まちづくりでモデルの横展開?おねがいだから笑わせないでくれ。
地域実践ではケアシステム領域と暮らしとのあるべき関係性を約20年にわたり模索してきた。
この中で、あくまでも個人的な結論として「横展開」して仕組みを作っても、支援者側の支援になったとしても、市民のまちづくりには全く意味を持たないとの考えに至っている。
そもそも横展開、つまり移植できるモデルなんてまちづくりのレイヤーにのらない小さな事業レベルのものであり、またどんなに素晴らしいものを移植しても、それ自体の意味でしかない。
個別の事例によって、まちづくられることはないし、
少なくとも市民や社会にたいしたインパクトを与えない。関係者で喜んでいるだけだ。
理由は自分たちの手と頭で作ったものではないから。
まちづくりは市民による自治であり入れ替え可能な制度や専門家、そしてインフラにはならない。
それが僕の意見だ。