バンコクの家探し
バンコクでの家探しについて紹介いたします。我が家では日本人が多く住むスクンビットエリアを中心に探しました。
バンコクの住宅の種類
バンコクでの住宅は大きく3つにわかれます。
1.アパートメント
日本のマンションと同等。一般的には法人が所有したマンション。法人管理なのでどの部屋も同じ仕様で、トラブルも少ない。
2.サービスアパートメント
1にシーツ交換や、洗濯などのメイドサービスがついたもの。ホテルに近い。サービスがつくぶん1より少し高い。
3.コンドミニアム
分譲型マンション。部屋ごとにオーナーが異なる為、オーナーによって当たり外れがあり。
我が家は3のコンドミニアムにしましたが、運良くよいオーナーにあたりました。不具合対応も早く良い物件を選ぶことができました。
不具合があった場合は、不動産会社にLINEで連絡すると、すぐに日本語で返事があり、オーナーさんにつないで対応してくれます。
我が家はこちらの不動産にお願いしました。営業さんも丁寧で保守対応も良かったです。
https://www.bangkok-suzuki.jp/home.php
日本の住宅との違い
似たようなマンションも、日本とは色々と違う部分があります。
家具付きが一般的
日本と違い、テレビ、洗濯機、冷蔵庫、ベッド、ソファー、マットレス、シーツなど一通りの家具はそろっていますので、海外で揃える手間やコストは少ないです。物件にもよると思いますが、我が家では以下のものを個別にそろえました。
別途購入したもの
掃除機
WiFi契約(光ケーブル&WiFiルーター)
ドライヤー
ヘルスメーター
炊飯器
浄水器(水道水はそのまま飲めない。)
また日本から家電を持っていく場合は、電圧が異なる為、変圧器が必要になります。
間取りの違い
最近の日本とコンパクトかつ効率的な間取りと比較すると、なぜ?という感じの間取りが多いです。
トイレとシャワーがやたらと多い
玄関がない。
風呂はない物件が多い
風呂はあっても洗い場はほぼない。
トイレと風呂が同じ場所
天井は日本より高め
たまにメイド部屋がある。
日本だと3LDK〜4LDKにしそうな100平米の物件でも、2LDKにして
トイレやシャワーを複数にしているものが多いです。この辺りは外国人向けにプライベートを重視している感じもします。
最近の日本のマンションのように廊下などを極限まで狭くして居住スペースに割り振るような間取りではない感じです。昔からよく言われている国土の狭い日本はコンパクトなものを作るのが得意という言葉を思い出しました。
また古い物件だとメイドさん専用の玄関や部屋があります。玄関も別になっていたりするのですが、洗濯機とシャワーしかないような狭い物置のような部屋で決して住環境が良い感じではなかったです。日本人の感覚からするとかわいそうで少し暗い気持ちになります。
広さは建築時期による
日本人の感覚だと、ものすごく広いイメージがあると思いますが、できたタイミングによります。最近の物件は都内とあまりかわりなくファミリー向けは70-100㎡が中心です。築20年以上の物件だと200㎡以上も結構あるイメージです。
個性的だが品質は微妙
外装デザインやエントランス、共用施設は個性的なものが多く日本のタワーマンションよりは間違いなくオシャレな物件が多いです。
ただ、内部は物件にもよりますが、同じ築20年でも綺麗さは日本のとは全く違います。本当に築20年かと思うほどボロい物件も多いです。階段がくずれていたり、壁がきたなかったりと劣化が激しいです。これは建築時の品質管理であったり保守の手間であったりといった基準が日本とは違うのだと思います。そこそこ綺麗な物件に住もうと思うのであれば、築10年以内が無難だと思います。
また電気系や水回りのトラブルも多く、電球切れ、雨漏り、水道からお湯が出ないなどマイナートラブルも日本より多い印象です。アフターフォローがきちんとしている業者から物件購入するのも大事なことです。
細長い物件が多い
地震が少ないことが影響していると思いますが、細くて高い物件が多いです。同じフロアに4世帯だけでエレベーターが4つあるものもあり、都内のタワマンなどと比べるとエレベーター待ちのストレスは少ないと思います。
共有施設が充実
ほぼどの物件にもプールはあります。広さは様々ですが、中にはバンコクを一望できるインフィニティプールもありました。
ジムがある物件も多いです。その他はサウナやゴルフ練習施設、読書部屋など物件によって様々です。日本とは違った特色があるのでこれらを見学するだけでも楽しいです。しかもほとんどの共用施設は空いていて独占状態で使えることが多いです。これは投資用に購入している人が多く住人が意外と少ないことも影響しているとからだと思われます。
日本人向けの住宅地
日本人が多く住む地域はスクンビットエリアになります。
具体的な駅だとBTSのアソーク、プロンポン、トンロー、エカマイの4駅がメインです。中心地にあるため、立地的には観光、ビジネスに便利なだけでなく住宅も多いので、ショッピングモールやスーパーなども豊富です。
加えて、日本人向けの店舗やサービスも充実している為、最初に住む場所としては最適な場所だと思います。
アソーク:新宿
BTSとMRTが交差するバンコクまさにど真ん中に位置しています。ショッピングモールや歓楽街、飲食店などなんでもあります。東京で例えると色々な路線が集まる新宿のような感じです。
プロンポン:銀座
巨大ショッピングモール3つが駅直結していて買い物には困りません。こちらの紀伊國屋はバンコクのどこの本屋よりも日本語のものが多いです。またフジスーパーという日本食材を多くそろえる有名なスーパーが3件あり日本食にも困りません。ショッピングモールが多ので、ブランドショップの多い銀座のイメージです。
トンロー:恵比寿
隠れ家的なレストランやバーが多くあるエリアです。大型ショッピングモールがない分少し小ぶりな印象がありますが、有名店なども多いです。恵比寿が近いと思います。
エカマイ:目黒
小さなカフェが多くあるおしゃれエリアになりつつあるイメージです。駅前にはエカマイゲートウェイという新しいショッピングモールができており、こちらは日本がテーマとなっております。
ただ、これらの地域は昔からある住宅街のため、家賃が高騰しています。プラカノン、オンヌットなど少し離れた場所も最近人気があがっているようです。離れるほど安くなるようです。
ここからは不動屋さんと見学にいった物件の写真を紹介します。
バンコクにいったことがない方は驚いたかもしれませんが、バンコクの住環境は東京と遜色ない、もしくはそれ以上かもしれません。家賃も今の東京と比較するとまだ安いほうだと思います。都内の単身向け新築マンションに投資するぐらいならこちらの方が可能性があるかもしれません。