俺とニューロマンサー

よく来たな。
俺は毎日物凄い量の音楽を作っているが、誰にも聴かせるつもりはない

俺はだいたい年に一度くらいはニューロマンサーというサイバーパンク小説を読み返す

ニューロマンサーとは何かという説明はしない
そんなもんは他の誰かやウィキペディアに任せる

この小説はよく難解だと言われる
様々なサイバーパンク用語が出てくるが具体的な説明はほとんどない
読むこちらが勝手にイメージするしかない
登場人物たちが今、何のために何をしているのかもよく分からない

何だかよく分からないがとにかくクール
それだけの小説とも言える

とはいえところどころに、ふと考えさせられることもある
それがまたその時の自分の心境によっていろんな解釈をする
読むたびに、ああここはこういうことかと発見することもある

なぜ今までここに気付かなかったのだろう
なぜ今ここに気付いたのだろう

その時の俺を写す本だ

別にそんなのはニューロマンサーである必要はない
歴史ものでも恋愛ものでも純文学でもケータイ小説でも哲学書でも百科事典でも
なんでもいいのだろう

どうだろう、お前の人生にそういう一冊はあるか?

例によって俺は推敲しない
面倒だし誰かに読ませることを前提にしていない

好き勝手に書いて紙飛行機にして飛ばすだけだ

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