たくさんの温かいメッセージをいただきました


皆様、昨日の私の投稿に対する温かいメッセージをたくさんいただきました。
今回の問題は、とねっとにおける行政会議(中野は参加していません)でのやりとりの中で、とねっと事務局が感じた市町間の温度差と、それに対する危機感を私に連絡してくれたことから始まりました。
ちなみに、とねっと参加市町のやめるやめない問題は前回のシステム更新の頃から断続的に繰り返されております。
とねっと発足依頼、7市2町という全く考え方や体制の異なる共同体が広域で連携して市民の生命を守るという一点で集い、これまで10年以上、活動を続けて参りました。ある意味、こうした議論が出てくることは健全なこととも思います。
さて、今回問題と考えられたことは、「国がシステムを作っているから、とねっとは不要だ」というほとんど言いがかりに近いような理由でとねっと不要論が参加する市町村から出てきたことに加え、それらが正確でない情報、すなわちオンライン資格認証システムがとねっとに取って代わるような地域医療連携システムになるかのような勘違いによって、とねっとの継続が脅かされているという点です。
確かに、厚労省のYouTubeや日経新聞を見ると、住民からみればそのようにも見えなくもない点は問題です。いっそ公共広告機構JAROにでも訴えようかとも思ったくらいです。
この点は何度も事務局では資料を作り、全く違う、しかし、今後、双方が歩み寄っていくべきシステムであることを説明しましたが、理解がすすまない状況がありました。これらの説明は昨日の作業部会でも協議事項として挙げられました。
さらに慢性的にかかえる運用費用の問題もこの問題に追い討ちをかけています。今回、幸手市役所は費用対効果に関して懸念を示したと聞いております。
こうした状況の中で、継続に積極的な市町村とそうでない市町村に分断されてきていることに危機感を感じた事務局が私に連絡をくれたという流れでした。
しかし一方で、とねっとの成果は毎月集計され報告されており、透析予防事業などをきちんと行うことで参加する市町の「投資効果」は高く、十分に採算が合うものでり、これらは過去に何回も担当者に報告しております。
血税を預かる行政としては当然の懸念ですが、幸手市役所が懸念する費用対効果とは一体何か?報告を見ているのか?見ているのであれば、どの点が懸念を感じるのか?真意が掴めていないままの状態です。
また、在宅医療介護連携や救急支援機能など、市町村の実施責任や説明責任を果たすことに貢献する機能も実装していることも市町担当者は知っています。
そして本日、明らかになったことは予算措置をしてくださっている議会でさえ行政担当者から全く報告されていないことです。市民へはいわずもがなです。
今回、これらの状況を市民と共有し、多くの市民と意見を交わす必要がある。説明責任を果たす必要があると考え、私たちの恥をさらす覚悟でさまざまな場面で報告させていただいた次第です。
ある幸手市議は、今回のことで予算措置をしているはずのとねっとについてほとんど情報を知らされていないことに驚き、担当部長まで確認をしてくださいました。結果、撤退するとは言っていないとの回答を得ることができました。大変ありがたい回答でしたが、事務局長の話とは随分とことなる返答に素直に喜べない心境です。ほんまかいな・・・。
やはり、市政には市民の目が必要と考えます。今回、署名活動をと呼びかけてくださった方、自分が直接、継続を訴えると立ち上がってくださった方など多くの市民の方々から温かいメッセージをいただきました。心より感謝申し上げます。
良くも悪くも幸手市は住民が主。市民の力によって行政と協力してシステム更新という大きな山を越えていきたいと思います。

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