【速報】Apple Eventの、Apple Intelligenceについてまとめてみた!
日本時間9/10の2時から始まったApple Eventで紹介されたApple Intelligenceについての情報をまとめました。
Apple Intelligenceとは?
1.ユーザーの日常に溶け込むAI
Apple Intelligenceは、ユーザーのiPhoneのデータを活用して、ユーザー自身のコンテキストを理解したアシストが可能なようです。後々紹介しますが、写真や動画に関する機能だったり、各アプリからの通知内容の要約、カメラを用いた機能が当てはまりそうです。
2.プライバシーを保護するPrivate Cloud Compute
自分のデバイスの様々な情報を活用と聞いて思うのは、「データ抜き取られるんじゃないの?」、「自分の日常生活がAIの学習に利用されるの?」というプライバシーに対する懸念ですよね。
Eventでは、Private Cloud Computeによって個人情報を徹底的に保護するされていました。
イベント内で紹介された特徴は以下です。
Your data is never stored(利用者のデータは保存されない)
Used only for your requests(利用者の利用にあたってのみ使用される)
Verifiable privacy promise(第三者の専門家が情報保護について検証)
まとめると、Apple Intelligenceが活用するデータは蓄積されず、ユーザーのためだけに利用されます。さらに、第三者機関によるプライバシー保護の監査によって、安全であることが証明されるといったものでした。
特に、業界初でもある第三者機関によるプライバシー保護の監査は、私たち消費者にとって安心感がありますね。
Apple Intelligenceで出来ること
ここからは、APple Intelligenceで出来ることを紹介していきます。
1.Writing Tool
1.下書きの文章を改善
急いで打った短く雑な文章をもとに、十分な長さのきれいな文章を作成
2.メッセージのトーンを変える
「プロフェッショナル」な感じに口調に文章を調整できるデモが紹介されました。画面にちらっと「フレンドリー」というボタンもあったので、親しみやすい口調に変換することも出来そうです。
3.文章の校正
文法や語句の改善点を教えてくれる模様。日本語での精度が気になりますね。
2.絵文字・画像生成
言葉を入力して絵文字を生成できる。
Image PlayGroundを使用することで、画像生成が可能。
3.写真や動画のシーンを検索
あの写真どこだっけ?と思ったら、その写真や動画の内容から検索できるます。
4.思い出動画の作成
iPhoneに保存されている写真・動画を利用して思い出動画を作成できる。
どんな動画にしたいか、キーワードや説明を入れることで、関連するものを見つけて作成してくれるようです。
5.メールの要約と優先順位づけ
各アプリの通知内容を要約して表示できる。
優先度の高いものについては通知欄の一番上に表示されます。
優先度も自動的に判別してくれたりするのか気になりますね。
6.カメラに映ったものを検索、自分のカレンダーに追加
こちらもすごい機能が出てきました。。カメラを使っていろいろとできます。
レストランの名前や営業時間を検索
イベントの広告から、そのイベントを自分のカレンダーに登録
カメラに映している犬の、犬種の分類
街中でほしいと思った自転車が購入できる場所をGoogleで検索
アイデアの下書きを映してChatGPTに相談
たくさんの機能があり、日常のいろんなところで利用できるシーンがありそうですね。
7.Siriが強化
1.音声認識が強化
Siriに対して言葉を投げかけている途中で言葉が途切れたりして言い直しても言い直した文脈を理解したうえで反応してくれるようで、音声認識が強化されています。
2.テキストで質問も可能
音声だけでなく、ChatGPTのように、テキストで質問することもできるようです。
3.iPhoneの利用をガイドする
例えば、重複した写真を削除するといったiPhoneでの操作手順を段階的にガイドしてくれるようです。個人的には、iPhoneのショートカットアプリでショートカットを作るときに、この機能を使えると嬉しいです。
4.自然言語から特定の操作を実行
連絡先の住所は新しいものに更新したり複数の写真を特定のアルバムに追加したりなどアプリ内で利用できるアクションを実行できるそうです。
多種多様な操作が実行できるそうなので、楽しみですね!
筆者的好きな機能
1.カメラを用いた機能
単純に便利さがすごい!ふとした時に検索したいものもがあったときに、とりあえず写真に収めておいてあとから調べることはよくありますし、気になるのがカレンダーに登録する機能。カレンダー映してそのままiPhoneのカレンダーに取り込めたりできるのでしょうか?気になるところです。
2.Siriが特定の操作を実行してくれる
今生成AI界隈でトレンドになっているAIエージェントそのものなので、非常に気になりますね。さらに、実行できる操作もたくさんありそうなので、使い方の研究が楽しみです。
さいごに
ここまで、Apple Eventで紹介された情報のうち、Apple Intelligenceにフォーカスして紹介してみました。いかがでしたでしょうか?
今回が最初の導入になるものですが、かなりいろんな機能が搭載されていて、本気度がうかがえます。
ユーザー日常に溶け込むコンセプトや、強力なプライバシー保護がAppleらしくて好きですね。