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双子

こんにちは!

これまで自分自身のバックグラウンドについてはあまり触れてこなかったので、
今回は今の自分に一番大きな影響を与えている存在について書いていきたいと思います。
気軽に読んでもらえたら嬉しいです!

ご存知の方も多いかと思いますが、自分には一卵性の双子がいます。
片割れの名前は「フェイ」で、現在は同じWEリーグのちふれASエルフェン埼玉でプレーをしています。大学生の頃は早慶戦(自分が早稲田、片割れは慶應)などで何度か対戦してきましたが、2人ともWEリーガーになってからはまだ双子対決をしたことがないので、お互い前より成長した姿でバチバチやり合える日が待ち遠しいです。

双子の感覚

双子って、独特の関係性というか、自分たちにしか分かり得ない感覚があります。

普通の兄弟とは違うし、友達ともちょっと違う。
あえて言葉を探すなら、「相棒」が一番しっくりくる気がします。

一緒にいれば、お互いが何を考えているのか、だいたい分かります。
言葉を交わさなくても、アイコンタクトや発するオーラだけでほとんどのコミュニケーションが取れてしまいます。笑

以前、フェイが長期離脱するような大怪我をしてしまったことがあり、その診断を聞いた時に、自分のことのようにショックを受けたのを覚えてます。
まるで自分の身に起こっているかのような、血の気が引くような感覚になりました。

どれだけ近しい仲の人でもこの感覚になることはないので、これが双子の感覚なのかって実感した瞬間でもありました。

ライバル

自分たちは基本的にはすごく仲が良いです。
けどそれと同時に、最も負けたくない存在でもあります。

似たような顔と背格好で、2人ともサッカーをしているからこそ、双子特有の「比較される」ということをたくさん経験してきました。

高校生までは、同じチームでプレーしていたので、毎日24時間ほぼずっと一緒にいました。

比べられる対象が常に隣にいることがめちゃくちゃしんどいと感じることもたくさんありました。

試合に出る方と出ない方。
セレクションに受かる方と落ちる方。
フィジカル測定をやったら、身体能力が高い方と低い方。
そして究極、サッカーが上手い方と下手な方。

お互い同時に調子が抜群にいいことなんで滅多になかったし、
その時の立場の違いから、常に劣等感を抱いて生活していた時もありました。

でも、「こいつだけには絶対に負けられん」っていう想いが自分を突き動かしてくれていたんだと感じます。

隣に常に最大のライバルがいたからこそ、何事においてもサボれなかったし、隣のあいつに勝たなきゃっていう気持ちが自分のサッカーへの意識、生活全てに対する意識を高めてくれました。

これは、別々の環境にいる今でもそうです。

お互いの活躍を心の底から願いながらも、
正直なことをいうと、自分よりは活躍して欲しくないなっていう気持ちもあります。
フェイには確認してないけど、きっとお互い同じ気持ちだと思います。

生まれた時からずっとライバルであり、
これからもきっと、
たくさん成長させてくれる存在です。

切磋琢磨

双子は、自分にとって最大のライバルでありながらも、一番一緒に成長していきたいと思う存在です。

相手にどう思われるか気にせずなんでも言い合える関係である分、喧嘩もたくさんします。
でもだからこそお互いの欠点や変えなきゃいけないところがたくさん見えてきます。

どうやったらもっと上手くなれるか、
トレーニングや食事の計画を一緒に考えたり、
お互いがそれぞれの環境で経験したことや学んだことを共有しあったり、
とにかくお互いを高め合い続けてきました。

良い時も悪い時も、お互いの姿や取り組みが何よりも刺激になる。

そんな、切磋琢磨できる最高の仲間です。

自分たち双子の関係性について
今回初めて文章として書きましたが、
双子という唯一無二の存在に恵まれて、
自分は本当に幸せ者だなと改めて気づくことができました。

長々と自分たちのことについて語りましたが、
読んでいただきありがとうございました!

これをきっかけに、自分たち双子についてちょっと詳しく知ってもらい、
2人が対戦する試合にも注目していただけたらすごく嬉しいです!
もちろん自分が絶対に勝ちます!

お互い高め合いながらこれからもぐんぐん成長していきたいと思います!

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