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その「課題」ってしっかり深堀りできてますか?
こんにちは。SideHustleAcademyの新井です。今回は、「課題仮説」と「深堀り」について書きたいと思います。
SideHustleAcademyでは「好きなこと、得意なことで稼げる人間になる」ということをコミットしています。
その方法論としてよく言われていることが、「誰かの課題を解決して、その対価としてお金をもらう」ということです。でも、その誰かの課題について捉えきれていないように感じています。
今日は、先日、メンバーと議論してでてきた内容をまとめておこうと思います。
その課題ってしっかり深堀りできてますか?
今日は、わかりやすいように極端な例を出して、この問いに対する考え方を明確にします。
まず、顧客は「自分」に設定します。
<キーワード>
今の姿、ありたい姿、GAP、課題の4つで構築していきます。
今の姿:100mを12秒で走れる。
ありたい姿:100mを10秒で走りたい。
まずは、この2つを設定して、GAPを見つけます。
GAP:2秒
よくやってしまうのが、この2秒を課題としてしまうことです。
「2秒速く走れないことが課題」
これは全く深堀りができておらず、表面だけ捉えたものなので、「浅い」と言わざるを得ません。
このGAPの2秒がなぜ生まれるのか?
ここからが深堀りです。
例えば「筋力不足」「靴」「場」などなど....
「筋力不足」にフォーカスしてみましょう。
練習メニューがいけないのか?
トレーナーの先生がいけないのか?
食事がいけないのか?
「靴」にフォーカスしてみましょう。
靴が自分の足にフィットしていないか?
「場」にフォーカスしてみましょう。
実際に、走る姿をみてもらいました。すると...
足場が悪いところで計測している。
などなど、このように順序立てて考えていくことが、「深掘り」の行為に当たることであり。かつこれが「ユーザー理解」です。
2秒というGAPの中から課題がたくさんでてきましたね。
・ 練習メニューがよくないから筋力がつかない。
・ トレーナーがよくないから筋力がつかない。
・ 食事がよくないから筋力がつかない。
・ 靴が自分にフィットしていない。
・足場が悪いところで計測している。
ここまで、課題仮説が立てられれば、あとは順次検証していくことができます。そして、同じ課題感を抱えている人がたくさんいれば、それはビジネスになります。
もちろん、他にも市場性や競合、ビジネスモデル、マネタイズ、獲得チャネルなど考えることはたくさんありますが、まずはこの課題について深掘りできる思考回路を獲得することが大切です。
あっ、それと最後に重要な問いを、「毎月10,000円課金してくれるユーザー10人」と「毎月100円課金してくれるユーザー1000人」って獲得するのどっちが大変でしょうかね?って問い。
抽象化した概念ですが、この先が気になる方は気軽にご連絡ください。
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