メモリアルカップ2013優勝ビビッドレッド・オペレーション
こんにちは、シアと申します。先日(もう一ヶ月前ですが)行われたbcf東京メモリアルカップにて2013年部門で優勝することができました。私自身初めてのレシピ掲載であり、それを初めて組んだタイトルであるビビオペで達成することができたことはとても嬉しく思っており、いい機会でもあるのでまとめさせていただければと思います。
構築理論について
今回メモリアルカップに参加するにあたりひとつ大きな問題がありました。それは私が当時の環境を知らないことです。実はヴァイスシュバルツを始めたのは2018年頃であり、自分にとって2013年はあまりにも古の環境でした。データもどこにあるんだか状態のため環境へのメタなど張ることはできない為とにかくデッキのパワーを底上げし、挑むことにしました。
その最たる部分が0の3500アタッカーに多く枠を割いている点です。
現代と違い特殊相殺などが少ない(多分ないんじゃないかな、調べきれてないからわかんないけど)環境でこのパワーのカードはレベル0帯で帰還しやすい為、2ストック以上を作ってくれるカードになります。
さらに、帰還するということはダイレクトアタックをもらっていないということにもなります。
これは手札ストックともに消費の激しいビビオペというタイトルにとって非常に重要なことであり、レベル1から3にかけてビビッドブルーで戦っていく戦略上レベル差によるパワー負けが起きにくいことも噛み合っています。
結果大会ではこの思惑通りに試合が進みレベル1でビビッドブルー2面着地の試合も多くありました。
デッキレシピ
レベル0
・天真爛漫あかね 4
相手のストック参照で3500まで出せるビビオペ0のメインアタッカー。そもそもこの時代このパワーを0で取ること自体割と難しい為帰って来やすい点、相手参照の為レベル1でストックを多く使うこのデッキでもパワーを維持できる点が非常に強かった。
・真実の告白あおい 4
ビビッドブルーのドッキング素材。手札アンコールを持ってくれているお陰で手札に溜まった高レベルを処理しつつアタッカーになってくれる為雑に殴る要員としても仕事した。
・免許皆伝 わかば 3
ダイレクトを通すと前列のレベル0一体が次のターンはじめに起きなくなる。これにより相手のパワーの高いレベル0を踏まずに放置できる。あかねでもいった通りこの時代3500を上踏みは難しい為それを押し付ける側になれるのは偉かった。しかしテキストの都合上複数いても効果がない為3枚に抑えた。
・新大島中学2年生 あかね 2
3500アタッカーのかさ増し。「天真爛漫あかね」と違い場所以外の条件なくパワーが出るところは差別化点ではある。
・マヨラー あかね 2
広域500バフと前列焼きがセットになっている。3500アタッカー達の帰還率を上げる為の採用。レベル0焼きテキストは相手の山が弱いときにダイレクト面生成目的で全試合中1回だけ使った。
・勝気な少女 わかば 2
このプール唯一のアド集中。ただしビビオペはストック消費が激しいタイトルの為基本は上のバフテキストにおまけで山削りがついてるくらいの気持ちで使っている。
・しっかりもの もも 2
山から「ドッキング」と書かれた札を持ってこれる。鍵のキャラしかコストにできないがサーチ先が持つ絆のハンドコストは自由なため実質なんでも切れる。早出し素材のサーチはもちろん高コストやクラマの処理、終盤の山圧縮と幅広く活躍してくれた縁の下の力持ち。パワーが500しかない点、特徴が噛み合わない点を考慮し2枚の採用に留めた。
・新大島中学2年生 わかば 1
中央のキャラに1000バフ入れてくれる。広域500バフは序盤こそ優秀だがメインアタッカーであるビビッドブルーがレベル1以降は過剰なパワー、以降は500程度では物足りなくなる。1000バフは中盤以降も十分な数値として働いてくれることから役割を分けるために散らしてある。
レベル1
・あおいとドッキング! あかね 4
所詮ビビッドブルー召喚の素材ではあるが釣ってくる先がまあまあ優秀なためビビッドブルーを1面立てた後は素材で殴ってもいい。少なくとも2回は使いたいためサーチがあっても4投。
・いつでもポジティブ あかね 3
他のキャラがフロントアタックされたとき、自身をコストに2500のバフを与える。中学生互換のように使える1帯のサブアタッカー。
・パレットスーツ装着! ひまわり 2
このプール唯一のコストなし助太刀。1500しか出ない上に色も噛み合いがないがあるだけでビビッドブルーの活動時間が伸びる為2枚採用
レベル2
・ビビッドブルー 4
レベル1で1回使えれば上々、2回使えればゲームの主導権を一生放さないこのデッキのエース。
リバースを取ったときのドロー効果は相手ターンでも起動するため山が弱いときはリソースに変えていける。
また、レベル2以降も詰めのストックが足らなくならない範囲でドッキングを使って出し山を圧縮したいため直接出すかはよく考えてプレイしたい。
・水着のわかば 1
3枚落下の3000拳。レベル2以降ビビッドブルーの9000ラインでは足りなくなることが考えられるため採用。3000拳としてはレベル1からでも打てるテント形態 あかねもあるが、レベル1で12000ライン必要なことは稀であろうという考えと、3枚落下による山管理を重く見てこちらを採用した。
レベル3
・三枝 わかば 4
起動テキストを使った際全体2000バフ入れるテキストとアタック時2コストでモカ互換もどきができるがサイドアタックできないという噛み合いの悪いデメリットを持つカード。CXコンボに頼らず詰めに行ける点と助太刀1枚構えるだけで盤面が全部帰ってくるのがとてもえらい。チェンジ元を入れればレベル2から早出しできるがモカテキストまで使うと5ストック持っていかれてしまい、ブルーチェンジギミックを採用してる関係でストックに余裕がなく不採用としている。
・一色 あかね 2
ヒールテキストと3コストハンド2枚で5点バーンといった豪快な詰めを持っている。基本はヒールテキストのみを使うが相手が確定でキャンセルできる山かつ残山が少ないときにパンチ数を増やす目的でバーンを使用することがある。
余談だが“イチイバル”クリスとコストが全く一緒なのにあかねの方がダメージが大きい。なのにあちらのテキストの方が強いのはヴァイスシュヴァルツというゲームを示してると思う。
・二葉 あおい 2
ヒールとCXコンボで全体往復1500バフをかける。こちらも基本ヒールしかしないがCXコンボを使えると耐久プランを取りつつ盤面も維持できるため思ってたよりも強いカードだった。
クライマックス
プールに存在するカードで手札が増える物を採用。このプールにアドを稼げたり詰めになるようなCXコンボなんてないに等しいので消去法でこれになる。
また、気分でネイキッドインパクトのイラストを分けているが無駄な情報を与えるだけなのでやめた方がいい。
メモリアルカップの感想
ネオスタンダードで1回もキャンセルしないで負けという最悪の下振れスタートから幕を開け、どん底の気分で挑んだのですが自分をヴァイスシュヴァルツに引き込んだビビッドレッド・オペレーションというタイトルが全てを救ってくれました。お互いのカードパワーも低い為長い目で試合を見ることができ現代ヴァイスとはまた違った良さを再確認できました。正直ネオスタンダードのサブイベントにするにはもったいなすぎるイベントだと思うので次回以降はネオスとは被せないで欲しいなぁって思いました。
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