往復書簡 暮れの忙しなさに紛らせて

あー、とても間が空いてしまいましたね。

実は返信書こうと思いながら、書ききれず、これとは別の下書きが3つあります。

なぜまぁこんなに返信が空いてしまったかというと、生活に大きな変化がありまして。近いうちに妻と別れることになりそうで、ちょっと前から1人暮らしになってまして。

そうなる少し前から、ここに書こうかなぁと思うことはあるものの、なんかまぁ言葉に上手くまとまらず、少し書いて、やめてってなってました。文章に起こすということは、無限にある事象からある一定の箇所を切り取って、そこにハイライトを引く行為だなという行為だなと感じた。どうしても何かが違って何かを掴み損ねる。そして、仮にその時掴めたと思ったとしても、未来には確実にズレが起こる。

でも年を越させるのもなぁと思い今書いてます。とてもさらっと終わらせるつもり。

ここを理性的に制御して、今抱いているエモを適度に楽しみつつ、新しいエモの発見も逃さないよう気を配る椎茸の生き方。

ここの性格の違いが、現在の我々の生活の違いに反映されているような気もする。おいらだって結婚したいけど、彼女すらヨーロッパに来てから3年できていない。どちらが社会に適した生き方か、わかりますよね。

前の返信に書いてくれてた、"社会に適した"っていうのは曲者だなと思う。おれはそこそこ器用な面もあるので、なんとか適応しているが、それにはやはり努力が必要で、なかなか疲れてしまい、持続的ではない。器用な面もあると書いたが、基本的には不器用ではあるし、難しい。

自分が深く自分でいられるかどうか、来年はそれを目指していこうかなぁと思ってる。

椎茸ってラーメン好きだっけ？

そこそこ好き。(めちゃくちゃ好きと言うと、ラーメン狂とでも言えそうなくらいのラーメン好きからホントか？と言われそうなので、めちゃくちゃ好きとは言えない)

あまり味覚が鋭い方ではないからというのもあるんだけど、食べ物って概念とか思いを食べてるんだなって最近思う。よく通ってるラーメン屋さんは味ももちろん美味しいんだけど、店の雰囲気、元気な店員さん含めて好いていて、あの店でしか満たせない何かを求めている。仕事帰り、ラーメンを食べたいって気持ちになる時があるけど、それはラーメンの味を食べたいというより、旨味が過剰に詰まった少し体に悪そうなラーメンという概念を欲しているように思う。
この話はラーメンだけに限った話ではないんだけど、ラーメンが一番当てはまる気がして、特殊な食べ物だよなぁと思う。
ここまで書いてみて、ちょっと前にこの話電話でしたかな？と思った、重複してたらすまんね。

最後に、次の返信は来年の抱負を教えて下さい。

では良いお年を。