マガジンのカバー画像

sabu

9
SIBF広報担当。普段は首都圏在住だが、ひょんなことから頻繁に、私的に佐賀に滞在している。勤務先の航空会社社内で同じソラを飛ぶ熱気球の面白さを勝手に広めている。仕事柄、気象に詳し…
運営しているクリエイター

2022年12月の記事一覧

突然の出会い 〜私のバルーン物語 2018〜

忘れもしない2018年11月のある日の話。 佐賀に友人が出来、その友人たちを通じて佐賀を知り魅了され、足繁く通い始めた秋のある日。 佐賀の友人が市内のある病院に入院したことを知り、その日の夕方の羽田からのフライトで佐賀空港に降り立ち、他の友人らと合流して病院へ向かった。 入院したとはいえ、元気な様子を見せる友人と久々の会話を楽しんでいる中で、ふと病室の窓へと視線を向けた時、夕焼け空に浮かぶ小さな点を見つけた。 あれはなんだろう?…と思いながら、その点をじっと見つめる。

バルーン立ち上げ前のちょっとした緊張の瞬間

インフレ=バルーンに空気を入れ膨張させ、バーナーで熱気を焚きこみ、気球を立ち上げること。ちょっとした緊張の瞬間のひとつです。立ち上がったバルーンの球皮内温度は、外気温に対してプラス70℃を超えます。 上の写真のように球皮が大きく開けば、バーナーから放たれた熱した空気が送りやすいのですが、その前にやることがこちら。↓ 大きなインフレーターを使い、球皮の中に空気(冷気)を送り込み、半円状に膨らませます。 寒い中に、バーナーからボォっと暖かい空気が伝わってくると、なんだかとて