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キッチントップ(ステンレス編)

キッチンを選ぶ際にキッチントップ(天板)の材質、凄く悩みますよね。

キッチンのカラーを左右する1つでもあるし、清掃性も気になる・・・。もちろん予算もあるので、好き放題は選べない。

そこで今回からステンレス編人工大理石編セラミック編の3回に分けてそれぞれのメリット・デメリットを紹介したいと思います。

今回はステンレス編ですが、ステンレスのイメージってみなさんどうですか?

ステンレスは昔からある材質なので、安いイメージがありチープに感じる方も多いのではないでしょうか。

ステンレスはクロムやニッケル等を混ぜ合わせて作られた材質です。クロムやニッケル等の配合によってステンレスの強さが変わってきます。さらに、指紋の付き方、傷の付き方、輝きまで変わってきます。

今回は、配合によっての違いまでは紹介出来ませんが、ステンレスのメリット・デメリットを知って頂ければと思います。

ステンレスのメリット

1・ステンレスは匂いや汚れが染みこみにくい

自宅で使っているスプーンやフォークはステンレスを使用していると思います。では、そのスプーンでカレーを食べとします。

食後、そのスプーンはどうなっていますか?

きっとステンレスのスプーンで、カレーを食べても匂いが付かず、カレー色になってないと思います。これはステンレスのキッチントップも同じです。

どんなにこぼしても汚れも付かず、匂いも付きません。

お店の厨房のキッチントップに、ステンレスを採用されている事が多いのは、汚れや匂いが付きにくいので、衛生的に保ちやすいからです。

2・熱に強い

ステンレスのスプーンを熱湯の中に入れても曲がったり、溶けたりしたのを見た事無いと思います。

ステンレストップも同じで、熱々のお鍋をステンレストップに置いても溶けたりしません。

※ただ、ステンレストップの下には補強材の木材があり、ステンレスと木材の間の接着剤が熱によって溶け、ステンレと木材の間に隙間が出来ます。

そうすると、変な空間が出来、ベコベコになる可能性が高いので、厚い物を置く際は、必ず鍋敷きをお願いします!

3・他の材質に比べ安価

ステンレスの加工によっても異なりますが、ステンレスは人工大理石やセラミックに比べ安価です。

予算を落とすポイントの1つとしてステンレストップを検討する方も多いですね。

ステンレスのデメリット

1・傷や指紋が目立つ

何度も使っているステンレスのスプーンを見てみて下さい。

細かい傷があるの分かりますか?

そう!ステンレスは傷が目立ちやすいのです。

さらに、よく見ると指紋も見えますよね。

因みに、ステンレスは混ぜ合わせた材料や加工によって指紋が目立つ物と目立たない物もあるので、メーカーのショールームで体感して頂くとわかりやすいと思います。

2・デザインが劣る

最近のステンレスはとてもカッコ良い物も出できてますが、他の材質に比べ、どうしてもデザインとしては冷たく感じてしまいます。

また、チープな印象になってしまう場合もあるので、リビングから見えるキッチンの場合は、デザインとして気になる方が多いです。

3・傷の修復ができない

人工大理石は、材質にもよりますが傷の修復は可能です。また、貰いサビでもヤスリで削れば問題ない事が多いのですが、ステンレストップは修復不可です。

一度、サビが付いてしまうと簡単には取れません。

ステンレストップの上には、空き缶などサビが発生するものを置かない事が懸命です。

ステンレストップの加工について

最近のステンレスは、加工によって3種類に分ける事が出来ます。加工によって昔と比べ高級感のある物も出てきました。

ただ、加工によって傷や指紋が目立つ場合もあるので、必ずショールームで見て下さい。

1・エンボス

これは様々なメーカーが採用している加工です。キッチントップにボツボツと凹凸が付いています。これは、ステンレスの弱点である傷を目立たせなくする為に凹凸を付けています。

凹凸に汚れが詰まるのでと聞かれるのですが、問題ない事がほとんどです。

メーカーにもよりますが、凹凸の厚さが紙幣1枚分のなので、汚れが溜まりにくくなっています。(クリナップのステンレストップの場合)

2・ヘアライン

ステンレス好きな方が、断トツで好む加工です。ヘアライン加工は、髪の毛状の細かい線をワザと横向きに傷を付けたものになります。

小物のステンレス加工で良く見られるものです。エンボス加工に比べ、ステンレスのツヤは抑え目です。

ただ、ヘアラインは、横向きに線が入ってる為、縦の傷がとても目立ちます。ステンレストップの中で、一番です。

それでもヘアラインが好きという方はクリナップがオススメです。クリナップのヘアライントップは、傷が気になる方のために傷を消すメンテナンスもしてくれます。

3・バイブレーション

これ、凄くカッコイイです。ステンレス好きな方なら、一度見て頂きたい。

ただ、他のステンレス加工に比べとても高価です。なぜ、高価なのかというと、一番手間が掛かる商品だからです。

ステンレストップに無造作に傷を付けた加工です。これが、手間が掛かるようです…。

エンボスのように汚れの心配もなく、ヘアラインのように傷の心配もありません。

メーカーによってバイブレーションの加工も違うので、ショールームで是非、確認してみて下さいね。


以上が、ステンレスのメリット・デメリットです。

因みに、ステンレストップでおすすめメーカーは、クリナップです。クリナップは特にステンレスに力を入れてるメーカーなので、ステンレス好きな方は、是非一度、ショールームを除いてみて下さい。

来週は、人工大理石編です。






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