セレ評〜2019season
皆様、様々なご意見をお持ちかもしれません。あくまで私見ですので悪しからず。全試合を通して全部見たのでトップの選手のみにします。U23は観てないこともありましたし、頓珍漢な事は書きたくないので。では振り返ってみましょう、2019！
【キム・ジンヒョン】#Overモリシ
今季のスーパー守護神は今まで以上にスーパーだった。理由は守備が整理されてシュートコースを確実に限定できるようになったこと。これでジンヒョンは「どっちに来るかな？」ではなく「こっちに来るでしょ？」と構えて受けられることが増えた。その結果、GKが常に悩まされる"迷い"が解消され、反応は格段に上がり、何度もベストセーブに選出された。それに加えてビルドアップでは、近くやミドルレンジの中盤にピンポイントで蹴るスタイルに変貌を遂げた。受ける側がうまくポジションを取ってフリーになれていること、キックの距離が近くなることで精度も安定した。そして今季はモリシの出場数を超えたが、これはとてつもない金字塔だろう。次に超えられる選手がそもそも出てくるのかさえ不明だ。なにせGKはFPより選手生命が長いのだから。来季は前半戦に失った勿体ない失点をなくし、年間24失点という大分のJリーグ記録を塗り替えて頂きたい
【圍謙太郎】#ウロタンケイコカ
昨シーズン福岡でレギュラーを張っていた大型ムードメーカーGKはカップ戦を主戦場として戦った。天皇杯もルヴァンカップも残念ながら敗退はしたが、ストレートで強力なキック、安定したセービングを見せた。来季は練習のムードメーカーとして活躍した2ndGKの丹野が抜けるので、より出場機会が訪れるだろう。ジンヒョンを取って食う勢いで、ジンヒョンにはない特徴を見せて、チームを盛り立てて欲しい。あと、インスタが大人しいのが意外だった
【丹野研太】#功労者
今季契約満了となった2017年二冠の立役者。今季は圍の台頭もあって中々満足できるシーズンではなかっただろう。盟友藤本康太からの激励と涙は印象的だった。練習でもベンチでも盛り立てる姿は心を打たれたし、GKとしてはまだまだ活躍できるに違いない。新天地での活躍を祈っています
【松田陸】#パパ
シーズン開幕戦は舩木にポジションを奪われ、まさかのトップ下での交代出場だったが、すぐにポジションを奪回。それ以降はむしろ誰が彼の牙城を崩すのか、という安定さで活躍した。寡黙な選手だが、セレtubeで「今のサッカーが面白い」や「鹿島にあそこまでできた」や「カップ戦のタイトル以上にダービーが大事」など、充実感とファン心をくすぐられる発言で我々を魅了した。解説などからも代表にぜひ！と推す声もあり、益々来年に期待したい。インスタをよく更新してくれるのは意外な一面だった。パパになって優しい表情や都倉をいじる悪いヤンキー顔もギャップ萌え(注:筆者は30歳手前の男性)
【丸橋祐介】#鉄人
鉄人は今年も健在。鹿島戦では怪我をしたものの、周囲の期待を裏切り数試合でスタメン復帰。持ち味のスピード、突破力、守備力に加えて、今季は大外だけでなくボランチの立ち位置に入ってビルドアップに大きく関与。特にセレッソの左サイドは清武、柿谷のように個の強みがある選手がいるため、ポジションは比較的左肩上がりになる。そうさせるべくしっかりと前の選手を操り、時にはリサイクル（ビルドアップのやり直し）をしつつ、と本当に見ていて頼もしかった。来年もその左足で魅せてほしい
【舩木翔】#デビュー
今季の開幕戦、まさかの右WBで初登場。尹体制はルヴァンカップで出ていたが、これまでの松田陸という壁を打ち破ったのかと思った。しかし、開幕戦は神戸を封殺したものの、途中から松田陸に取って代わられ、ベンチを温める。その後ルヴァンカップではゴールを決めるなど、一定の成果は出し、丸橋のケガもあって鹿島戦でスクランブル発進。守備面ではJ1の相手にも通用していたが、推進力の面では弱さは否めず、結果的には今季打倒を誓っていた丸橋が復帰するとベンチへ帰ってしまった。だが、舩木は丸橋と違って偽SBのタスク（ビルドアップの際にボランチの役割を受けて中央に絞りながら上がる）で内側に入ったとき、丸橋よりも多彩なキックから良いパスを何度も繰り出していた。実は大外を走るSBではないのかもしれない。今季のアンダー世代の代表合宿のインスタライブで「負けたくない相手はガンバ！」と固く誓っていたが、その気持ちを存分にぶつけられるよう、来年に期待したい
【片山暎一】#身体能力のバケモノ
最も評価が割れる選手の1人だろう。確かに大学までごく普通のサッカー少年として育ってきた環境（進学校から早稲田一般入学）もあり、足元の技術はほかの選手に比べておぼつかない。だが、戦術理解度が極めて高く、身体能力もピカイチな片山はSB、CB、SH、FWと実にマルチタスクを背負うことができる。どのポジションでもスタメンの選手に劣るかもしれなが、ベンチにいることがこれだけ頼もしい選手も中々いない。また、GKからサイドに展開したボールに対して身体能力を活かして競る戦術は、高い打点で競れる片山だから成立していた。目立たないがリーグ戦という長丁場を戦ううえでは非常に大事になる選手だった
【マテイヨニッチ】#Jリーグベストイレブン
誰が何と言おうが、Jリーグベストイレブンだ。だってダービーで豪快にゴール決めてくれたもん！以上！説明不要！来年も頼む！ちなみに、いつの間にそんなにイケメンになったんや。初来日した時は髭もじゃもじゃで超短髪やったやん
【木本恭生】#顔だけベテラン
昨季スタメンを勝ち取った木本は持ち前の足元の技術でビルドアップ式のスタイルに即応。またボランチでも出ることでCB、DMFの過不足をうまく吸収した。FC東京が噂されてるが、それはダメだ。絶対ダメだ。そして奥様が綺麗すぎて嫉妬をした
【瀬古歩夢】#待ちわびたOHH
やっと出てきたか。当然、チャントも過去の大物に倣って「世界を目指し」がち。目指せる選手なので当然やけど。来年はぶっちぎりのスタメンを勝ち取り、オリンピックでバリバリ活躍して海外に行ってほしい
【藤本康太】#ありがとう
清水戦のレビューで思いの丈を十分書いたので今回は割愛。感謝しかない
【山下達也】#開幕戦を忘れない
開幕戦は山下のおかげで勝てた。ビルドアップがこんなにうまくなる選手とも思ってなかった。まじめな性格と練習の賜物なんだろう。そして柏に行くとも思わなかったが、来年に戦えるのは楽しみ。僕たちは拍手で迎えるよ(札幌と違って) あとこれまでもマニアックなボケをしがちだったが、やはり山下のインスタはとても面白い。いつもツボに嵌まっている
【水沼宏太】#元ウインガー
尹晶煥の下で香車として覚醒した選手が、今年は桂馬の能力を手に入れた。「サッカーが面白い」、「成長してる」、「最高の試合はダービー」とまさに今季のセレッソを示す発言を繰り返してくれた副キャプテン。今季は本職右SHの替え玉が不在の中、怪我なく1年間戦い続けてくれてありがとう。来年も頼りにしてまっせ！(千葉で夢は叶えないでね)
【清武弘嗣】#ケガはなんと1回だけ
毎年ビクビクしてたケガは1回に留まり、苦しい時もうまく行ってる時も先頭に立ち続けてくれた。ホーム最終戦のセレモニーでは大チョケの「き！よ！きよたけ！」でシーズンを締めくくった。SNSでファンに「我慢して欲しい」と繰り返しコミュニケーション取ってくれたことは本当に感謝。来季はゴールを増やして、ケガ0で行きましょ、キャプテン！
【田中亜土夢】#サウナー絵師
攻守で強度を求められた去年はほとんど出番がなかったが、今季はスーパーサブとして活躍。頭脳的なプレーやゴラッソを連発。守備の強度不足は否めないが、大事な試合でしっかり活躍をしてくれた。またピッチ外ではスポンサー獲得(フィンエアー)に貢献したり、個人イベント（個展、フィンランドツアー）に積極的に出るなど、マルチに活躍。ただ年齢やスタメンへの拘りを考えると出る可能性もあるのだろうか・・・？
【福満隆貴】#今や水戸の星
好きな選手の放出は悔しいが、中々出番がなかったことを考えると仕方ない。水戸ではクオリティの高いパフォーマンスでチームのJ1昇格手前に迫るまでの躍進を支え、大事な戦力として扱ってもらえたことに感謝だ。それまでは観たことのなかった水戸戦を何回かDAZNで観てしまった。現状を考えるとそのまま水戸に行くんだろう。17番のユニを買い損ねたことは、今年の後悔の1つだ・・・
【藤田直之】#不動の主任
今季、蛍と交換されるかのように神戸から加入した藤田は序盤こそ序列が低かったものの、ルヴァンで結果を残してスタメン奪取。相手をビルドアップで動かす際の舵取り役として不可欠な存在になった。特にサイドや最終ラインから受けるタイミングが抜群で、スムーズなビルドアップは彼無くして成立し得なかった。また守備では汚く潰すことも厭わず、敵なら嫌いになるけど味方になったらとても頼もしかった。(手癖、足癖めっちゃ悪いし、心配になるけど！笑)一方ロングスローは不発気味だったが、よく考えたら1点取れたので充分。あのロングスローにはもっと脅かされていた記憶があったので、勝手に物足りなく感じてしまったゼ。ありがとう藤田、ありがとう主任！
【デサバト】#イケメンライオン🦁
加入前は蛍のような潰し役の動画が拡散されていたが、なんと近距離〜中距離のビルドアップは藤田と双璧をなして上手かった。相手を剥がしてフリーでボールを貰うタイミングがこの人より上手い選手はなかなかいないだろう。イエローカード7枚はポジションやプレースタイルを考えれば致し方ない。DAZNの「期待したい外国人」で某北摂のカフェ屋さんに「もっと攻撃したい選手のはず」と言われていたが本当だろうか・・・？ソウザに見慣れていたサポーターからすればロングキックと攻撃の弱さに物足りなさを感じるかもしれないが、特徴が違いすぎるので比べるのもおかしな話かな。来季は未定のようだが、スムーズなビルドアップと守備で潰し切るためには、彼の能力は不可欠だろう。まずはしっかり怪我を治して欲しい
【ソウザ】#アイドル
今季はケガなどで序列を落としたおちゃらけブラジル人。ただ、ソウザは本当にプロフェッショナルだと思う。尹体制が肌に合わなくても言われたタスクをやり続け、ロティーナ体制に変わって序列が落ちても、出番が回ってきたらしっかりと真面目にやり続けた。デサバトが怪我して以降の数試合はビルドアップに関われず、ストレスも溜めていただろうが、徐々に慣れてくると持ち前の技術で「相手をいなす」+「逆サイドへ大きく展開する」+「攻撃にパンチを加える」と攻撃陣にダイナミックさをブレンドしてくれた。ソウザのおかげで怪我人が続出してもブレーキがかからずに勝ち星を積み上げられたと言えるだろう。シーズン当初に来季はいないと宣言していたが、サポーターは満場一致でセレッソに居続けて欲しいはずだ。スタジアムも大事だが、森島社長には早く銅像を建てて欲しい
【秋山大地】#来年は夢を叶えて欲しい
今季もボランチの一角になり切れなかったハードファイター。愛媛に修行に出ていた際の恩師に請われて山形へ移籍したが、こちらでも怪我などもあってベンチ入りが中心となった。怪我さえ癒えればJ2では確実に潰せる強さがある。どこでプレーするかは不明だか、今年の悔しさを晴らすべく桜育ちの一員として来年の復活に期待している
【西川潤】#期待
期待の2文字をぶつけておく。それしかない。とは言っても過度なプレッシャーを与えたくはない。来季は君のユニフォームを買うぞ。さぁ、世界へ飛び立つのだ！
【B・メンデス】#☝️青麺です☝️
元アンダー世代のブラジル代表という「胡散臭い」肩書きを引っさげて現れたアフロマン。シーズン序盤は動きも重たかったが、雑誌のインタビューで「来日当初はバカンス直後だからね。身体も重かったさ！」と素直にコメントするなど、まさにブラジル人のイメージをそのままに突っ走ってた。しかし身体が絞れて徐々にフィットすると真面目に守備をする、爆走でぶっちぎる、身体は強い、大事な試合でゴールを決めるなど、シーズン序盤の想像を良い意味でめちゃくちゃ裏切ってくれた。また彼のチャントはJ界隈でとても広がった。詳しいことは知らないが、それをキッカケに若い女の子を標的にする人間の醜さも学んだ。世の中には老若男女、さまざまな人間がいるのは理解しているが、そんな浅ましい人間にはなりたくない
【都倉賢】#返り咲きカウントダウン
遅咲きのストライカーは最年長で移籍してきた身ながら、さまざまな選手とコミュニケーションを取っていた。ケガは残念だったが、ケガをしてもこれだけ表に出てきた功績はとてつもなく大きい。SNS使いすぎやろ！ってツッコミたくもなるかもしれないが、負けが続いたら励ましの言葉を投下し、勝ちが続いたらより奮い立つ言葉を投下し、(SNSでは雄弁な)セレサポの心をガッチリ掴んだ。またローランドとのイベントでのMC、ファン感での大喜利など、これまでの選手にはあまりなかった役目も買って出て、ファンの前に立ち続けてくれた。プレーでは1点に留まったが、ケガをするまではダイナミックで力強く、来季に期待したい。以下余談。都倉賢の奥様、村上萌さんのSNSをフォローしているが、こんなにバイタリティ溢れた人はいないんじゃないかと思う。働き方とは？子育てとは？など様々な面で参考にしたいと思って憧れた。ただただ美人なだけでなく、力強さが溢れている。とてもカッコいいお姉様で憧れたので、勝手に宣伝しておきたい。そんな綺麗(元ミス成蹊大)な彼女は昔から田中みな実と友人らしく、先日の写真集を貰っていたようだ。あんなに綺麗な人よりもさらに顔が小さい田中みな実はちょっと異常だ。そして大好きだ。胸まで顔と言ってたから、それ込みでやっと顔のでかい僕と同じくらいの面積だと思う。話が逸れそうなので、この辺にしておく
【奥埜博亮】#MVP
惚れた。大きくはないにも関わらず、あれだけ身体を張り、ユニフォームを汚す。そんな姿に惚れた、濡れた、イッた。戦術理解度は群を抜いて高く、ボランチより前を一通りこなし、怪我人続出でブレーキがかかってもおかしくなかったセレッソを救ってくれた。本職ではないので、中で合わせるのはあまり得意でなく、シーズン2桁には届かなかったが、来季以降はどこで出るのだろうとワクワクさせてくれる。終盤ではサイドに流れてうまく受けたり、貰えないことに苛立ちを見せるなど、慣れてきて自我がより見え始めたが、これもまた愛おしいと思ってしまった(注: 筆者は30歳手前の男性)
【柿谷曜一朗】#どん底から評価を戻した桜の8番
シーズン序盤こそスタメンだったが、コンディション不良などと共に序列は落ちた桜の8番。ただ今年は自らのことを見つめ直したようにも感じている。松本戦はベンチから仲間を盛り立て、下の世代に気を遣い、ベテランに差し掛かってベテランの風格も出てきた。そんな中、清武の怪我で突如左SHに入るのだが、世間一般のイメージを覆してソリッドな守備を披露。感覚的に、とインタビューでは言ってたいたが、元々スライディングの守備はうまく、足もそこそこ速く、身体も弱くはない。そこにポジションのルールが指導されたおかげで大崩れすることなく清武の穴を埋めた。当初は丸橋、藤田、松田らにポジションを指摘されていたが、慣れてくると持ち前の技術で徐々に攻撃で機能し始める、札幌・清水戦と大事なゴールを決め、セレッソのラストスパートを担った。今までの柿谷曜一朗の経歴を考えれば不十分かもしれないが、個人的には今年の成長が来季に繋がることを期待したい。裏抜けとトラップ以外でも相手を破れる選手だし、来季は彼が、彼こそがヒーローになるだろう。
【高木俊之】#控えに甘んじるべきでないスピードスター
2018年は不振のFW陣に代わって得意のドリブル、ミドルシュートで切り裂き続けたスピードスターは怪我などもあって先発はたった2試合、2得点と中々フィットしない1年となった。ただロティーナは素早いドリブルで深さと幅を作れる唯一の選手として重宝している様子。今季はチャンスで悉く外し続けた。特にアウェイの大阪ダービーや神戸戦(あえてしっかりと神戸戦と言おう)で決めていれば全然違う結果になっていたかもしれない。DAZNでウイイレの企画に出ていた時、「スーパーサブという特色が付いていることは嬉しいが、プロとしてはスタメン狙いたい。」と言っていたところに強い意志も感じた。試合に出れば戦術面でもブラッシュアップされることは他の選手でも証明済。個人的にはドリブルで切り裂ける選手が好きなので、来季は怪我なく1年を戦い、2018のように牽引して欲しい
【澤上竜二】#未完の大器
今季はキャンプで右WBを試され、競争が激化したFWでは出場機会に恵まれず、基本的にU23で戦い続けた。しかし、天皇杯の山口戦ではソウザに勝るとも劣らないミドルシュートで勝利を決定づけるなど、ポテンシャルの高さは相変わらずだった。怪我も多く、年齢を考えると本人はセレッソを出る気があるのかもしれない、と勘ぐってしまうが、左利きで身体能力の高い選手は需要も多いだろう。残る、残らないにしても来年は返り咲いて欲しい
【鈴木孝司】#アキレス兄さん
町田で躍進を遂げたが、アキレス腱断裂により退団。しかし、琉球で見事に健在っぷりをアピールし、J1への挑戦権を見事に獲得した。セレッソでは交代出場が多かったが、川崎戦の決勝ゴール、浦和戦での阿部をファールに誘って退場に追い込んだシーンは見事。だが、スタメンに名を連ねると地力の弱さが見えてしまった。申し訳ないが、もう一段突き抜けないと厳しいだろう。来季はキャンプからスタートできるはずなので、より馴染んでくれることを期待したい
【山田寛人】#ポルティモ琉球
U23で活躍してトップ昇格を果たした逸材だったが、上への遠慮もまだ見えた。そんな中、鈴木孝司と入れ替わるかのようにして琉球行き。琉球でもしっかりとゴールを決めており、いずれ桜のユニフォームを纏って輝く姿を心待ちにしたい
※番外編〜
【小寺真人】#陰の参謀
ロティーナが東京Vに来る時の社長面談でたまたま通訳を任されたことからプロクラブの門が開いた苦労人。スペイン時代には言葉をバカにされたりしたらしい。そんな彼はテクニカルアナリストも兼任し、ロティーナ&イバン体制の重要なパーツだ。あと意外にも関西人なのか、めちゃくちゃベタな関西弁で通訳してくれる。彼を取り上げた記事で知っていたので、舞洲で「あ！小寺さん！」と声をかけたら「あ、どうも。ご無沙汰です。」と言われた。びっくりしてめちゃくちゃ変な間が空いた。だって初めましてやもん…
https://news.livedoor.com/article/detail/15703240/
【イバン・パランコ】#右腕
バルサアカデミーのコーチ、幼い冨安を育てた、クライフの下で学んだ、クライフ大学ではペップシティの研究をしてた、などの「元アンダー世代のブラジル代表」に匹敵するくらい怪しい肩書きを持つイケメンコーチ。舞洲に行けば必死に身振り手振りで小寺さんと二人三脚で指導をしており、コーチの指導する姿はとても新鮮だった。そんな彼はクライフから脈々とラ・マシアに受け継がれているポジショナルプレーを見事にチームに落とし込み、5月以降は安定した攻撃を構築していった。試合中は指笛を鳴らし、通訳なしでチームに指示を出していたが、どうやらスペイン語、英語に加えて日本語もかなり喋れるらしい。言語面ではこの3言語さえあればセレッソの選手に通じるので、トリリンガルは本当に凄い。ヴェルディ時代にはおでんにハマっていたらしいが、今はどうなんだろう？粉もんはどないでっしゃろ？
https://www.verdy.co.jp/news/7463
https://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=25579
【ロティーナ】#仏頂面の名伯楽
ここ数年で今の日本代表を送り出してきた名将が来た。彼のヴェルディ時代の教え子には畠中(マリノス)、安西(鹿島→ポルティモネンセ)がおり、彼らは口を揃えて「ロティーナの指導のおかげで成長した」と言う。だがシーズン前はスペインでチームを何度か降格させたことで監督業をできなくなった、とも聞いた。ヴェルディでも結局はPO止まり。さて、蓋を開けてどうでるのか、と言うところだったが、最高に良かった。いや、最高というのはタイトルを取った場合のみだ。撤回しよう。本当に良かった。監督を挿げ替えまくるフロントや解任を求めがちなサポーターはよく我慢できたと思う。4月までは「解任しろや！ユンさんに頭下げて戻って来てもらえ！」と息巻いていたサポーターも5月になれば冬眠するかのようにSNS上から消え去った。そんなロティーナは契約を更新。来季こそ熟成したサッカーで優勝争いを演じて欲しい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？