キッチントップ(人工大理石編)
今回は、人工大理石編です。キッチン検討の際に、人工大理石のトップにすることを1度は考えると思います。
ただ、お手入れや今まで使ったことが無いからどうなんだろう・・・。
お客様に人工大理石ってどう?と聞かれて「1番人気です」と答えたけれど、他のメリットは何だろうと考えてしまうと思います。
今回は、そんな悩みを解決していきたいと思います。
人工大理石のメリット
1・デザイン
やはりデザインは他の素材に比べて断トツにオススメです。
各メーカーの企業努力で様々な色が増えており、インテリアに合わせやすくなりました。また、最近では、シックなインテリアが増えてきているので、黒のトップも増えてきています。
同じ様なホワイトでも、真っ白からクリーム色まで様々な種類があり、扉と合わせるのがとても楽しいです。キッチンに立つことを楽しくしたいから、気分の上がる色にしたいとお話される方もいらっしゃいました。
因みに・・・クリナップの人工大理石には、動物の足跡のようなものが付いていたり、花柄のデザインのトップもあります。これは、クリナップの1つの特徴ですね。
更に、シンクの人工大理石と合わせると、一体感が出来ます。また、シンクとトップの繫ぎ目がありませんので、お掃除が凄く楽です。シンクの人工大理石でトップとは違う色に変えるのも素敵です。
2・傷の修復ができる
ステンレスは、傷が発生すると修復出来ませんが、人工大理石は修復可能です。サンドペーパーで削れば問題無く修復可能です。ただ、気をつけて頂きたい事があります。
①必ず購入先のメーカーにお願いすること
サンドペーパーで削れば問題ないとはいえ、上手く削らないと新たな傷を増やしてしまう可能性があります。必ず購入先に相談して下さい。
②人工大理石の材質の種類によっては修復は不可
人工大理石には主に2種類の材質があります。アクリル樹脂とポリエステル樹脂です。今は、ほとんどアクリル樹脂ですが、数年前までポリエステル樹脂が主流でした。
アクリル樹脂は修復や加工しやすい材質ですが、ポリエステル樹脂は傷の修復は不可です。ぱっと見た限りだと、どちらの材質か分かりにくいので、気になる方は、メーカーに確認をしてみて下さい。
人工大理石のデメリット
1・熱に弱い
人工大理石は熱に弱いので、熱い物を乗せないで下さいと聞いた事はありませんか?
熱い鍋などを置いて、人工大理石トップの強度が弱くなるわけではありません。熱い鍋などを置いた際に、鍋底の汚れが、トップに染み込んでしまい輪染みが出来る可能性が高いです。
傷の修復のようにサンドペーパーで削れる事もありますが、トップに残ってしまう可能性が高いです。
熱い鍋などは必ず、鍋敷きの上に置くよう心掛けて下さい。因みに、シリコン製の鍋敷きはNGです。シリコンの鍋敷きは、鍋の熱を通してしまいまい、シリコンの色がトップに残る可能性があります。
2・割れる可能性がある
各メーカーによって、強度が異なる為、一概には言えませんが、角に固い物があたり、欠けてしまった。L型の繫ぎ目にヒビが入り、水漏れしているなど聞くことがあります。
人工大理石は傷の修復は可能ですが、ヒビや割れは修復不可です。その場合は、トップの交換、もしくはキッチンの入れ替えの可能性もあります。
キッチン搬入の衝撃で割れてしまう場合もありますので、納品された際は、トップをよく確認してみる事をおすすめします。
私自身も入居したマンションの人工大理石トップの角に割れがあり、トップを交換してもらいました。それでも、かなり業者と揉めてしまいましたので、人工大理石トップの方は、特に角はよく見ることをオススメします。
人造大理石と人工大理石は一緒?
人造大理石と人工大理石は別物です。
人造大理石:天然大理石を粉砕して、セメントや樹脂で固めた物
人工大理石:人工素材を用いて作成した物
人造大理石の方が価格は高めです。
おすすめ人工大理石
人工大理石トップと言えば、トクラスを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
トクラスには、昨年、他メーカーでも扱っていないトップを出しています。これ、凄く格好いいです。先月、記事にしていますので合わせて読んでみて下さい。
人工大理石トップは、マンション等の現場でキッチンの搬入が難しい・L型キッチンにしたいが、柱があり納める事が難しい場合におすすめです。現場での加工が出来るので、綺麗に仕上げる事が可能です。
メーカー保証で加工をしてくれる場合もありますので、是非、相談してみて下さい。
来週は、セラミック編です。次回も、読んで頂けたら嬉しいです。
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