2月19日 想像じゃなくて妄想で補われた現実
熱意の味
人をここまで動かす温玉旨辛ラーメンっていったいどんなもんだろうと思い、出前館に登録して、注文してみた。
確かに、普通の麻婆豆腐のアンとも違う甘み。記事から甘さだけを想像していたけど、しっかり辛い。旨い。これをまた食べたいってなる気持ち分かるな。
あなたの方がお疲れ様
髪を切りに行った。シャンプー終わった後、「お疲れ様でした〜」って言われるといつも、お疲れ様って言われるべきはあなたの方ですよと思い、心の中で「お疲れ様です」と念じる。
いつもは「この後何か予定あるんですか?」と聞かれて、特に予定もないので、わたわたした答えになってしまうんだけど、今日は映画見に行くつもりだったから、はっきりと答えられた。
想像が足りないから妄想する
映画Codaを見た。
https://gaga.ne.jp/coda/
好きな人がみんな(過大な見積り)良かったと言っていて、とても気になっていた。
映画館で見た方が良いと言われてた理由が分かった。映画見た人なら分かると思うあの印象的なシーンで大泣きして、マスクを濡らした(今の世の中だと、袖を濡らすよりも、マスクを濡らすの方がしっくりくるな。)
なんだろうな。とても感動するシーンだったんだけど、それで良いのか俺、という気持ちもある。
友達の結婚式に呼ばれた時に、友達の両親が泣いているのを見て、もらい泣きした時と似てる。ここに至るまであった楽しいことや苦しいことを勝手にインスタントに想像して、それに感動してしまう。苦労や、言葉にならない思いを勝手に想像して感動する。
そして、自分もそのような美しい思い出を作ることを求めてしまう。思い出は振り返ると美しくなるもんだけど、それを期待してしまうのはどうかなと思ったり、あり得ない過度な期待をしてしまったりする。
想像力が欠如した分を妄想力で補ってしまって現実の人を捉え損なってしまう。そういうことはもう嫌だと思う。
現実そのものなんて無くて、結局個人がどう思うかだと思うが、過度の理想化で、人とすれ違ってしまうことは避けたい。
めちゃくちゃ良かった映画を見た後なのに、こんなことを考えながら長い散歩をした今日だった。