祥子です。
web/graphicデザイナーをしています。
さて、デザインは文字や言葉と同じように人に想いを伝える手段の一つで、デザインを通して伝えることをビジュアルコミュニケーションとも言います。
で、思ったのです。
ビジュアルコミュニケーションにもマナーは存在するのではないか?と。
まず、言葉・文章でコミュ障な私がコニュニケーションのマナーとか、マナーがなってない私がマナーとか語るのはあれかなと思ったんですが、語彙少なすぎて「マナー」以外の言葉が見つからなかったからこれでいきます。苦笑
ビジュアルコミュニケーションにもマナーが存在する
これは、「ノンデザイナーでも簡単に見た目が良くなるデザインのコツ」みたいな資料をまとめていて感じたことです。
見た目が良くなるコツって、ベーシックなものはかなり簡単なことで、
もじを端まで詰めすぎない
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関係あるものとないものの隙間に気をつける
↓↓↓
文字のサイズに差をつけて主従関係を明らかにする
↓↓↓
画像や文字は引き伸ばさない
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みたいな感じで、見た目をよくするコツというか、言い換えれば情報を正確に伝えるための工夫です。
知ればめっちゃ簡単だし誰でも覚えられると思う。
配膳で言ったら
左にご飯、右に汁物
みたいな。
人に何か伝えようと思ったとき、言葉とか文章ではある程度マナーを気にすると思うんです。敬語とか。(って言ってる私の語彙力よ。。。)
ビジュアルコミュニケーションでも誰でも最低限使いこなせたらいいルールってあると思ってます。
毎回、ガッチガチにこのルールを守るとかじゃないけど、ビジネスとか公式の場とかでは最低限できていた方がいいこと。みたいな。
それこそマナー的に。
でも今だと、それができてる人とそうでない人の差が顕著というか、「デザインとかそういうセンスないから」でやらなくてもいい事化してる場合が多いんじゃないかな。
敬語や、文章の書き方みたいに「習う」機会がほぼないから当たり前っちゃ当たり前なんですけどね。
あとすごく感じているのは、資料とかチラシとかを手書きで作るとそれなりに見た目に気を使えるけど、パソコンを触り出した途端にソフトの機能に翻弄されてそういうことを忘れちゃうことって多いと思います。
ソフトの機能に振り回されたり、使いこなすことに気持ちがいっちゃって、見やすく伝えるところまで気が回らなかったり、ひとまず形になったことで満足しちゃったり。
(わかっているけど、ソフトが使いこなせないもあると思います)
手書きでいうところの、「とりあえずなぐり書き」みたいなところで止まってしまっている感じがする。
手書きの文字だと、上手に見やすく書く=マナー。
デザインソフトが高価だった時代は終わり、誰でも簡単にデジタルでデザインできる今だからこそ、デジタルで作られるビジュアルでも
上手に見やすく作る=マナー
みたいな考え方が必要なんじゃないかな。
特に、私みたいに個人でビジネスをしているとビジュアルコミュニケーションの上手さはそのままブランドイメージに直結します。
公式の資料やページなのに、見た目がイマイチでなんか萎えちゃった。みたいなことありませんか?
もし自分がビジュアルコミュニケーションのマナーと、上手にするための方法を習得していればそういうふうに思われるのを避けることができるし、差別化もできる。
デザインを外注するときもそういったことが身についていれば、「直感的な好き嫌い」以外の判断ができます。
ほんと、みんなに必要。ビジュアルコミュニケーション能力。
私は言葉や文章でのコミュニケーションに苦手意識を持っているので、余計そう思うのかも知れません。
無意識のうちに、コミュニケーションの中で一番苦手意識のない「ビジュアルコミュニケーション」を選び取っていった結果デザイナーになったところもあるかも。笑
でもそんな私だからこそ、こういうところで貢献できるのかな。と、いうことで、需要があれば「ビジュアルコミュニケーションの基礎マナー(仮)」を習得してもらえるようなサービスを作ってみようかなと思っています。
マナーというよりもっとラフに楽しい感じで。
どんなデザインにするか思考をねりねりする時間ってとっても楽しいから。
一人で考えるとどうしても業界目線になってしまうので、「こんなのがあったらいいな〜」とか教えてもらえるとめっちゃ嬉しいです!