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【ドリームオーダー】全力効果の謎

こんにちは!
ドリームオーダーで広島デッキを使っているsi(エスアイ)です!

前回、こちらの記事である特殊能力について深堀りすると無駄にもったいぶって締めました。

査定が厳しい疑惑のある特殊能力とは、ずばり全力効果です。

※全力効果とは
「選手カードを2枚プレイした時」で発動する効果の事を指します。
主に広島選手カードに多く配られている効果で、現在広島は8種類、他球団で2種類(4弾楽天早川、3弾オリックス西川)存在します。

そもそも私がこのような査定分析をしたきっかけが、カープ野手なんか査定辛くね?から始まっています。
刷られてしまっている以上現状は変わらないのですが、なぜそう感じているのか分析するのは大事だと思ったので。

他の発動条件と比べると条件を満たす事自体は容易で、「使おうと思えばいつでも使える」特殊能力と言えます。
反面2枚出しする事が条件ですので手札は減りますし、戦術カードを置けない、覚醒を絡めた場合勝負師で不発になる等のデメリットもあります。

そんな全力効果ですが、改めて特殊能力の査定を確認してみます。

一番シンプルな1弾末包選手を例に挙げます。
特殊能力以外は0522バニラと変わりませんので、査定上は全力AP+1に1コスト支払っている事になります。

しかし、全力AP+1を条件付きAP+1という括りで考えれば0.5コスト査定が妥当なはずですので、差し引き0.5コスト損しています
どうして・・・

こんな感じで全力効果持ちの査定を洗い出してみると、大半が発動する効果に見合ったコストより0.5コスト多く支払っている事が判明しました。

全力条件の特殊能力は、発動する効果とは別に全力条件自体に0.5コスト支払う必要があるという事です。

なぜそのような査定になったか確かなことは言えませんが、全力条件は欲張って覚醒を絡めなければ容易に発動できる条件ですので、そのあたりを加味して付けられたのでしょう。

この査定基準を照らし合わせると、前回の記事で紹介したコスパ悪いランキングに登場したカープ選手の謎査定と辻褄が合います。

例えば2弾小園は

強振+1(+0.5コスト)
走者なしAP+1(+0.5コスト)
全力1ドロー(残2.0コスト

全力1ドローに2コスト使っている問題も、全力条件に0.5コスト+ドロー効果に1.5コスト使っていると考えれば矛盾しません。
納得はできませんけどね。

強振+1(+0.5コスト)
捕手本領発揮(DP2)(+1.0コスト)
全力両面DP3(残1.5コスト

1弾坂倉も同様ですね。
全力条件に0.5コスト、両面DP3効果に1コスト支払っていると読み替えれば、理屈上は合います。

走者ありAP+1(+0.5コスト)
全力AP+1ダイス+1(残1.5コスト

同じく、全力条件に0.5コスト、AP+1ダイス+1に1コストという事になりますね。
問題なのは、4弾でもこの枷は継続したままという点でしょう。

一方、全力効果なのに0.5コストの支払いがない例外も存在します。
3弾菊池と4弾矢野です。

サポートDP2→3(+0.5コスト)
本領発揮全力ドロー(残1.5コスト

特殊能力の区分はドロー系効果なので、この時点で1.5コスト支払っています。
そのため、全力条件分の0.5コストはどこかに飛んで行ってます。さすキク
ドロー系効果ではなく手札交換系効果(1コスト査定)と解釈した可能性もありますが、カープのメインエンジンとして欠かせない存在になっている理由がお分かりいただけるかと思います。

基本AP5→4(-1.0コスト)
サポDP2→4(+1.0コスト)
併殺効果(+1.0コスト)
全力AP+2(残1.0コスト

条件付きAP+2は1コスト査定が妥当ですので、こちらも全力条件の0.5コスト支払いがありません。さすヤノ
併殺能力を持ちながら覚醒なしでミートAP12まで到達でき、査定が妥当である事のありがたみを感じますね。






頼むから帰ってきてくれ。ドリオだけでいいから。


◆投手には全力条件のコスト支払いはない

野手に関しては全力条件で0.5コスト支払っていますが、投手になるとこの支払いはありません。
そもそも全力効果を持つ投手自体が1弾中崎と1弾森下の2枚しかいないのですが、それぞれ下記の通りの査定となります。

基本DP5→6(+1.0コスト)
ドロー2→4(+1.0コスト)
全力ダイス-1(残0コスト

全力条件で0.5支払う必要があるなら、サポートDPを2にするかドローを3枚にしなければいけません。
しかし実際にはこの支払いコストは存在せず、中継ぎ・抑えの条件付きダイス-1査定(0コスト)通りの設定となっています。
もし中崎がサポDP2かドロー3だったら・・・使用率は激減していたことでしょう。

※先発投手は1コストからスタート
基本DP5→6(+1.0コスト)
基本DP6→7(+1.5コスト)
ドロー7→5(-1.0コスト)
覚醒:全力アウト時ドロー(残0.5コスト

ドロー条件が厳しすぎる事で有名な特殊能力ですが、0.5コスト査定という事になります。
0.5コスト内に収めるには覚醒全力+アウトを取ることを条件にしなければならなかったのでしょう。
現に3弾菊池の全力ドロー効果(覚醒不要、アウト不要)で1.5コスト掛かるわけですから、査定自体は極めて妥当です。特殊能力は要らないけど
したがって、全力条件による0.5コスト支払いがあったとは考えづらいです。

◆全力効果は過大評価だったのか?

少なくとも現状は、カープの特徴として数多くの選手カードに配られている全力効果の査定は過大であると言わざるを得ないでしょう。

全力条件のコスト支払いが発生する選手カードの中で採用されているのは4弾末包くらいで、その末包ももう一つの特殊能力(走者ありAP+1)の優秀さに助けられている節があります。

ただ、将来的には妥当な評価になっていく可能性もあります。
例えば攻撃サポート時の本領発揮効果で手札消費を補填するカードが登場すれば、消費コストに見合った特殊能力と言えます。
私たちプレイヤーは今世に出ているカードでしか評価できませんが、運営側は将来出すカードの事も想定しているはずなので、これからに期待したいところです。

まとめ

まとめると・・・ただの愚痴ですね!
そもそもまだリリースされてから1年も経っていないわけですから、今あるカードプールで頑張るしかないです。
遊戯王OCGなら《デェミナイ・エルフ》、デュエルマスターズなら《聖霊王アルカディアス》《悪魔神バロム》が出てきたくらいの時期です。

そう考えると、ドリームオーダーはどの球団でも戦えるバランスになっていていいカードゲームだなと思いますね。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは!


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