稼げるエンジニア 稼げないエンジニア
どーも。さいんです。
とあるIT系の企業でWebエンジニアとして年収1,100万円ほどでサラリーマンしてます。
今回はプログラミングをこれから勉強するよ!って人や今まさにプログラミングを勉強してるよって方に、稼げる言語と稼げない言語について語ろうかなと。
プログラミングのモチベーションについて
いつの時代も、エンジニア・プログラマになる人の一定数は
なんか稼げそう
なんですよね。
足が速いとモテる。サッカー部はモテる。テニスサークルはモテる。
その後、大人になるとモテるのと同じぐらいお金の魔力に引き寄せられる。
そして、今まで明かりがあたりにくかった領域に少しの光が・・・。
プログラムがかけると稼げるらしい
カーストの上になかなか上がれなかった人たちが育て続けてきた、小さな芽が花を咲かせたのだ。
そして、恐ろしいことに令和に入り、今までカーストの上位にいた人種までもどこかで花の匂いを嗅ぎつけタネを植えはじめています。
理想と現実
いままで趣味でパソコンに興味をもち、自ら湧きあがるモチベーションでプログラムをはじめた人はある程度稼ぐことができてる人がおおい一方で、
稼げるという匂いに惹きつけられた人で稼げる前に挫折する人もおおい。
水をあげつづけるというのは地味で大変なのだ。
芽がでて、うれしいという感情もあるが、なかなか花が咲かない。
一体いつになったら稼げるんだ。
俺もおしゃれにカフェラテ片手に出社させてくれ。
そんな声が聞こえてくる中、私は家のなかで部屋着でリモートワークをして1,000万稼いでいる。
でも私は、どんな人であろうとプログラミングに興味をもった人には全員に稼いで欲しいと思っている。
なぜならプログラミングは社会に必要とされている稼げるツールだから。
稼げる言語
これからプログラムを勉強する人だけでなく、現役バリバリのエンジニアからも聞こえてくるのが稼げる言語ってなんだという話。
転職サイトなどでも言語別の平均年収なんかも紹介されている。
別のサイトの調査だと、世界全体では
US限定だと
ざっくりみてもGoとScalaが上位に食い込んでいて、良さそうですね!
ということで
稼げる言語はGoとScalaです!早速スクールに入りましょう!
なんてことで終わったら、ただのスクールの勧誘記事になっちゃいますよね。
年収の高い言語が稼げる言語なんだろうか。
稼げるの本質を考える
稼げるっていうのはどういう状態でしょうか。
稼げるというのは
あなたの仕事に対して多くのお金を払う人がいる状態
ということを忘れないでください。
稼ぐためには、 ”あなた” と ”払う人” がいて初めて稼ぐことができます。
では払う人はプログラミング言語に対してお金を払っているのでしょうか?
答えは No ですよね?
払う人はサービスだったり、システムだったり、サイトを開発し、その売り上げを最大限に伸ばしたい。というところからスタートしています。
① 売り上げを伸ばしたい。利益を出したい。
② そのために、サービス、システム、サイトを開発する必要がある
③ 開発するために”あるプログラミング言語”を使っている
④ ”あるプログラミング言語”が使えるエンジニアが必要になる
⑤ あるプログラミング言語のエンジニアをお金を払って開発してもらう
ほとんどの場合はこの順番になっていることを意識してください。
あなたが稼ぐためには、あなたにお金を払っている人が稼ぐ必要があるということ。
あなたのプログラムによって、払う人を稼がせるということがとても重要。
稼げる言語はあくまで結果
稼げないプログラミング言語で稼いでいる人がいる一方で、
稼げるプログラミング言語で稼げていない人もいます。
その違いはなんでしょうか?
それは、払う人が違うからです。
プログラミング言語はツールとよく言われます。
稼げない人は武器として使い、稼げる人は手段として使います。
少し話をずらして野球だとどうなるかをイメージしてください。
例として、でたらめですが、
1位. 投手 - 平均年俸XXXX万円
2位. センター - 平均年俸XXXX万円
3位. ファースト - 平均年俸XXXX万円
4位. レフト - 平均年俸XXXX万円
5位. ライト - 平均年俸XXXX万円
というランキングが毎年発表されているとします。
もしかしたら、数年後には二刀流というポジションが一気に2位にランクインする可能性もありますよね?
こう言ったランキングはあくまで、そのポジション(言語)で活躍している人が、その活躍に対して大金を払う人がいたという結果です。
どんなにあなたのスキルがメジャー級でも、お金を払う人がいなければあなたは稼ぐことができないのです。
プロ野球では選手が活躍すれば、観戦料やグッズの売り上げやテレビの放映権、広告など払う人がどんどん儲かります。
儲かる状態になっているから、選手が稼ぐことができているのです。
投手だからお金が稼げているということではないですよね?
お金を大きく稼ぐことができた結果、活躍してくれた人にお金を多く支払う。それが投手だったりGo言語だったりするわけです。
タイミングと手段
こういったランキングを見て、
投手が稼げるから投手になろう!バッティングの練習はやらなくても良さそうだ
と野球をやったことがない少年が言っていたらどう思いますか?
まずはキャッチボールをやって、バッティングもやっておいたら?と私なら思ってしまいます。
でも、甲子園などに出場経験がある高校球児がどうしてもメジャーのエンゼルスに入るのが小さい頃からの夢だった。
エンゼルスでは最近サードが不足しており、サードの大幅補強を考えている。
その状況で、その高校球児がポジションを変えてサードに転向するというのは応援したくなりますよね?
プログラミングも同じで、プログラミングをやったことがない人がReactが稼げると聞いたからReactを勉強する。というと基礎からやった方がいいという声があるでしょう。
すでにあるプログラミング言語を習得し、業務を行っているが年収を伸ばすためにReactを習得する。となると誰も止める人はいないと思います。
この2つの例がごちゃ混ぜになった情報がネット上には多く存在しています。
あなたが今どのステージで、どこを目指しているかによってプログラミング言語の選定の重要度が大きく変わります。
草野球とプロ野球
強引に野球の例を続けますが、草野球のバイトというものも実は存在します。助っ人として、草野球の手伝いをするバイトです。
プログラミングを職業としている人には野球で言うとプロ野球と草野球の二つの領域で稼いでいる人がいます。
厄介なのは、両方ともWebエンジニアと呼んでしまうところです。
しかし、払う側から求められるスキルや稼ぎ方は全く違います
プロ野球
払う側 : 一つのポジションで最高レベルのアウトプットを出せる人
稼ぎ方 : 一つのチームでチームメンバーとの協調性も重要
草野球
払う側 : 突発で空いたポジションをそれとなくこなせる人
稼ぎ方 : いろいろなチームの突発的な要求に応える
上にのせた稼げる言語ランキングはあくまでプロ野球での話で、草野球となると全く別の話になります
あなたは
☑︎ プロ野球の領域で最新・モダンな言語や技術で稼ぐ
☑︎ 草野球の領域で助っ人としていろんなチームでコンスタントに稼ぐ
どちらの領域で稼ぐつもりなのかをはっきりさせましょう。
プロ野球風の草野球チームの悲劇
先ほど、領域と稼ぎ方を紹介しました。
プロ野球
払う側 : 一つのポジションで最高レベルのアウトプットを出せる人
稼ぎ方 : 一つのチームでチームメンバーとの協調性も重要
草野球
払う側 : 突発で空いたポジションをそれとなくこなせる人
稼ぎ方 : いろいろなチームの突発的な要求に応える
これは稼げる人の例なんですが、この稼ぎ方を入れ替えるとエンジニアとしては圧倒的に稼ぐ人と、圧倒的に稼げない人になることに気づいたでしょうか?
プロ野球
払う側 : 突発で空いたポジションをそれとなくこなせる人
稼ぎ方 : いろいろなチームの突発的な要求に応える
草野球
払う側 : 一つのポジションで最高レベルのアウトプットを出せる人
稼ぎ方 : 一つのチームでチームメンバーとの協調性も重要
プロ野球レベルで、
突発で空いた(必要な)ポジションを埋めるために高額な給料が支払われる
一方で、草野球の場合は
プロレベルのアウトプットを求める割に、支払われる給料は限度
がありますよね?
稼げないエンジニアがおちいりがちなのが、
草野球チームでプロレベルのスキルを草野球の給料で求められる現場です。
スタートとして、今のスキルが草野球レベルであれば草野球チームに助っ人としてだけでなく、メンバーとして入ることは短期的に稼ぐ手段としてはありです。
しかし、大きく稼ぐ手段としてであれば草野球であれば助っ人として、最低限のスキルで数をこなす稼ぎ方をしないと本当に悲劇です。
このケースの稼げないエンジニアはあなたのスキルに問題があるのではなく、あなたの活躍する領域と稼ぎ方に問題があります。
稼ぐためには、スキルとして、草野球レベルを超えたと思ったら自ら草野球から飛び出し、プロ野球を目指す必要が出てくるのです。
もしくは、いろんな草野球チームに助っ人として成果を出すのです。
実際にプロ野球でも稼げないと感じた野球選手は、より稼げるメジャーへとどんどん挑戦していますよね?
実際にエンジニアもニュースにはなっていませんが、どんどんメジャーへ挑戦し稼げるエンジニアに成長していっているのです。
まとめ
プログラミング初心者は稼ぎたいという熱意が高いがために、
稼げる言語、稼げるフレームワーク
に飛びつきがちです。
しかし、自分がどの領域で稼ぎたいのかがはっきりしないまま勉強を始めてしまうと、草野球でプロ野球レベルの働き方をしてしまうことになります。
そうすると結果的に稼げないエンジニアへの道のりになってしまいます。
稼げるエンジニアは稼げる領域で稼ぐ手段としてプログラミングを活用します。
プログラミングで稼ぎながら、さらに稼げる領域に行くために、さらにプログラミングのスキルや経験を上げる。そして稼げる領域へうつる。
さらに、その経験から・・・
と自ら稼げる領域とスキルを見極めてステップアップしていきます。
あなたが今どのステージにいて、最終的にはどこまで稼ぎたいのか。あなたが稼げるエンジニアになるために、払ってくれる領域はどこかを自分の力で調べて、求められるスキルを少しずつ積み上げていきましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?