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S29 よわよわ鳳凰鹿構築 最終レート183x

はじめに

 はじめましての方ははじめまして。sia(シア)という者です。今回はS29に使用していた構築の記事になります。今回の構築は個人的に気に入っていたのですが、S30はあまり潜れないかもしれないので記事に残しておきます。

構築経緯

 S27でも採用していたゼルネアスが禁止伝説ポケモンの多くに半減にされないフェアリータイプの技を一致で撃てることをとても強いと考えて採用しました。
 次にゼルネアスが苦手なザシアン、ネクロズマ(日食)、ナットレイやミミッキュに有利を取れると判断してHBホウオウを採用しました。

 相棒枠のラッキーは現環境ではサポートに徹する方が強いと判断して歌う、甘えるを採用しました。
 4匹目はS27での経験からゼルネアスを使う際に気を付けたいことから決めました。

1.(当然のことですが、)ゼルネアスはジオコントロールを積めないと相手の禁止伝説ポケモンまで倒すことが難しい
2.ジオコントロールを積めたとしても倒せないポケモンが一定数存在する

これらのことを解決するために【1の条件】蜻蛉返りやボルトチェンジ、欠伸で有利対面を作るor壁を貼ることで無理矢理ジオコントロールを積む。【2の条件】蜻蛉返りやボルトチェンジで相手を削るorステルスロックや宿木の種のような定数ダメージで削る
という条件を満たせるポケモンが強いと考えました。

そこでクイックターンや欠伸で有利対面を作れる且つ相手を削れるという理由からラグラージを採用しました。
 5匹目はザシアン+カイオーガの並びに最低限の仕事が出来る、ホウオウだけでは不安なネクロズマ(日食)に弱くないナットレイを採用しました。
 最後の枠はナットレイだけではカイオーガに安定しなかったため貯水ガマゲロゲを採用しました。

個体解説

ゼルネアス
・性格:図太い
・特性:フェアリーオーラ
・持ち物:パワフルハーブ
・努力値 H172 B252 C12 D4 S68

HB:16n-1(B+1DM状態でA特化ザシアンの巨獣斬+電光石火を耐える)
S:S準速ウオノラゴン抜き

・ジオコントロール/雷/ムーンフォース/ラスターカノン
 
 
今回の構築の主役です。ラスターカノンを採用することで(ジオコントロール後)ザシアンにダイスチル+適当な攻撃で勝つことが出来ます。多くの禁止伝説ポケモンに有利に戦えましたが、以前使用したときよりもゼルネアスが不利なナットレイやジオコントロールを積む隙が少ないカバルドン等が増えた影響で通すことが難しかった印象です。
 気合い玉やドレインキッスの採用も考えましたが、どの技も必要だったため採用はしませんでした。

ホウオウ
・性格:腕白
・特性:再生力
・持ち物:厚底ブーツ
・努力値 H252 B228 S28

H:3n
S:ミラー意識

・聖なる炎/ブレイブバード/身代わり/自己再生

 今回の構築の影の主役です。S28の拘りスカーフホウオウのときも感じましたが、やはり聖なる炎の火傷はとても強力でした。
 以前と違いスイープ性能は下がってしまいましたが、身代わりや自己再生を使うことで場に居座り続ける性能が安定しました。
 ザシアンやホウオウに強いと思っていましたが、実際はそこまで強くありませんでした。どちらかと言えば、厚底ブーツを考慮していない相手のカバルドンを無力化させることに貢献していました。


ラッキー

・性格:呑気(S個体値0)
・特性:自然回復
・持ち物:進化の輝石
・努力値 H204 B252 D52

H:16n-1

・タマゴ産み/甘える/歌う/地球投げ

 「絶対零度カイオーガが許されるなら歌うラッキーも許されるはず」と考えて採用しました。ですが、実際はほとんど選出していませんでした。
 ラッキーの型ではなく、構築のコンセプトにラッキーの採用自体あっていなかったことが原因なのですが、今までのシーズンで最も選出していないと思います。
 相手は歌う(眠り)のことを考えるとゼルネアスに隙を見せてしまう可能性があるため相手の行動に制限をかけることが出来ました。
※1回目の歌うが当たらなくても2回目の歌うが当たる可能性を考えると相手視点ではゼルネアスに有利なポケモンはなるべく眠らせなくないため行動が制限されるという考えです。

ラグラージ
・性格:呑気(S個体値0)
・特性:激流
・持ち物:オボンの実
・努力値 H252 B236 D20

C252命の珠サンダーのDM暴風耐え

・ クイックターン/欠伸/ステルスロック/地震
 
 選出率が(おそらく)1番高かったポケモンです。基本的には初手から起点を作ります。相手が草技を持っていそうな場合はホウオウやナットレイに交代していました。
 カバルドンと違い不意に倒されてしまうことは多い印象ですが、クイックターンの起点回避+スムーズにゼルネアスに繋ぐ動きはこのポケモンでなければ出来ませんでした。
 一方で(稀に当たる)身代わり持ちのザシアンやサンダー、ラムの実持ちの積みポケモンにはあまり仕事が出来ず、とても厳しい状況になってしまうことがありました。
 これらの解答を裏に用意していればさらに強いラグラージの使い方が出来ると気付くのが遅かったです。

ナットレイ
・性格:生意気
・特性:鉄の刺
・持ち物:食べ残し
・努力値HD252 B4
・宿り木の種/守る/種マシンガン/ジャイロボール
 
 今期は宿り木の種をあまり外さなかったのでいつもより活躍していました。種マシンガンも3回以上当ててくれることが多かったので助かりました。
 守るという技は予想していたよりも読まれることが少なく相手のDMを枯らすことに使っていました。宿木の種と合わせた動かし方も強いです。
 ナットレイ自体は活躍することが多く不満な点はあまりなかったのですが、初手カイオーガナットレイ対面でも絶対零度をされることが何度かありました。大体避けていたのでよかったのですが、命中率20%の技をこちらが有利対面でも撃たれるということはカイオーガに安定した対策は不可能なのではないかと思いました。

ガマゲロゲ
・性格:意地っ張り
・特性:貯水
・持ち物:拘り鉢巻
・努力値H84 A252 B156 D4 S12

HB:A特化ザシアンのじゃれつく15/16耐え(16n-1)
A特化 Sミラー意識

・アクアブレイク/地震/パワーウィップ/毒毒

 S27でも使用していたガマゲロゲです。技を毒毒に変えていますが、基本的な仕事は変わらずカイオーガ+ザシアンの並びを崩すためです。ですが、ナットレイを使用していたこともあり今期は記憶にある限り選出回数2回です(勝率は100%です)。

振り返り

 ラグラージ+ゼルネアスは強かったですが、ラッキーの採用方法を間違えたことと最後までガマゲロゲの枠を改善できなかった点が反省点です。

最後に

  今期は対戦人口が減少したため全体的にレートが低かった印象ですが、残りの期間はどうなってしまうのでしょうか。
 私は5月の中盤から終盤は予定があるためあまり対戦できないと思いますが、残りの剣盾の対戦も頑張りましょう。
 質問などがあれば、Twitterの@sia45995105までお願いします。

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