人生とは居場所を求めて戦うこと
人は居場所を求める。居場所を求めるとは群れることや組織に属することを指す。なぜ居場所を求めるのかと言うと狩猟時代に組織に属さないことは獲物を捉えられずに餓死するか獲物そのものに殺されてしまうことを意味するからだ。だから居場所を求めてその場所で即戦力として他者の役に立つ実感を得ようとするのだ。
現代では主に次の4つの場面で人は居場所を求める。
・恋愛
・会社
・友人
・家族
現代では1人でいることで餓死したり獲物に殺されることはなく、衣食住はこれでもかと言うくらいに満たされている。だからこそ現代では認められたい承認欲求、誰かの役に立ちたいという他者貢献感を求めるように欲求が変化しているのである。
【恋愛】
可愛い女の子と付き合いたい、性行為をしたいと思うのも居場所を求める行為である。自分を肯定してくれる、支えてくれる、認めてくれる、喜んでくれる。それだけでここにいていいと自分の価値を実感できる。また、異性との居場所があることで子孫繁栄をすることができ、人類の種の保存に貢献したという価値を実感することもできる。また、子どもを養うことで子どもに対しての他者貢献感を実感することもできる。
また、女性が魅力的であればあるほど競争率が高い。その競争率を勝ち抜いたということは優秀なオスである証拠になる。優秀なオスを実感することで居場所や自分自身の高い価値を実感することができる。逆に恋愛において劣等感を感じる、比べる、嫉妬するということはモテるかどうかという一つの価値基準を作って幸せの尺度を図っている。他者と比べて価値を発揮していない、居場所がないと感じている。そうなるとロリコンになる。青春時代に居場所をつかめなかった後悔からその場所を求め出す。それが青春時代の負け組の宿命である。青春時代で恋愛で居場所を作れなかった人は結局今も居場所をつかめていない。そして居場所をつかめている人と比べて劣っていると感じる。青春時代の居場所にずっと憧れ続ける。愛を欲しがる。それがロリコンだ。モテている人でロリコンは少ないのは青春時代にもモテて青春時代にモテた人は今もモテているからである可能性が高い。そして、今もモテていると言うのは異性はもちろん、同性からも、仕事の利害関係者からもあらゆる方面においてモテていると言うことである。大抵ロリコンはモテない人が多いのではないだろうか?異性に対しての居場所がない自分に価値を感じられなくなり、ロリコンになると考えられる。
これを解決するためには居場所を作る必要がある。もうお気づきの方もいるかもしれないが居場所は他者貢献、愛を与え、他者貢献感を実感することで作ることができる。つまり自分の考える本気の他者貢献を体現して他者貢献感を持つ。それこそが向かうべき居場所である。
【成長しようとしなくていい】
成長しようとする必要はなく、他者貢献の中で成長するべきである。成長しようとすることは高い地位を求める行為である。それは今居場所がない、地位が低いと思っているから少しの失敗や思い通りにならないことで居場所がないと落ち込んでしまうのである。これを愛の欠乏と定義する。
愛は与えないと与えられない。この愛こそが他者貢献感であり、それを実感することこそが居場所を作る行為である。
【心に余裕がなければ他者貢献できない】
心に余裕がなければ他者貢献することができない。なぜなら他者貢献をするということは損をすることでもあるからである。他者貢献をする場合は時間、お金、労力の3つのどれかは必ず減る。後から帰ってくる可能性があるがその瞬間は失われるのである。例えば全財産が1万円しかないのにも関わらずその1万円を誰かのために全額使ったら生活が苦しくなる。自分の首を絞める行為に他ならない。だけど資産一兆円の人が10万円の高級レストランをごちそうするケースではどうだろうか?この場合は余裕がある。このように自分の心の余裕がない状態での他者貢献は首を絞めることになる。だからこそ自分が少しだけ損をするくらいがちょうどいい。道端のゴミを捨てるとか、重い荷物を持ってあげるとかそれくらいから始めればいい。win-winの関係を気づいて居場所を作っていこう。
【感謝は居場所を実感させる行為】
具体的に感謝を伝えるということは他者貢献感を相手に与えて居場所を実感させる行為である。つまり相手に幸せを与える行為なのだ。
具体的にはご飯を奢ってもらったり、荷物を持ってもらったり、同じ時間を共有してもらったりなど何かをしてもらった時は感謝を伝えることで相手に幸福感をもたらすことができる。
【まとめ】
居場所を作ってここにいていいと思うには他者貢献感が必要である。他者貢献感とは誰かの役に立っていると実感することだ。他者貢献感を持つことで自分がここにいる価値があると実感できるからである。
そしてそれが共同体感覚へとつながる。共同体感覚とは他者を含めて1つの人格であると捉えること。私がどうするかではなく、私たちはどうするかを考えて生きることである。
結局は恋愛、家族、会社、友人などどのような人間関係であっても幸せに生きるための価値観として他者貢献に行き着く。
自分の考える本気の他者貢献を体現して他者貢献感を持つ、人生にやるべきことはそれだけだ。
そしてそれが、自分が居場所を作る、ここにいていいと思える方法である。