9月7日 結局美しいと
推しの卒業が発表された。ネガティブな気持ちは湧かなくて、これからを祝福したい気持ちになった。今までの推しの卒業の時にもそう思えた俺はとても恵まれていて、幸せなことだなと思う。いや、幸せだと思うことは、様々な葛藤の上で決断した本人のことをあまりに尊重できてないか。
読んで、聴いて、"推し"という言葉について考えたのに、結局"推し"という言葉でしか指し示せないことに気づいた。そして、知る由のないことをあれこれ考えてしまったり、勝手に自分を重ねてしまったりしている。
家に帰って来てから、DVDを取り出して、個人MVをリピートで流してる。
タイトルの"わたしたち"は多分アイドルとしての"わたし"と、パラレルワールドのアイドルじゃない"わたし"で、そんな"わたしたち"の共通の未来ってなんだろう?と考えてみる。
ある種の普通を抱えていながら、アイドルである。もう一人の"わたし"は何もパラレルワールドの"わたし"だけではない。
複数の"わたしたち"が望む未来へ。まだ明け方を思わせるような淡く滲んだ紫色にいて、心の向く方へ進んでいける、そんな気がしてくる。
"アイドルソング"ではないけど、どこまでも"アイドルの歌"であるこの曲が好きだなと思うし、この曲を歌えるのは宮田愛萌しかいないよなぁと思う。声から、アイドルとアイドルでない存在の狭間の揺らぎのような情感を感じている。
勝手な語りはこれくらいにしておこう。とにかく幸せな未来があるように祈っておこう。