9月9日 立つとは
無駄なものは一つも無かった、それはそうかもしれない。けどそれではあまりに傷ついた自分が可哀想だし、傷つけた他者を軽視している。人間が生きる上で逃れられない業のようだ。
久しぶりに行きつけの店に行った。店に入った瞬間馴染んだ顔がいる。それだけで嬉しい。それから、記憶にははっきり残ってないけと楽しい話をした。マルヴァジアのオレンジワイン(多分)を飲む。オレンジワインの引っかかり感が苦手な自分にとっても飲みやすい。旨い。
レッテルで紹介される。でも、レッテル以上に分かりやすいことはなく、仕方ないなとも思う。
今までは歩いて帰れていたから気にしなかった終電に揺られて帰る。無事に帰れる安堵よりも、まだ続く夜を終わらせてしまった寂しさが勝つ。
電車に揺られて乗り過ごしてしまわないよう、空いた車両内で、突っ立ってこれを打ってる。