10月19日 周波数
朝、目が開く。ああ、お酒残ってる。二日酔いという程ではないけどネガティブな気持ち。寝転がったまま、むかない安藤の動画をダラダラと流し見する。
1時間半くらいしてやっと起き上がる。頭の左側に無重力感がある。ああ寝癖だ。昨日の自分は寝る前にシャワーを浴びたことを今日の自分に褒められると思っていたけど、今日の自分はもうちょっと髪乾かしてから寝ろやと思ってる。
やることリスト(ToDoリストよりやることリストと言いたい)を作ろうと思ってパソコンを開いてみるも全く筆(キーボード)が進まず。
とりあえずもう家を出ることにした。今日は日中30度まで上がる。でも夜は雨も降って寒いだろう。何を着ていこうか迷って七分袖にした。
ファミレスへ。豚汁定食を頼む。豚汁、納豆、生卵、れんこんのきんぴら。今日は納豆と卵は別で食べたい気分。あ!納豆のタレを卵に使って、納豆は醤油にした方が美味しい気がする!大正解だった。食べながら、発酵して旨味も多い納豆は醤油で十分で、ただのタンパク質の卵には旨みと甘みがあるタレの方が合うんだろうとか考える。
感覚で気づいたことに解釈を与えることが好きなんだろうと思う。
最近気づいたことがある。ドリンクバーでホットコーヒーを飲む時いつもカプチーノを飲んでいた。家では作れないから。でもふとカフェオレを押してみた。カフェラテのが旨い。いや、今の自分にとってはカフェラテのが馴染む。
古賀さんの本を読む。"やらいでか"という言葉が出てきた。昔カービィで出てきて、どういう意味?となった記憶がある。検索に「やらいでか」と入力したら、「やらいでか カービィ」と予測が出てきた。
知らない単語との向き合い方でいつも思い出すことがある。漢文か古文の単語帳で「さんすくみだ」とイラストの人物が呟いているのがあった。全然意味が分からなかったけど知ったかぶりをした。今だったらすぐに調べるだろうけどガラケー時代の当時、少なくとも自分にとって検索するという行為はなかったのだろう。
おみゆの好き蒐集倶楽部の公開収録を見に行くため、中央線文化祭へ。屋外だったのだけど、マジで暑い。着てきたシャツが汗ジミが目立つもので、ワキ汗がとんでもないことになっていてかなり恥ずかしかった。とりあえずなるべく見えないようにワキをぎゅっと閉じて過ごした。
おみゆさんカッコいく美しい。佇まいから矜持を感じる。ボブの毛先のラインがとても良かった…。
本当は阿波踊り、パリッコさんと古賀さんのトークも聞きたかったけど移動する。
フェスへ。友達に誘われて。音楽のライブからすっかり足が遠くなってしまった。色々思うところがあったし、足が遠のいている理由も分かってきた。
周波数という言葉を思いながら見ていた。フェスなので自分は全く知らないグループも出ている。上がらない心のままに体を動かしている時間がある。でも、自分にはそうでもブチ上っている人もいる。違いがある。自分にとってホントのことと他の人にとってホントのこと。それが事実であって、ウソではない。発される音楽を受け取れるかは受け取り側のチューニングにかかっていて、それはある程度調整できるけど、響かないこともある。
心が震えない時、頭の中がうるさい。色々余計なことが浮かぶ。今の自分は踊っているのか踊らされているのかどうかとか。好きなグループを見ている時は、そういう気持ちは全く浮かばず、身体で音楽を楽しんでいた感じがあった。途中で時間を確認することもなかった。
斜め前くらいにいたカップルがキツかった。相当酔っ払って飲み物こぼしていたなと思ったら、良く分からない踊りを始める。良く分からない踊り自体は良い。それが音楽から生まれた動きならば。でもその動きというかノリがどう見ても、彼女に見せるための動きだった。そして曲中も近くに抱き寄せて耳元で喋っている。曲中に喋るべきことなどないだろう。酔いと変な踊りでそのままこけて、真横のカメラにもぶつかっていた。
視界の3割くらいにそれが映っていてとても目障りで胃が痛くなってきたので場所を変わった。
でも、自分の動きも本当に音楽から引き出されたそのままの動きかというとそうではなくて周りの目を気にしたものだ。とても癪だが、アイツと全く違うかというとそうとも言えない。いや違うとは思うのだけど。
終わった後、友達と中華料理を食べて帰った。ザーサイを頼んだら想像の2倍くらいあって嬉しかった。
電車、かなり足がしんどかったけど座ったら寝てしまうような気もした。