ワーホリでのトライアルに向けて準備すべきこと
私は一度マレーシアのヌードルレストランでトライアルをしたことがある。初めての海外でのトライアルで何を準備したら良いのか分からず、正直に言うと、私はお仕事をなめていたと思う。今回はトライアル中で頭によぎった後悔たちを書き残すことで、今後新しく始める日本食レストランでの就労に向けての戒めとしたい。
1.通貨に見慣れておく
普段モバイルのクレジットカード払いで生活しているため、現金を使う習慣がなかった。そのため、トライアルでいきなりレジ打ちを任せられた時に現金でのやり取りでのお釣りの計算にもたついてしまったのが非常に残念なポイントだった。
お店が現金対応のみか、その他の支払いも可能かによってする作業が異なってくるため、あらかじめお店に確認をして準備をしておくとよい。また、現金対応の場合に備えて、通貨に見慣れておくことも非常に大切である。
ちなみに、オーストラリアのコインは6種類あって、2ドル、1ドル、50セント、20セント、10セント、5セントという括りになっている。
また、硬貨は5セント、10セント、20セント、50セント、 1ドル、2ドルの6種類ある。
5セント以下のお釣りがないのがポイントである。
(大体のお店は商品がキリの良い数字であるため5セント以下がお釣りとして必要になったことはない。)
私はゴールドで小さいコインが一番価値があるというふうに覚えた。
2.接客英語をそれぞれの場面ごとに分けて覚える
私はいきなりレジ対応、電話対応を任されたため、内心非常に戸惑ってしまった。場面ごとに区切る際は、例えばレジでればお客様が(現金払いを選択した場合 / クレジットカードでの支払いの場合 )これらで対応が変わるため、細分化してどのような場合でも正しい英語が使えるように想定しておくのとそうでないのとでは心の余裕が全然違う。
また、電話対応の時は(テイクアウトTake away / 席の予約 Dine in / ケータリングCatering ) これらによっても対応が異なるため、場合分けしてフレーズを用意しておくと良い。
接客に必要な英語のフレーズは限られているため、それらを暗記しておけば対応に関して困ることはないと思う。
3.あらかじめお店のメニューを調べて暗記しておく
日本食レストラン以外で働く場合は、通常名前に馴染みのない食べ物がたくさんあると思う。私の場合はマレーシアのレストランであったため、発音がよく分からない食べ物がたくさんあった。そのため、お客さんから注文を言われても何かさっぱり分からずもたついてしまった。
もし本気でそのレストランに採用されたいという思いがあるのであれば、あらかじめお店のメニューを調べて
・どんな具材が使われているのか
・名前の発音
・それぞれの料理の値段
これらを把握しておくと対応が格段と楽になると思う。特に、どんな具材が使われているのかに関しては、お客さんの中でも「豚肉を鶏肉に変えてほしい」「ニンニクを抜きで」「野菜増しで」などと多少の変更を加えられることがあるため、あらかじめメニューを知っておけばそのようなシチュエーションでの自分の対応を準備しておくことも可能になる。
4.リスニング対策
働く上で特に困ったのは電話でのリスニングである。電話では声がこもって直接話すよりもさらに聞こえづらいため、ポッドキャストや映画など雑音が入った環境でのリスニングをたくさんこなしていくことが大切だと感じた。空いている時間(私の場合はファームの仕事中)を見つけて、オーストラリアの英語に少しでも触れる時間を長くしていくことがリスニング力を高める上で大切である。
最後に
分からないことははっきりと分からないと言わなければ相手に伝わらない。誤ってオーダーを取ったり、仕事内容が分からないままあやふやにするのを防ぐために、しっかりとメモを取りながらトライアルに参加することが大切。多少ミスをしてしまったとしても、笑顔で一生懸命頑張っていたらきっと熱意はオーナーにもお客さんにも伝わると思う。だから、与えられたチャンス一つ一つに感謝して、貪欲に、かつ着実に努力を重ねていきたい。
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