ロサンゼルス空港で飛行機を逃した絶望から・・・
ロサンゼルス(LAX)からメキシコシティ(MEX)まで
私が使ったのはViva aerobusという格安の航空会社。
とても安い航空会社で、レビューを見てもカスタマーサービスの評判があまり良くない様子。 チケット購入後からずっと嫌な予感がしていた。
結論、私は飛行機を逃し、空港で24時間過ごした。精神的に、ものすごくしんどい時間だった。でも、悲しいことばかりだけじゃなくて、空港内で新しい出会いもあった。
以下は自分の行動を振り返って、今後同じ過ちを繰り返さないための方策を練りたい。
深夜をまたぐ航空券の注意点
5th of May 12:25am
5月5日の深夜12時25分
の航空券を購入した。
本来ならば、5月4日には空港にいなければならないところ、私は5月5日の深夜だと完全に勘違いをしていた。搭乗券とパスポートを持って、眠気に耐えながら長い列に並んだ。やっと自分の番が来たかと思ったら、スタッフの人に「あなたは登録されていません。その飛行機は昨日のです」と言われた。
すでに初日からのメキシコシティでの予定を組んでいたため、パニックになって、どうしようという不安に襲われた。
一番安いプランのチケットを買ったため、当然変更は効かない。
一刻も早くメキシコに行かなきゃという思いで、深夜か早朝出発の他の便を探した。Viva aerobus ではメキシコシティ行きは毎日一本しかなく、翌日の同じ時間帯のものを予約するしかなかった。
クレジットカードに問題が発生
仕方なく、オンラインでチケットを購入しなおそうとしたが、今度はクレジットカードのエラーという問題が発生した。
三井住友カード、エポスカード、NABカード(オーストラリア)を使って購入を試みたが、どれも最後の決済でエラーが発生した。
Viva aerobusのカスタマーサービスに連絡して、スタッフの人を通して飛行機のチケットを取り直すことになった。
どうやら、アメリカドルしか使えないということがわかった。
そのため、WIseカードを使ってUSドルで購入をしようとした。
ところが、それも最後の決済でエラーになって、カスタマーサポートの人には「クレジットカードが使えないとチケットは買えません。僕には何もすることができません。」と言われて、電話を切られてしまった。
クレジットカードの情報だけ伝えたものの結局何も解決しなかった。クレジットカードが使えない。チケットが購入できない。急に不安が募った。
Trip.comを使って、別の航空会社のチケットを割引で購入
Viva aerobusはダメだと思い、別の航空会社Aeromexicoの公式サイトからチケットを購入することにした。でも、直前だから、ものすごく高い。さすが
にこの値段は払いたくないな…と思って思いついたのが、Trip.com。そのサイトを使ってチケットを調べなおした。すると、お昼の便を公式サイトの半分の値段でチケットを購入することができた。
結果的にこの選択は良かったと思っている。Trip.comは怪しいという口コミを見るが、ピンチの時に割引のチケットを直前でも買うことができたし、問題なくメキシコに到着することができた点で非常に感謝している。
Trip.comのように公式サイトとは別のサイトでチケットを購入した際は、必ずAeromexicoの公式ホームページからtrip.comでの予約番号を使って自分のフライトの予約が抑えられているかを確認しておくことは大切だと思う。
時差の大きい国に移動するときの注意点
言い訳を一つすると、オーストラリアからアメリカで時差があって、月曜日を2回経験したことも原因と言えるかも。
特に、今日は何日、何曜日だっけ?と感覚が曖昧になってくる。
いろんな国を旅するときは、その国のgoogleカレンダーをちゃんと確認し、次の便が何曜日の何時であるかの確認を怠らないようにしよう。
フライト逃したことで出会った仲間
辛いことばかりじゃなくて良いこともある。
私は空港で待ちぼうけになっている2人の女性と仲良くなって、3人で深夜を共に乗り越えた。
というのも、私は旅の途中で充電プラグを無くしてしまって、スマホの充電が残りわずかというピンチを乗り越えるために、側にいた女性に話しかけたのがきっかけだった。
どうやら、1人の女性はシンガポールへの乗り継ぎの際に空港で荷物を紛失したようだ。私のようなドジではなく、会社側のミスで飛行機を乗り過ごした人もいるわけだから、その点でViva Aerobusはおすすめできない。
2人ともメキシコ出身だった。ちょうど私はメキシコシティに行く予定だったので、おすすめや注意すべきことなどいろんな話をした。
お腹が空いて、ちょうど持っていたサンドイッチを半分こして食べた。彼女たちがいなかったら本当に孤独だったと思う。あのとき私のそばにいてくれた彼女たちに心から感謝している。それぞれが無事に旅を歩んでいることを祈る。
空港にわざわざ迎えに来てくれた友達
私はロサンゼルス滞在期間、コリアタウンに住んでいる友達の家に滞在していた。恥ずかしさとこれ以上迷惑をかけたくないという思いで、飛行機を乗り過ごしたことを言えなくて、ずっと隠していた。友達も、私がメキシコシティにいるものだと思っていた。でも、空港で2人の仲間とお別れした後、ひとりぼっちになって、その後ちょうど、友達から連絡があった。
嘘をつくわけにもいかず、正直に空港にいることを話したら夜中に飛んで駆けつけてくれた。
本当にお世話になった。
一人旅って、1人で旅をすることだと思っていたけど、実際はいろんな方々に助けられてなんとかなっている。日本に帰国したら、与えてくださった分の何倍も旅行客に優しくありたい。
今後の自分へ
失敗は人を人間にする。
ロサンゼルスは物価が高いし、一刻も早く出たいという気持ちが募る一方で、メキシコに行くことへの希望も失っていた。
すごく悲しくてパニックになってなんでこんな目に…ってネガティブになる。
でも、時が経つと、その時の悲しみが人を成長させていることに気づかされる。そして、人の苦しみがわかる人間になる。そしたら、他人に優しくなれる。
そう信じて、また一歩進もう。