Musicにどっぷりハマり、そこから古きSoul Music、Stevie WonderやMarvin Gaye、Donny Hathaway、Sam Cookeなどなど。
そこからGospelを聴き、今度はJazzにハマり、また近年に戻ってNeo Soulばかり聴き。
今でもどんどん掘り進めながら、自分の音楽とは、という最大の問いと向き合い続けています。
そして「聴く側」の視点を強く持つことで、また「創る側」の意識の持ち方も変わってきます。
一見遠回りに見えるかもしれませんが、ぜひ皆様も「聴くこと」の楽しさ、大切さを学び、そこから本当のクリエイティビティを求める旅を始めてみませんか。
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「Sideways Studio」
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