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バックパッカー。大学復学までタイムリミット残り1ヶ月半の心境

ルーティン化する日々


最近のメキシコシティ生活は、毎日することが決まっている。

平日は、朝8時から1時頃まで生徒に日本語を教え、その後オンラインでスペイン語の勉強をする。そして、夕方になるとジムに行ってダンスをする。

週末は、友達とご飯に行ったり、ショッピングをしたり、ダンスパーティーに行ったり、ホームステイの家族と料理をしたり。

平日に関しては、ほとんどの時間を家で過ごしている。これは日本でもできることなんじゃないか、では今しかできないことはなんだろう。

そんなふうに考えだすと、もっと街に出歩いて冒険すべきかと焦りだす。

メキシコシティに滞在すればするほど、もっとやりたいことがどんどんと溢れてくる。

日本語教師としてのスキルを磨きたい。

人脈を広げたい。

ラテンダンスを学びたい。

スペイン語を上達したい。

世界遺産を回りたい。


「行ったことのある国」より「住んだことのある国」

いろんな国を訪れてコンプリートしたい。

「数十カ国行ったことがあります」なんてセリフを言えたらかっこいい。

ついこの前まではそんなふうに思っていて、
メキシコに1ヶ月ほど滞在したら次はコロンビア、ペルー、ボリビア、アルゼンチンと南米をもっと回ることに憧れていた。

でも現実は、私のスペイン語はまだまだ乏しい。毎日英語に頼ってしまう自分がいる。

言語もろくに話せない状態で旅をするより、メキシコでしっかりと勉強してから南米を回った方が現地の人と深く関わることができるだろう。


そう思っていたらいつの間にかメキシコで生活を初めて2ヶ月が経過した。

2ヶ月間は、もちろん、毎日楽しいことだけではない。

ホストと食の好みが合わず、無性に日本食が恋しくなったり、友達との会話に1人だけ入れなくて寂しかったこともある。

また、街を歩いていて富と貧困を目の前にして複雑な気持ちになったり、大気汚染で体調を崩したりもした。

でも、これらは全て、一定期間メキシコシティに住んでみたからこそ分かったことで、異国での生活を五感を通して味わっている証拠だというふうに考えるようになった。


結論、たくさんの国に数週間ずつちょこっと訪れるよりも、一箇所に一定期間滞在して、「住む経験」を積む方が、私にとっては経験の質という観点で得られるものが大きいと感じた。


自分の選択を正解にできるのは自分だけ


たくさんの国に「行ったことのある」人は会話の引き出しが増えるし、異文化への理解の幅も広がる。

一方で、異国に「住んだことがある」と、その土地で得られる経験や出会いの質も深まる。

たくさんの国に行こうが、一箇所に長期で滞在しようが、どちらかに正解があるわけではない。

自分の判断に納得できるかは自分次第。

休学中にどこに行って何をしようが、自分の行動に責任を持って、自分の選択を自分で正解にする。


明日も1日を大切に生きよう。何か新しい出会いがあるといいな、


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