【SHE課題】一人じゃ達成できないことがあるーまつまりさんが語る「コミュニケーション」とは
一人で完結できることは「作業」である。そうであるならば、「仕事」は複数の人が関わって行われるものであるといえる。
複数人で仕事に関わる時に大切となるのが、お互いの意思疎通ではないだろうか。
SHEmoneyブランド責任者である松尾真里氏(以後、まつまりさん)は、仕事において、一人で進めてしまったがために、失敗してしまったことがあるのだという。
それは、どんな失敗だったのだろうか。その失敗を踏まえて「SHEmoney」というチームを、どのようにまとめ上げているのだろうか。
話をうかがった。
何でも言える環境、だからいいアイディアが生まれる
まつまりさんがチームで動いていく上で大切にしていること。それは「心理的安全性を保つ」ことであるという。新卒で株式会社リクルートへ入社し、待っていたのは、理詰めの厳しいコミュニケーション。
理詰めによって「なぜ・どうして」という問いかけを積み重ねてきたものの、ビジネスに必要なものは、それだけではなかった。新規事業を手がけるとき、意外とヒットするのが「思いつきのアイディア」。
何でも言い合えるというだけではなく、相手の言ったことを否定しないという環境が、より良いアイディアを生み出す源泉になっているといえる。
「何を言っても大丈夫」という環境づくりにおいては、チームメンバーをよく知ることも、大切なことの一つだ。事業としてやりたいことと、個人のやりたいことの重なりが大事であると、まつまりさんは語った。
メンバーの立場を問わない、お互いのコミュニケーションを大切にする姿勢。これは、彼女の過去の経験に基づいている。
一人のリーダーとして、大失敗した話
リクルートに在籍していたとき、入社3年目にして、大きなプロジェクトのリーダーを任されたまつまりさん。しかし、彼女はそこで「チーム崩壊」という、大きな失敗をおかしてしまった。
一人で引っ張っていくリーダー像からの脱却。新たなリーダー像を模索した結果、史上初の全KPI達成という成果を出すことができたと、まつまりさんは話してくれた。
フォロワーシップを大切にして、メンバーを信頼して任せるというリーダー像。その背景には、自らの上司であった人物の存在も大きい。
その上司はどんなに忙しくても、話があると伝えると、時間を取って話を聞いてくださったという。
かつての上司の姿を見習い、まつまりさんも、仕事には約1時間ほどの余白を持たせるようにした。メンバーの話を聞くためでもあり、自身が休む時間を確保するためでもある「余白」。このちょっとした余白が、仕事のパフォーマンスを今よりさらに向上させるための鍵であるのかもしれない。
「人に頼ることは悪」じゃない
SHEmoneyは、まつまりさんともう1名という少ないメンバーで立ち上げた。なかなかうまくいかず、落ち込んだことも多かったという。
まつまりさんは、自分を、そして仲間を信頼し、不可能を可能にしてきた。
相手を信頼することの土台となっているのが、相手を想う「想像力」であるとも語ってくれた。
タスクや仕事は、バトンリレー。相手を信頼し、相手を想って動くことで、仕事をつないでいく。
自分一人だけで動くのではなく、自分の前後に動く人がいると想像して、互いにコミュニケーションを取りながら、仕事にあたるまつまりさんの姿勢は、仕事上の立場に関係なく、また、仕事を離れた場であっても大切なものであると、筆者は考える。
修正してみて
修正して文字数を数えたら、約2,600字でした。入門コースの課題は、ありがたいことに(?)赤入れが少なかったんです。
なので、こんなにも赤入れされるものなのか……と、しばらくショックを受けていました😂
けど、いざそのように直してみたら、格段に読みやすい。赤入れの大切さをひしひしと感じました。
インタビューライティング、やっぱりなかなか難しいな。
次回課題も、頑張ろうと思います!
今日も読んでいただき、ありがとうございます。