4月14日 生姜焼きの思い出の話
玉ねぎがたっぷり入った、こってりとした味付けの生姜焼きを作ろうと思った。ついでにきくらげも入れるために、お湯で戻しておく(水でゆっくり戻すのがオススメと書いてあるのはいつも無視している。すまん。待てないんだ。)。
玉ねぎを炒めて、豚肉を炒めて、きくらげを炒めて、チューブのにんにくとしょうがを入れる。使い切ろうとすると入れすぎかなぁと思いながら、ええい!としょうがをどさっと入れる。めんつゆをざっと入れる。タレがまだ残っているところに溶き卵を流し入れた。
キッチンにいい香りが漂って、「あ、バイトのまかないのにおいだ!」と思い出す。
バイト先はフレンチレストランだったけど、たまに生姜焼きがまかないの時もあった。生姜焼きがまかないになるのは大抵終わりが夜遅くなった時。お客さんが帰って、片付け始めるくらいにシェフがご飯を炊き始める。片付けを始めると同時に、店の音楽が雰囲気のあるフランス語(と思う)の曲から、地元のラジオ局か、その時シェフが好きな曲に変わる。まかないにワクワクしながら片付けをする。
厨房からいい匂いがする。玉ねぎがたくさん入った、(今日分かったのだけど)しょうががたくさん入ったいい匂い。千切りキャベツもたっぷり添えられている。たれにびしゃびしゃ浸しながら食べるキャベツもとても美味しい。
まかないでしか使わないだろうという味噌もどこかから出てきて味噌汁もある。
終わり時間が遅い時、逆にテンションがハイになって楽しかったな。良いんだか悪いんだか。少なくとも、お客さんが来なくて、仕込みと掃除だけして早く帰った日の気まずさよりはよっぽどよく、その後に食べた生姜焼きは美味しかったな。
今度から、生姜焼きにはしょうがをたくさん入れようと思う。
あれ、もうちょっとなんか書きたいことあったのにな。まぁいっか。