9月22〜25日 潔

大学の後輩と公園で将棋をすることになった。カンニング自由でやりましょうと言われたので、図書館で将棋本を借りる。やや専門的っぽい本は個別のケースでどう打つか?ということが書いてあるけど、そんな具体的なことが役立つ訳もなく、ポップなひふみんが載った入門書を買った。
お互い小学生ぶりぐらいで丁度良いくらいに白熱して楽しかった。後輩の方が地頭が良いので、これ以上続けてたら勝てないだろうな〜と感じる。まぁ既に負け越してたし。
3手先を想像するのにもやっとで、一手打つことは、ほぼ祈りでもあった。

とある展示を見に行った。何度か個展を見たことある方の展示で、今までとは違う新たな表現手法を試みていた。自分にとってはその表現手法がハマらなくて、あまりグッとこなかった。でもそれによって逆に、自分が好きな作品の要素が分かったようにも思う。あり得たかもしれないあったパラレルワールドがビビットかつノスタルジーを伴って表現されているのに弱い。ロマンチストでセンチメンタリストだ。

大学の時の同じ学部の友達にあった。同じ学部だけど、その専門の話をすることはなく、ひたすら食べ物の話をした。これだけ食べ物の話が合う人と全然関係ないとこで会ったのは不思議だなぁと思う。専門ではなく趣味で繋がっている。

オランダに帰る前のともと飲みに行った。おれらは向かう先や興味の対象は違っている。けど、根本の所にある何かは同じだということを確認したと思う。そして、そこを確認するのはやっぱり直接会う方が良いんだろうなぁとも感じた。また会おう。
人に会うのをめんどくさがる俺に置き土産も置いていってくれてありがとう。まったく見透かされているよと思った。

読書会に参加した。ここなら話しても受け取ってもらえるだろうと思ってつい話過ぎてしまった。他人の振舞いについて自分が言ったことは、鏡写しのように自分にも当てはまっているのでは?と、読書会が終わってから反省してる。とは言ったもののとても楽しい読書会だった。

最近仕事をするなかで、どうしても出来ないことがある。まいど身を引き裂かれるような気持ちになる。その話を友達にしたら「向いてないもんね」と言われた。
思想的な潔癖症のようなところがある。どうしても出来ない、その裏にはどうしてもやりたくないがある。それは一般に考えれば折るべきところだし、その方が良いとも思う。けど、折らずにいられる道があるとすれば、そっちが俺が進むべき道だと思う。


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