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【SHE課題】一人じゃ達成できないことがあるーまつまりさんが語る「コミュニケーション」とは

こちらの文章は、SHElikes Webライティング入門コースDAY1の課題
仕事をするうえで大事にしていること」(インタビューライティング課題)に加筆・修正したものです。
本インタビューの取材・書き起こしは、SHEの講師が行ったものです。

指摘されていた「文字起こしの際の引用」に注意して、修正しました。

一人で完結できることは「作業」である。そうであるならば、「仕事」は複数の人が関わって行われるものであるといえる。
複数人で仕事に関わる時に大切となるのが、お互いの意思疎通ではないだろうか。
SHEmoneyブランド責任者である松尾真里氏(以後、まつまりさん)は、仕事において、一人で進めてしまったがために、失敗してしまったことがあるのだという。
それは、どんな失敗だったのだろうか。その失敗を踏まえて「SHEmoney」というチームを、どのようにまとめ上げているのだろうか。
話をうかがった。

【プロフィール】
SHEmoneyブランド責任者・松尾真里
大学時代にアメリカ・シリコンバレーに留学し、IT技術に興味を抱き、新卒で株式会社リクルートに入社。戦略・企画立案や事業企画を数多く手がけた後に、SHE株式会社へ入社。「自分らしい資産管理」をコンセプトとした、女性向けマネースクール「SHEmoney」のブランド責任者を務める。

何でも言える環境、だからいいアイディアが生まれる

まつまりさんがチームで動いていく上で大切にしていること。それは「心理的安全性を保つ」ことであるという。新卒で株式会社リクルートへ入社し、待っていたのは、理詰めの厳しいコミュニケーション。

理詰めによって「なぜ・どうして」という問いかけを積み重ねてきたものの、ビジネスに必要なものは、それだけではなかった。新規事業を手がけるとき、意外とヒットするのが「思いつきのアイディア」。

普段からいろんなアイデアが出やすいように、もうどんなアイデアでも出していい雰囲気づくりを大事にしています。まず『いいね!』って言って、『じゃあもっとこうしたらいいよね』とコミュニケーションをとっています。
それは私とメンバーの間でも、メンバー同士でも、気をつけているかなと思います。

何でも言い合えるというだけではなく、相手の言ったことを否定しないという環境が、より良いアイディアを生み出す源泉になっているといえる。

「何を言っても大丈夫」という環境づくりにおいては、チームメンバーをよく知ることも、大切なことの一つだ。事業としてやりたいことと、個人のやりたいことの重なりが大事であると、まつまりさんは語った。

自分の意思がこうしたいから、これに関わってるっていう意義付けがすごく大事だと思っています。そもそもなんでこのSHEmoneyに関わりたいと思ったのか、ここで成し遂げたいことは何か、社員に、業務委託の方に、副業でスポットで入っている方にも全員に対して、コミュニケーションを取るようにところは、工夫しています。

メンバーの立場を問わない、お互いのコミュニケーションを大切にする姿勢。これは、彼女の過去の経験に基づいている。

一人のリーダーとして、大失敗した話

リクルートに在籍していたとき、入社3年目にして、大きなプロジェクトのリーダーを任されたまつまりさん。しかし、彼女はそこで「チーム崩壊」という、大きな失敗をおかしてしまった。

リーダーは姉御肌、1番強くて、なんでも決め、先導するものだと思っていました。だから、誰にも相談しないで『方針はこれです、みんなでここ向かいましょう!これやりましょう!』と、トップダウンでやっていたんです。
でも、それでめちゃくちゃハレーションが起きてしまって、もうチーム崩壊しちゃった経験があるんですね。

一人で引っ張っていくリーダー像からの脱却。新たなリーダー像を模索した結果、史上初の全KPI達成という成果を出すことができたと、まつまりさんは話してくれた。

私は自分ができないことや苦手なことがあったら、メンバーや一緒にやっている仲間に『私ここ全然出来ないんだけど、めっちゃ得意ですよね? ちょっと助けてくれませんか』と声をかけるように、コミュニケーションをガラッと変えたら、めちゃくちゃワークするようになって。
結果、そのプロジェクトで史上初の全KPI達成みたいな成果までは出せたんです。自分の違和感にちゃんと気づいて、立ち返ったからかな、と思います。

フォロワーシップを大切にして、メンバーを信頼して任せるというリーダー像。その背景には、自らの上司であった人物の存在も大きい。
その上司はどんなに忙しくても、話があると伝えると、時間を取って話を聞いてくださったという。

その上司は暇な時間をつくることをタスク管理していると言ってたんですね。だから日々日々、必ずこの時間は絶対にあけると決めたら、そのために他のタスクをさばくスピードを早めて、暇な時間をつくることをタスク管理していると。

かつての上司の姿を見習い、まつまりさんも、仕事には約1時間ほどの余白を持たせるようにした。メンバーの話を聞くためでもあり、自身が休む時間を確保するためでもある「余白」。このちょっとした余白が、仕事のパフォーマンスを今よりさらに向上させるための鍵であるのかもしれない。

「人に頼ることは悪」じゃない

SHEmoneyは、まつまりさんともう1名という少ないメンバーで立ち上げた。なかなかうまくいかず、落ち込んだことも多かったという。

私たちが掲げていることは絶対間違ってないはずだから、走りきろうと励まし合いながらやっていました。本当に支柱になっていましたね。

まつまりさんは、自分を、そして仲間を信頼し、不可能を可能にしてきた。
相手を信頼することの土台となっているのが、相手を想う「想像力」であるとも語ってくれた。

『これが終わったらあと知らん』という感じで仕事をやっていた時期があって。
とあるクライアント納品がある仕事があったんですけど、その中で全然想像力を働かせなかった結果、期日も守らないし、期日を勝手に伸ばして、次の人に渡して。その次の方がめちゃくちゃ短納期でやってくださったから、最終間に合ったんですけど。
その結果、最終アウトプットのクオリティがめちゃくちゃ下がって。
周りの人たちの全員の信頼を失うという事件を起こしてしまったことがありました。それ以降、タスクはバトンパスリレーなんだと思っています。
自分がやって終わりじゃなくて必ず次に走る人がいる、と。

タスクや仕事は、バトンリレー。相手を信頼し、相手を想って動くことで、仕事をつないでいく。

自分一人だけで動くのではなく、自分の前後に動く人がいると想像して、互いにコミュニケーションを取りながら、仕事にあたるまつまりさんの姿勢は、仕事上の立場に関係なく、また、仕事を離れた場であっても大切なものであると、筆者は考える。


修正してみて

修正して文字数を数えたら、約2,600字でした。入門コースの課題は、ありがたいことに(?)赤入れが少なかったんです。
なので、こんなにも赤入れされるものなのか……と、しばらくショックを受けていました😂
けど、いざそのように直してみたら、格段に読みやすい。赤入れの大切さをひしひしと感じました。
インタビューライティング、やっぱりなかなか難しいな。

次回課題も、頑張ろうと思います!
今日も読んでいただき、ありがとうございます。

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