「書店員が本当に売りたかった本」 ジュンク堂書店新宿店
「どうせなら最後に自分たちが本当に売りたい本に手描きPOPをつけて売ろう!」
「書店員が本当に売りたかった本」 ジュンク堂書店新宿店
2012年3月31日、ジュンク堂書店新宿店は閉店しました。
「どうせなら最後に自分たちが本当に
売りたい本に手描きPOPをつけて売ろう!」
書店で働く人たちは本が大好き。最後の企画は書店員たちの熱い、熱い、熱い、本への愛情でした。
ネット書店の利用が増え、リアル書店がどんどん減ってゆく今日、リアル書店の工夫はスゴイものがあります。
本屋さんに行くと何時間居ても飽きないです。思わず手にしたくなる本がたくさん積まれています。本屋さんの『愛』も積まれています。(とくにPOPが興味深いですよね)
この本の帯に描かれてあるPOPが
閉店が決まった後、スタッフ全員がPOPに込めた熱い想い!!店はなくなっても想いは消えないそんな気持ちが、この1冊の本になりました
書店員たちの熱い想いがPOPで表現されています。そのPOPをまとめた本がこの「書店員が本当に売りたかった本」です。
だから
1冊まるごと手描きPOP集。
それも
本屋さんの店員がオススメする本ですから、読みたい本のセレクトにとっても役立ちます。
これも読みたい! あれも読みたい!
読みたい本が目白押しなんです。
あー、やっぱり手描きの字って、あったかくて伝わってきますね。
その中でとくに気になったPOPを5つご紹介します。(たくさんありすぎてシンプルで短いものを選びました。他にも素晴らしいPOPがいっぱいありました。)
『ぜんぶの後に残るもの』 川上未映子・著
心も体も震え続けていた”あの日”のわたしがこのエッセイで慰められた気がします。 社会 関根
『時間のかかる読書』 宮沢章夫・著
1冊の本を読むのに3時間でも10年でもはたまた一生かけたっていい。だから読書は素晴らしい。 文庫 内田
『本屋の森のあかり』 磯谷有紀・著
1冊の本を届ける喜びを、この仕事を通して知りました。たくさんの本や人と出会いながら成長していく主人公あかりを同じ書店員として応援したいと思います! 文庫 本郷
『戦争いらぬやれぬ世へ』 むの たけじ・著
「念願込めて、思いを煮詰めて」タイトルにされたそうです。私もがんばります。 新宿店 社会科学書担当
『傷だらけの店長』 伊達雅彦・著
大型書店には大型書店の小さな書店には小さな書店の苦しみ・悩みがあります。でも、勿論 それに勝る喜びもたくさんあります。総じて 書店員は書店がスキ!なのです。好きじゃないとやってられない
新宿店 社会科学書担当
本の最後は、書店員さんたちの生き生きと
した仕事中の写真が収められています。
みんな、輝いています!
楽しそうです!
素敵です!
『書店員が本当に売りたかった本』 ジュンク堂書店新宿店・著
書店員さんたちの魂の叫びが『本』を急激に読みたい気持ちにさせてくれます!最高の”本のソムリエ”たちのオススメが、この本にギューッと濃縮されています。 shinku
【出典】
「書店員が本当に売りたかった本」 ジュンク堂書店新宿店 飛鳥新社
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いつも読んでいただきまして、ありがとうございます。それだけで十分ありがたいです。