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【ドリームオーダー】選手カードの査定を分析してみよう(野手編)
こんにちは!
ドリームオーダーで広島デッキを使っているsi(エスアイ)です!
前回の続きという事で、今回は野手の査定を分析しようの回です。
間を開けずに投稿しようと思っていたのですが、気が付いたら時間が経っておりました・・・。
基本的なアプローチ方法は投手と変わりないので、良かったらこちらもどうぞ。
野手査定
野手は0~4コストまで存在し、そのコストは以下5点を調整することで決められています。
基本AP
ダイス補正(代打の場合はドロー枚数)
サポートDP
特殊能力
とりあえず特殊能力に関してはいったん置いておくと、
投手と同様、0~3コストの特殊能力を持たない(バニラ)野手同士で比較する事で、基本性能の調整にどれくらいのコストが必要か分かるはずです。
というわけで、前回と同様に比較表を作ってみます。

0コスト野手同士で比較すると、両者の違いは基本APとサポートDPで、単純に考えれば基本AP1=サポートDP2という事になります。
投手の時と同様、このような形で基本性能の調整に必要なコストを割り出していった結果、0コスト基本AP5、ダイス補正なし、サポートDP2を基準にした場合の必要コストは以下の通りになるようです。

-0.5等のマイナス表記は、この調整によってコストが浮くことを表します。
ミートダイス+2が1コスト査定である根拠は、オリックスのSD西野と楽天の1弾辰巳。
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強振+2が1.5コスト査定である根拠は、オリックスの1弾杉本です。

ただ、強振+2に関しては場合によっては1コスト査定だったりします。
ヤクルトの1弾濱田が代表例です。

カードによってブレがあり、特に1弾あたりまでは査定が定まっていなかったのだろうと思われます。
さて、基本能力の査定をおおよそ算出できたので、試しにDeNAの1弾牧を査定してみましょう。
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基本AP5→6(+1.5コスト)
強振+1(+0.5コスト)
これで2コスト分使っているという事になります。
基本AP6はドリオにおいて重要なステータスですが、査定の重さからもかなり意識されている事が分かりますね。
続いて同じく1弾から、巨人坂本を見てみましょう。

基本AP5→6(+1.5コスト)
ミート+1(+0.5コスト)
サポートDP2→4(+1.0コスト)
ちょうど3コスト分使い切っています。
基本AP6且つサポートDP4の場合、他の性能に割り振れるコストはわずか0.5コストしかありません。
特殊能力の査定
さて、投手と同様重要なのはここからです。
とはいえやる事は簡単。
上記基本性能で算出した査定と実際のコストの差分を見れば、
特殊能力ごとにどれくらいのコストとして計算されているか分かるようになります。
3弾の広島小園(1コスト)を例に、特殊能力の必要コストを逆算してみます。
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ミート+1(+0.5コスト)
走者ありAP+1(残0.5コスト)
基本性能のみの査定では0.5コストですので、「走者ありAP+1」は0.5コスト相当の特殊能力という事が分かります。
続いて、4弾西武金子を見てみましょう。

サポートDP2→3(+0.5コスト)
走者なしAP+1
テイクワンベース(残1.5コスト)
先ほど、走者ありAP+1が0.5コスト相当だと分かったので、走者なしAP+1も0.5コスト相当と判断していいでしょう。
サポートDP3も0.5コスト相当ですので、テイクワンベース効果は1コスト相当の特殊能力と査定されているという事です。
このように、基本能力査定と実際のコストの差分を見る事で、特殊能力の査定もある程度推測できます。
というわけで、代表的な特殊能力と必要コストを一覧にしてみました。
必要コスト算出の根拠となったカードも記載しています。これ作るのすっごい大変だったよ・・・
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なお、ドロー系や手札交換・回収系、タイムポイント獲得系に関しては、発動条件の難しさによって必要コストにブレがあります。
カードによっては、コスト1でドローできたり0.5でカード回収や手札交換ができるケースもあります。
ざっくり言うと、条件付AP+1は大体0.5コスト、条件付AP+2は1コストくらいになるようです。
色んなカードを眺めてきましたが、この特殊能力結構コスト安いんだな~みたいな、色んな気づきがあって割と楽しい作業ではありました。
査定から分かる「コスパの良い」野手
さて、こうしてある程度特殊能力のコスト査定が分かってくると、気になってきませんか?
本来の査定とは(いい意味でも悪い意味でも)逸脱したカード、あるんじゃないのと。
当然、あります。
大体のカードゲームがそうですが、カードパワーというものは既存の枠組みから如何にして外れているかで決まります。
全部同じ基準でカードを作っていたら新鮮さが失われてしまうでしょう。
なので、ぶち壊さない程度にちょこっとはみ出したカードは意図的に生み出されています。
ということで、ここまでで判明した基本性能と特殊能力査定と照らし合わせて、このカードコスパ凄いよランキングTOP5を発表します。
第5位
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AP6(+1.5コスト)
強振+2(+1.5コスト)
DP1(-0.5コスト)
覚醒AP+1(+0.5コスト)
捕手本領発揮(DP1)(+0.5コスト)
定規杓子に査定すれば捕手本領発揮効果の0.5コスト分お得・・・という評価になるのですが、DP1の捕手本領発揮は正直「インクの染み」扱いと言って差し支えないでしょう。
また、強振+2が1コスト相当として査定している可能性もあるでしょう。
したがって、実際はコスト相応の性能という事になります。
それでも基本AP6強振+2の覚醒AP+1という時点で破格ですが。
ちなみに、同率で1弾ヤクルト村上もコストパフォーマンスがいいです。
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これも基本AP6且つ強振+2の時点で3コスト使っており、サポートDP1で浮いた0.5コストに特殊能力2つが詰め込まれている計算です。
第4位
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サポートDP2→3(+0.5コスト)
ミート+1(+0.5)
AP1ミート+1or2ドロー2ディス(残1.0)
特殊能力が選択式なので、無理矢理2コストに収まっていると評価するべきでしょう。
無条件AP+1ミート+1の時点で1コスト相当の特殊能力と評価していいですし、2ドロー2ディスも手札交換系で1コスト相当です。
状況に応じて使い分ける事ができる付加価値を0コストで査定していいのか考えれば、実コスト以上の性能である事は明らかでしょう。
第3位
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基本AP5→6(+1.5コスト)
ミート+1(+0.5コスト)
覚醒:全力ダイス+2(残0コスト)
まず、基本AP6とミート+1の時点で2コスト使い切っているはずです。
そこに(条件が厳しいとはいえ)ダイス+2の覚醒能力が乗っているわけですから、とってもコスパがいいです。
2.5コストとまでは言いませんが、2コストより上の性能はあるはずです。
第2位
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基本AP6(+1.5コスト)
ミート+1(+0.5コスト)
サポートDP1(-0.5コスト)
ミトバコンボ:ミート+2
覚醒:二塁打HR(残0.5コスト)
普通に査定すると、ミトバコンボと覚醒効果2つが0.5コストに押し込められているという事になります。
APの上がらないミトバコンボとサポDP1故に狙いづらい覚醒効果とはいえ、この2つ合計で0.5コストになるわけがありませんね。
実質2.5コスト相当の性能と言えるでしょう。
第1位
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基本AP6(+1.5コスト)
ミート+2(+1.0コスト)
覚醒:AP2強振+1(残0.5コスト)
栄えある第1位は2弾De宮﨑です!
基本AP6とミート+2で2.5コスト分使っているはずですが、そこに1コスト相当の覚醒AP+2(しかも強振+1)が乗っています。
おかしい。
どう低く見積もっても3.5コスト以上の性能はあるでしょう。
コスト足りない問題は常に付きまといますし、サポート性能は低いのでオーダーから外れるケースもありますが、コストパフォーマンスの良さは随一です。
査定から分かる「コスパの悪い」野手
さてお次は、査定おかしいよランキングワースト5を発表します。
つまり、コスパが悪いカードを挙げていきます。
ちなみに先に申し上げておきますが、スターターデッキの3コスト野手は2.5コスト相当の査定に抑えられている事が多いです。
なので、ここに挙げる場合は「スターターデッキ補正を加味しても尚パフォーマンスが悪い」と判断したカードのみとしています。
ワースト5位
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走者ありAP+1(+0.5コスト)
全力AP+1ダイス+1(残1.5コスト)
全力効果に1.5コスト分使っている計算になりますが、AP+1ダイス+1効果は1コスト相当が妥当です。
基本性能に強振+1かDP3が付いていればよかったのですが、現状は走者ありAP+1の使い勝手の良さに助けられている格好です。
ワースト4位
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サポートDP3(+0.5コスト)
ビハインドAP+1(+0.5コスト)
捕手本領発揮(DP3)(残2コスト)
普通に査定すると、DP3の捕手本領発揮効果に2コストも取られています。
確かに両面DP3は優秀なのですが、流石に2コストは吸いすぎなのではないでしょうか。
4弾巨人小林の両面DP3が推定1.5コスト査定なので、今刷るなら強振+1あたりが付いてもおかしくないです。
ワースト4位(同率)
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強振+1(+0.5コスト)
捕手本領発揮(DP2)(+1.0コスト)
全力両面DP3(残1.5コスト)
こちらも基本性能は1.5コスト相当なので、全力両面DP3に1.5コスト吸われている計算になります。
おそらく中村の両面DP3の査定2コストから、条件付きということで0.5コスト下げたためにこうなったのでしょう。
全力両面DP3効果は今査定するなら1コストで収まるはずですので、コスパが悪いという事になります。
ワースト2位
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強振+1(+0.5コスト)
走者なしAP+1(+0.5コスト)
全力1ドロー(残2.0コスト)
査定上、全力1ドロー効果に2コストも持っていかれています。
ドロー効果は1.5コスト相当の査定になるはずなので、0.5コスト分損です。
もっと言うと全力ドロー効果は手札が増えているわけではないので、正直手札交換系の1コスト査定が妥当です。
つまり、厳しい評価をすると1コスト分損しています。
せめてサポートDP3あったら・・・と思わずにはいられません。
ワースト1位
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強振+1(+0.5コスト)
サポートDP4(+1.0コスト)
ビハインド時AP+1(残1.5コスト)
ワースト1位はSDヤクルト山田です。
基本性能だけでは1.5コスト相応の性能なので、特殊能力で残り1.5コストを埋めなければなりません。
・・・が、ビハインドAP+1とどう査定しても0.5コストな特殊能力しかありません。
つまり、査定ではなんと1コスト分損しています。これはひどい。
SDの看板カードは2.5コスト分の性能しかないケースが多い事を踏まえても、流石にコスパが悪すぎます。
後に登場した2弾山田は極めて妥当な査定なだけに、こちらの異質さがより際立ちます。
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まとめ
いかがだったでしょうか?
野手査定についてまとめると
基本AP6にするには重いコスト支払いが必要
強振ダイス+2も多くのコストを支払うが、例外もあり
投手よりは査定の幅が広く、コスパの良し悪しが分かりやすい
このような感じでしょうか。
それなりにブレはあるものの、ドリオのカードは一定の基準をもとに設定されていることが分かりました。
しかし、私は査定を分析していく過程で、ある特殊能力を持っている野手の査定が辛いことに気づきました。
ここまで見てくれた方なら、なんとなく気づいているかもしれませんね。
というわけで、次回はその特殊能力の査定について深堀りしていこうと思います!
それでは!