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地域共生社会政策への期待と不安・・・
地域共生社会の事例の中で、倉敷の取り組みは好感が持てますね。
https://www.mhlw.go.jp/kyouseisyakaiportal/jirei/07.html
国があげている事例の中でも可能性を感じる事例の一つです。
「情報弱者」である外国人が多い倉敷市は、地域社会と彼らのつながりを支援することで、彼らの孤立の問題を解消していくという切り口で報告がされています。
しかし、ここで重要なことは、この取り組みの中で必ず発生すると思われるコンフリクトをどのように調整し、どこに着地させていったのか?
そして、こうした取り組みによって、関係者の関係性に加えて、地域社会がどのように関わり、どのように変化、そして成長していったのか?
そしてこれらのプロセスに、地域共生社会と呼ばれるケアシステムがどのように機能・貢献したのか?それは本当にシステムによる効果だったのか?
むしろそちらの方が重要なのだと思うのです。
おそらく、現場の方々はそのような視点でみていると思うのですが、政策としてそこをクローズアップしていないことが、
この政策に対する不安を感じてしまうところなんです。
そうでなければ、ただの住民の手柄を行政が横取りしただけになってしまいます。そして、ケアシステムの効果でなければ、こうした事例を増やしていく確率を上げることにつながらないということになります。
住民主体の地域共生社会の形成にはそうした手垢のついたストーリーの蓄積が必要ですから。
みなさんは、どう感じましたか?
※ちなみに写真は鹿と共生 みんなのギャラリーより。