2月21日 The Light

優しいモーゼ

退勤の帰り道、救急車が横を通り過ぎていった。若干渋滞気味の片側二車線で、車が左右に寄って、中央を救急車のために空ける。その時、車がとても有機的なモノに見えた。普段は道を進む無機的な存在だけど、愛おしく思えた。中に乗ってる人が運転してて、救急車が来たら道を開ける、そういう普通のことと認識してはいるけど、それ以上の光景に見えた。と、まぁ暖かさって良いなみたいなことを思ってたけど、ただモルカーっぽいなって思っただけなのかもしれない。

郷に入っては

帰りはここ最近よく行ってるラーメン屋さんへ。味もそうなんだけど、店員さんから元気をもらってる気がする。こっちが恥ずかしくなるくらいの元気さだけど、こういう時恥ずかしがるよりも、しっかり受け取った方が良いことが起こると知ってる。ライブハウスで最後尾で腕を組んでるより、モッシュピットに飛び込んで、体を動かした方がいい。
ここで、ラーメンを食べた後の帰り道は良い夜の曲を聴きたくなるなと気づいた。今日はリリスクの新曲を聴いて帰る。

最近、聴いた時はイマイチよく分からなかったけど、聴く度にしっくりハマってくる。
街中を重低音響かせながら走るクルマのこと嫌いだけど、ちょっと憧れる気持ちもある。好きな曲を聴きながら、少し増したように見える灯りの街を走るのはそりゃ楽しく、大切な時間だろう。