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11/17(金) 檻のない牢屋
昼時、オフィスビルの外に出てみると嵐だった。折りたたみ傘は持っているが、果たしてこんなものが役に立つか。
しかし、ランチ場所に選んだ居酒屋にはさほど遠くなく、高架が屋根になってくれるのであまり濡れずに移動できた。
美味しくもないくせに値段だけは一丁前な日替りハンバーグ定食。今日はデミグラスの日だった。0円のコーヒーもいただいて、近所のスーパーで炭酸水を買って会社に帰る。
帰りは、更に雨脚は酷くなっていた。屋根の下を歩いても横殴りの雨が足元を濡らし、スラックスが重みを帯びる。空が変な色をしていた。何か黄みがかったような曇天で、溜めすぎた精液の色を感じさせる。ここのところ秋晴れが続いていたので、それがある意味空にとっての欲求不満になっていたのかもしれない。
この頃、何かに秀でたいという気持ちが強くある。また、その能力で皆から必要とされたいのだ。
今の職場でも必要とされていないことはないが、業務内容が私の好みではない。とにかく瑣末で、重箱の角をつつく日々。同じ作業の繰り返しのように見えて、脳死ルーティンワークを拒む細々とした差異に毎日襲われており、その度にどの上司に何を聞こうか、どう聞こうか、下手な聞き方をしたら、やらなければならないことが増えるかもしれない、とせせこましく考えてばかりいる。
「待ち」の多い仕事、というのも現状を好まない理由の一つだ。いろいろな部署に投げた質問がなかなか返ってこないから、「これを完遂した」という達成感がまるでない。それに、なまじチームの年長者であるため、役職もないのに中途半端な指導責任も負わされている。抜け出したいと考えても、無理もないだろう。
私の気持ちの整理をつける。言葉がうまくなる修行をする。今後の方向を模索する。。。
様々な理由があって、noteを始めようと思いました。
様々な人に見ていただけると、とても嬉しく思います。