S32 裂空と氷炎の双竜 最高レート188× 最終レート182×
はじめに
はじめましての方ははじめまして。sia(シア)という者です。今回はS32で使用していた構築を紹介します。今期は構築の完成度の低さと運の悪さが理由で一番順位が安定しなかったシーズンでした。
構築経緯
今期は前期使用していた「ギラティナ入りの構築」がとても使い勝手が良かったため、この構築を軸に考えました。
ギラティナはDMとザシアンとの相性が良くとても強いと感じていたのですが、Sを上げられるダイジェットを採用する余裕がないため相手のポケモンを1匹倒した後もう1匹に対して確実に出来る仕事が影打ち以外ないという問題がありました。
そこでギラティナと同じような条件(受けループが苦手なガマゲロゲやホウオウに強い)レックウザを採用しました。
当然ですが、相棒のラッキーは型がまだ決まっていませんが、採用することだけは決まっていました。
次に前期使用していたザシアン受けのヌオーとバドレックス(黒)やルギアに強いバンギラスの並びが多くの構築に対応することが可能な今期も強い並びであると考え採用しました。
もう1匹の禁止伝説はザシアンではなくキュレム(白)を採用しました。この枠は前期の構築で採用していたトリトドンはカイオーガの対策として不十分だと感じていたため一時期はナットレイを採用していたのですが、ナットレイは「絶対零度」「拘り眼鏡や命の玉」のカイオーガに安定しない=ラッキーが勝てるカイオーガに勝てても、ラッキーが勝てないカイオーガには勝てないというナットレイを採用する意味がない状況になっていました。ですが、キュレム(白)であれば、これらのカイオーガに勝てるだけでなく裏にいるポケモンにも負荷を掛けられる、受け系のポケモンに絶対零度で対応出来るという利点があったため採用しました。
ここまで構築を考えていてゼルネアスの対策が出来ていないという理由から今期のラッキーは瞑想ラッキーを採用することに決まりました。
最後の1枠はイベルタル+ムゲンダイナの並びにどうしても勝てなかったためイバンのみヒードランやランドロス(霊獣)等色々と採用していましたが、最終的には気合の襷ヒヒダルマGを採用しました。
コンセプト
1.状態異常を利用して本来勝てない対面を勝てるようにする
2.レックウザで初手DMで破壊→受け2匹で逃げ切る
3.バンギラスのステルスロック+ヌオーの欠伸でエースを通す
個体解説
レックウザ
・性格:臆病
・特性:エアロック
・持ち物:命の珠
・努力値:H4 C252 S252
・流星群/オーバーヒート/メテオビーム/画竜点睛
今期の主役ポケモンです。技構成はザシアンやナットレイの対策になるオーバーヒート、ダイジェット用の飛行技、ホウオウ対策の岩技は確定と考えていました。岩雪崩の採用も考えましたが、威嚇や火傷状態になってしまっても影響がないメテオビームを採用しています。飛行技は暴風の命中率が低いこととラッキーのような特殊受けを考えて画竜点睛を採用しています。最後の技はゼクロム等の竜タイプを削る、DM技の攻撃ダウンが優秀と考え流星群を採用しました。
レックウザは火力がとても高く、多くのポケモンを少なくとも確定2発で倒してくれるポケモンでしたが、タイプ受けをされてしまうと厳しい印象がありました(ギラティナはダイホロウの防御ダウンがあるため無タイプでなければ崩せます)。
特性のエアロックは悪い方に働くこともありましたが、相手のガマゲロゲのすいすいやウオノラゴンの砂かきを無効、砂嵐の定数ダメージを受けない等のメリットが働く場面の方が多かった印象です。
(個人的にはギラティナの方が使いやすかったですが、炎技を覚える点や相手視点では物理か特殊かわからない等のギラティナにはない強味もありました。)
ヌオー
・性格:腕白
・特性:天然
・持ち物:ゴツゴツメット
・努力値:H252 B252 D4
・欠伸/自己再生/カウンター/地震
今期も採用しているザシアン受けです。前期はカウンターの枠を冷凍ビームにしていましたが、あまり撃つ機会がなかったため変更しました。
蓄えるや鈍いをこの枠に採用する予定でしたが、積まなくてもいい状況や積んでも間に合わないことが多かったので、積んでも間に合わないポケモンに勝てるカウンターを採用しました。相手の方にザシアンがいた際はカウンターで他のポケモンを倒してもザシアンが対応できないことがあるため撃つタイミングは慎重に決めていました。
これは個人的なお話しになるのですが、ランドロス対面に相手が撃ってくる技が様々だったので今期はずっと悩んでいました。1度地震を撃ってくる方、ステルスロック、蜻蛉返り、即DM、草結び等が撃たれました。この対面の正解を教えてください。
※なかでも1番驚いたのは地割れランドロスです(笑)
バンギラス
・性格:慎重
・特性:砂起こし
・持ち物:食べ残し
・努力値:H252 A4 D252
・電磁波/ステルスロック/バークアウト/ロックブラスト
今期も採用した枠2匹目です。レックウザのサポートが出来る電磁波とルギアに瞑想をされても対応が出来るバークアウトを採用しました。眠るがなくなったためムゲンダイナが厳しくなりましたが、電磁波を当てればレックウザで対応できるためあまり気になりませんでした。
終盤の対戦でバークアウトを外してバドレックス(黒)に3回負けている(相手は最後の1匹)戦犯でしたが、何故か電磁波だけは外さないという自覚があるのかないのかわからないポケモンでした。この型自体は強かったと思います。
※写真が普段と違うのはバークアウトを外した罰の代わりです。
キュレム(白)
・性格:控え目
・特性:ターボブレイズ
・持ち物:突撃チョッキ
・努力値:H244 C28 D236
H:2n+1
C:無振りDMサンダーがDM絶対零度+霰ダメージと命の珠ダメージ×2で倒せる
・フリーズドライ/クロスフレイム/大地の力/絶対零度
ヌケニンの次に信用しているカイオーガ受けです。ステルスロックに弱い氷タイプですが、ステルスロックを撒くポケモンに強いので立ち回り次第では有利になります。
技範囲が氷タイプでありながら炎技を覚える等とても優秀でした。また特殊耐久がとても高いため有利対面を作れば安全に交代読みの技を撃てるポケモンでした。
カイオーガと違い絶対零度の命中率が30%のため絶対零度カイオーガを使っている方には交代読みと思いながら(今まで撃たれていた分の怒りを込めて)絶対零度を撃っていました。当たる前提なら居座りにも交代にも対応できます。
ラッキー
・性格:図太い
・特性:自然回復
・持ち物:進化の輝石
・努力値:H140 B252 D116
HB:A特化ウーラオスのインファイト15/16耐え
HD:C+2特化ゼルネアスの気合い玉+瞑想後の同じ条件の気合い玉を255/256耐え
※ダイフェアリーの場合は耐えられません
・タマゴ産み/瞑想/凍える風/地球投げ
今期も採用している3匹目のポケモンです。相棒なので普段から採用していますが、今期はゼルネアス意識の瞑想型で使いました。
凍える風はラッキーが突破されても(相手のSが下がっているため)レックウザ等で対応出来る状況を作るために採用しました。電磁波ではない理由は相手の霊タイプへの打点になることや挑発を意識して採用しています。
ヒヒダルマG
・性格:陽気
・特性:ダルマモード
・持ち物:気合の襷
・努力値:H4 A252 S252
・欠伸/雪雪崩/氷柱落とし/炎のパンチ
最後に採用したイベルタル+ムゲンダイナの並び対策です。このポケモンを採用した途端にイベルタル+ムゲンダイナに当たらなくなったので本当に対策できているかわかりませんが、選出した対戦(3試合程)では全て勝っているので問題はありませんでした。
このポケモンに関しては特別記載することもありません。
最後に
今回の構築は順位が安定していなかったため完成度は高いと思っていませんが、キュレム(白)の性能が予想以上に強かったです。このルールも8月で最後なので頑張りたいですが、あまり対戦が出来ないので今までの経験で完成度の高い構築を組みたいです。質問などがあれば、Twitterの@sia45995105までお願いします。
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