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文章は「推敲するほど良くなる」なんて大嘘
「文章は推敲すればするほど良くなる」なんて大嘘です。
30年以上、編集者として
数えきれない原稿と向き合ってきた僕が断言します。
むしろ編集しすぎると、文章は死んでいく。
『文章は推敲(すいこう)すればするほど良くなる』
これほど危険な思い込みはありません。
あなたの心当たりはありませんか?
・「もっとよくしたい」と何度も書き直す
・言葉を選びすぎて文章が硬くなる
・誤解されないように説明を足しすぎる
・華美な表現を入れすぎる
実は、これらは全部「余計な編集」なんです。
過度な推敲を避ける訳とは
1.最初の直感を大切にする
第一印象で書いた言葉には、
あなたらしさが詰まっている。
2.「わかりやすく」より「印象的に」
細かい装飾より、
心から自然と出たフレーズが
読者の記憶に残るもの。
完璧な説明より、
心を動かす一言を意識しよう。
3.推敲は多くても3回まで
それ以上は、ほとんどの場合、
「よけいな編集」の領域。
シンプルに「伝えたいこと」だけを
意識して残していこう。
文章は「引き算」で伸びていく
僕の経験では、
文章力は「引き算」で伸びていく。
付け足すんじゃなく、
削ることで大切なことが見えてくる。
作家、山本夏彦の名言
「文は削りに削って危うく分からなくなる寸前でとどまるをよしとする」
削った先に残るのが
「あなたらしい文章」です。
具体的なステップはこう。
1回目の推敲:誤字脱字のチェック
2回目:重複した「表現」や不要な「接続詞」「主語」を削除
3回目:読者目線で違和感をチェック
そこで、ストップ。
これ以上編集すると、推敲し慣れてない人は
修正しすぎてかえって、個性のない
「つまらない文章」になってしまうことがほとんど。
最高の文章は、
その人の「素」が自然な形で出ている文章。
最後にアメリカの作家、エルモア・レナードの言葉を…
「文学っぽいな、と思ったら書き直すことです」
僕らの文章のいいところは
「文学っぽくない」ところ。
そこを活かしましょ!
『プロ編集者のSNS伴走プログラム』始めました。
よければ、のぞいてみてくださいね。
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