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妹と台湾旅2023 その3 終
九份老街の「水心月茶坊」
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どんなガイドブックにもたいてい載ってる有名店。
ここは景色もよくてとても落ち着くのでかならず立ち寄るお店。高級店なためかそんなに混んでいない。
ギフトショップのたくさんある中通りを通ると恐ろしく混雑しているので、バス通りから崖沿い?にある非常階段のような狭い坂道を利用した。
途中ここは人んちの屋根では?みたいなところも歩いたりするけど楽しい。
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茶坊では、妹の名前と似ている名前のお茶があったのでそれを注文。冷静に考えると900元って!喫茶するだけで4500円もするのかよ!そんなに出したらコース料理食えるやん!という気もするけど、余ったお茶は持ち帰りにさせてくれるので、高いお茶をお土産にできると考えればまあまあ良しとする。
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お店の方が最初は台湾風のお茶の淹れ方の手解きをしてくれる。のんびりと1時間以上夕暮れどきを待ちながら10杯近くのお茶を飲んだ。
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店の人が眩しかろうと気をつかってロールカーテンをしめてくれるのだが、景色が見たいので閉めないでほしい。もう少し暑くない時期に、外のテラスで飲むのが最高に気持ちいいだろうね。
●水心月茶房
No. 308號, Qingbian Rd, Ruifang District, New Taipei City, 台湾 224
歩きながら日没を眺めつつバス停を目指す。次のバスは50分後だった。
台北行きは満席でほとんど乗れない状態だったので、基隆に戻る選択をしたほうがやはり正解かもしれない。何回か台北行のバスが来たけれど満員のためか停車することなく素通りしていってしまった。公共交通機関を使って移動するのはなかなか難しい街かもしれない。
謎の逆さ傘男が現る
18:45、基隆夜市に戻るバスが到着した、と思ったら急に折りたたみ傘を逆さに持った謎の男が現れて、列を作るように人を整理しはじめた。おいおい、こっちは1時間近く待ってるんだよ!こっちのほうが先!と人をかき分けて私たちも列に向かおうとしたら、なぜか順番ズルするな!!みたいな声で静止されそうだったので、ふざけんなよ!謎ルール急に適用してんじゃねえよ!と負けずにこちらも列にすべり込んだ。いや、割り込んだんじゃなくて、このバス停に待ち始めたのは私たちが一番だったんだよ!本当に!
こういうとき言葉がわからないと何も言えないのでひたすら理不尽な思いをするだけなのだが、これを逃したら今日中に台北に戻るのが苦しくなってくる。負けてはいられない。
めちゃくちゃ混んでるバスに乗りこんで、当然座ることはできなかったが、15分ほどしたら席が空いて同じく座ろうとした若い女の子とお見合いになり、どうぞ!どうぞ!と譲ってもらえた。台湾の子は優しいね。まあ、どう見てもこっちのほうがババアだからやね。人生で初めて若い子に席を譲ってもらった気分になった。
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サイバーパンクの世界のような闇とネオンの混ざり合った色合いが天井や車内のあちこちを一定のリズムで揺らめき照らす。
スタイルの良い若い男女が何組も寄り添いながら乗車していたが、みんな基隆の夜市に行くんだろう。海外の若者の週末の恋愛模様が垣間見えて、ウォン・カーウァイの映画のようにクールな絵だった。
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再び基隆の夜市へ
ピンク色の提灯がずらっと並ぶ賑やかな通りに着いた。基隆に戻ってきた!
夜市では魯肉飯が食べたかったんだけど行列が何十人も並んでいてちょっと待てない。世界一おいしいって言ってる人もいるお店だったけど、腹減ってるし、疲れちゃうしな。
寺院の中にあった比較的空いているお店へ。ワンタンが長くなったみたいな幅広麺のお店だ。出汁がおいしくて、中華と言ってもラーメンのようにコッテリではなく、うどんのように和風でもなく、魚のすり身や鳥のすり身、椎茸、香り野菜などの味が滲み出たクリアな味。
(夜市の入口にある奠濟宮というお寺の中にあった)
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●百年呉家鼎邊坐
200 台湾 Keelung City, Ren’ai District, 仁三路27-1號攤位編號27-2號
魯肉飯も頼んだが、イメージした角煮っぽい感じではなくそぼろご飯って感じのご飯だった。
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台湾のお店はほぼほぼアルコールが置いてない。夜市ではビールすら置いてないようだ。
あとで詳しい人に聞いてみたところ、コンビニで買ってきたのを持ち込みで飲むスタイルが一般的らしい。全然知らなかった。
夜21:00過ぎたか。台北に戻るのには鉄道かバスなのだが、バスのほうが早そう。
駅前セブンを渡ったバスロータリーから出ている1番のバスに乗る。
國光客運「1813 基隆-臺北」、55元ほどだったかと思う。
50分ほどで台北駅に到着。メトロでホテルの最寄り駅へ。
ホテルで、昨日のエリンギおみやをつまみに白ワインの残りをいただいて就寝。
3日目 いよいよ最終日
やっぱり朝は洗濯から。昨日のおじさんとおばさんの朝食の店の前を通るが、気づかれないように急ぎ足で通り過ぎる。
朝は中華風おかゆが食べたかったので、タクシーで行きやすい場所にある24時間飲茶のお店にした。
●吉星港式飲茶 Luckstar Banquet Hall
台北市南京東路一段92号
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翡翠餃子とおかゆ、春巻をオーダー。このお店、今までの飲茶人生においてトップクラスにおいしかったかも。
特に蒸し具合が絶妙で、皮もベタつかずほどよく蒸されている。翡翠餃子はおかわりしたいぐらいおいしかった。後で小籠包食べるから控えた。
しかし、いただけないとこもあって、食べてる間ずっとトンカンガシャガシャ!バリンバリン!!と割れた鏡をはめ替える作業を店内でしており、終始うるさかった。24H営業だからどこかでやらないといけないのはわかるけどさ。。
そして、いつものマンゴーかき氷へ。
妹の一番の目的はこれだからやはり最終日の今日は絶対に外せない冰讃。
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この日も20人以上行列を作っておりダラダラに汗かきながら1時間ぐらい外で待った。
日本からミントオイル配合の冷感シートを持っていって本当によかった。夏場行かれる方は必携ですぞ。
昼過ぎぐらいから天気が怪しい。台湾の手芸雑貨的なおみやげを買いに行くために永康街に。MRT淡水信義線の東門駅を降りて南に歩く。ここらへんは台北のおしゃれ女子に人気のエリアらしく、永康街、青田街、龍泉街のイニシャルをとって「康青龍」と呼ぶらしい。
タピオカイラストのTシャツやエコバッグなどが売ってるBao gift(https://instagram.com/baogift?igshid=MzRlODBiNWFlZA==)でおしゃれ雑貨を見ていたが、雷雨がひどくなってきたので少しお昼には早いけど鼎泰豊新生店に逃げた。屋根付き道路も多くて徒歩5分ほどのとこにあったのでちょうどよかった。
ちなみに、もうひとつ駅の近くにある鼎泰豊本店はレストランではなくお土産の専門店だから注意ね。
鼎泰豊は日本でもあちこちで食べられるのに、やっぱり毎日行きたくなってしまう。冰讃と鼎泰豊、どこまでもベタいチョイスしかできない私達である。
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Bao giftで買ったエコバッグ パンダがスイカにうまっててかわいいが使うのは夏限定か?
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そのうちどえらい雷雨が始まってしまい、最初の待ち時間は30分ぐらいの見込みだったのに、どんどんどんどんお客が出てこなくなって、ついに1時間以上の待ち時間になってしまった。屋根があるからまあいいですけどね。
最後の小籠包と空芯菜を食べて、店を出るとやっと小雨。
またショッピングエリアに戻ることに。
「郭元益(グォユェンイー)」の路面店へ。創業1867年の老舗の洋菓子店として有名だけどパイナップルケーキも近年は受賞しているらしい。日本人に人気があるのはオレンジ色の包装紙の酸味のあるタイプの方らしい。腹一杯だったので味見しないで買ってしまったけど、会社で配ったらすこぶる評判がよかった。
サニーヒルズは外側のクッキー部分がもっとサクッとしてるけど、郭元益のは生地部分はやや柔らかめ。ぼろぼろ崩れやすいけど、元々洋菓子店なだけあって、ケーキっぽいソフトなテクスチャーを目指しているのかもしれない。中のパイナップルジャムも高級な味がしてとてもよい。
お土産も買ったので最後のお楽しみ、マッサージへ
中山にあるリージェントホテル裏の「夏威夷養生館中山店」。ガイドブックで割引サービスクーポンがついていたのでそこに決めた。裏手に入ると両側のお店から呼び込みされたけど、初心をつらぬいてガイドブックに載っている方に入る。
店の中は狭くて、荷物置き場に困るほどだし、男女かかわらず同じ部屋で並んで足裏の施術をするので雰囲気もへったくれもないのだが、私を担当してくれた大ベテランお爺はまさしくゴッドハンド、今まで受けた足裏は足元にも及ばない、まさにこれが本場か!とうっとりするほど上手だった。足裏が終わったあとは奥のカーテン個室でボディケア。
お爺の手がクリームパンみたいでほんとふっくらしてて、マッサージ途中いっさいのガサガサ感やひっかかり感がない。なめらかクリームパン。
おばさんの日本語も達者で、台湾ドルが少ないから現金は無理というと、日本円でもいいよ、現金なら3800円、カードだと値引きできなくて1000tw(5000円)だから現金がお得です、と親切。日本円で支払いができてよかった!
名前に「夏威夷(ハワイ)」とついているけどロミロミっぽくもないしどのへんがハワイなんじゃ??と思わずにはいられなかったが、とにかく気持ちがよかったのでOK。
●夏威夷養生館中山店
台北市中山北路二段11巷15號
http://www.hawaiispa.com.tw/
ラスト夕食「青花驕 麻辣鍋」 台北光復南店
クリスマスカラーっぽいビジュアルの美しい火鍋屋として最近よく本に出てるお店。
ここはいかにも台湾で合コンするならここかしらというようなおしゃれスポットだ。かなりの人気店なので1ヶ月前から気合を入れてweb予約しておいた。
モスグリーンを基調としたモダンアールデコという雰囲気のインテリアでめちゃめちゃおしゃれ。
そしてシステムが複雑で、ぜんぜん何にもわからない!!
お姉さんが早口の英語で色々教えてくれたんだけど複雑すぎて何をどうするのか全然覚えられなかった。
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火鍋だから当然2つに仕切られた鍋があるのだが、それぞれにいれる肉が違うし、ややこしい!エビのすり身が大きなスプーンのようなお皿に入れてあるのだが、見た目海鮮のカクテルのように見えなくもないので前菜かな?と思ってそのまま食べようと思ったぐらいだった。どうやら自分でスプーンでくるんと丸めて入れるらしく、そういうシステムの細かいところをよく知らないととんでもないトラップにはまりそうだった。
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木曽路で10人分の宴会か?ぐらいのでかい肉皿が数枚ワゴンでやってきたのだが、2人では到底さばききれない。ややこしすぎて、2時間しか時間がないのにくるべきお店ではなかったと思う。麺までついてたけど全然たどり着けなかった。
あと、ツケだれなどの薬味のカウンターがあるなんて知らなかった!
妹はレバーだって言い張るんだけど全然質感が違う、、、と思ったら鴨の血を固めた豆腐らしいっす。ちょっと不気味すぎて1つしか食べられませんでした。
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そんな感じでばたばたと夕食を終えて、タクシーでぶっとばして台湾の旅は終了。1200元、ギリギリ現金使い果たした。
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終わり
おまけ
妹がずっと旅の間抱えて歩いてたmimiちゃん(仮名)
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