10月18日 編むこと
朝、目覚ましが既に鳴ったのに寝ている感覚が2回くらいあった。アレクサに時間を聞くとまだ目覚ましが鳴る前だった。目覚ましが鳴ったので諦めて起きた。ここまでの短い文で、目覚ましが鳴ったを多用し過ぎている。
バス停まで向かう途中、横断歩道の白いところだけを歩いていることに気づいた。グレーチングの境目を延長したところを歩いていた。気づかないうちに様々な制約の上を生きているし、別にその制約はだれかに言われたものでもない。
仕事。もう金曜日という感覚がない。月曜日祝日だったし火曜日出張だったからだ。
色々な打合せがある日だった。これは必要だと思っていたことに対して承認がおりた。やったぜという気持ち。しかし、その打合せに呼ぶのをすっかり忘れていた人が拗ねているかもしれないとの噂。取り組みが上手く行かない可能性はなるべく潰しておきたいので、ミスったな。しかし、ここにも解決すべき問題があるんだ。
最近これからどうしていいのか分からない。ずっと今の部署がイヤだと思っていたけどそれが揺らいで来ている。それは良いことのはずなのだが。今を肯定的に捉えられるかどうかって、今までをそれなりに納得感のある物語に編むことが出来て、未来に多少の希望が見えていることなのではと思う。今まで編んできた物語とその先が変わりそうなことに対してどうしたもんかと思う。世界や周りの人に対する見方が変化してしまいそうな感じがしてそれが怖くある。
虚と実を考える。実で考えられる範囲や関われる範囲って限られていると思う。やっぱり"誠実に生きるのは難しい だけど出来るだけトライする毎日"だ。
別の打合せ。今日は上司の機嫌が良さそうだった。声のトーンが全然違う。牛歩で進んでる案件が今日も牛歩で進んだ。
コツコツ進めるということが苦手だ。一歩で大きく登れるところを行きたい。その場その場で一歩で大きく登れる方へと行く先を変えながら進むことはいけないのでしょうか。
20時退勤。もう行きつけとは言えないくらい久しぶりのワインバーへ。歩いていたら思いの外暑かったので一杯目はキリッとした白にした。最後に飲んだオレンジが味わったことのない複雑さもあるけど親しみやすくて好きだった。
今度バーに立つ時の参考にと見回す。カッコいいソムリエナイフが置いてあるだけでもサマになる気がする。俺が持ってるのは大学生の時に買った400円くらいのやつ。
バーに立つんですよと言いたかったけど、他のお客さんもいて言えなかった。
最近オススメの曲ないですかと聞かれて、汐れいらの曲を流してもらった。一曲目に流れたのは店の雰囲気にもばちっとハマっていたのだけど、二曲目以降が結構アップテンポで店の雰囲気にはそぐわず申し訳ないという気持ちになった。
帰り道でカップ麺を買ってしまう。買わないでおこうと思っていたのに、思い出のあるお店のが売っていたので買ってしまった。あまり再現度は高くなかった。
気合いでシャワーを浴びた。明日の自分は感謝するだろうと思いながら。