香里鐘-カリヨン-にて。ぶらりひとり旅
新潟市内、古町通り。
初めて訪れるその町は、40年ほど前は人通りで賑やかだったことを偲ばせる、いわゆる地方によくある元気がなくなってしまったアーケード街だ。
とはいえ頑張ってるらしき老舗もあり、まだまだ浮上する可能性を感じながらぶらつく。
それにしても暑い。
連日猛暑、新潟市内も湿度が高いや。
新潟駅前から萬代橋を渡り、目的地だった古町通りに着いたら、まずはどこかのカフェで冷たいものでも。
と、そぞろ歩くと、あら。あらあらあら?
なんだか魅力的な喫茶店が目につく。
ほんの100mほどの間に、足を止めさせる昭和エスプリの入り口が数件。
かくして、今、入れたてのコーヒーと熱々のブルーベリーブレッドを食しながら、懐かしくも心地よい、我が家に帰ったかのような香里鐘でnotoを書いている。
写真はNGのようなので載せない。
まー、ここは、やはりこの空間に足を踏み入れてほしいので、写真なんか無粋。
今どき、きっとググれば店の情報なんかすぐ出てくるのだろう。
だから、多くは語らないで、ただただ、私がこの店に確かに居る今を文字に記しておこう。
新潟市内は二度目だけど、前回同様、学生の家族を出汁についてきただけで特に用事があったわけではない。
だからもう、多分、この街に来る予定はない。
でも、もしまた来ることがあれば、もう一度、焼きたてアツアツのブルーベリーブレッドと、淹れたてのコーヒーを頂きに立ち寄りたい。
それまで、この街が元気でありますように。
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