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井上さんマガジン新年1月号・新作も始まっています~そして、もうすぐ仕上げの作も!今月のテーマは、自由について。

 皆様、いかがお過ごしでしょうか?
2023年の井上さんマガジン、どうぞよろしくお願い致します!

今年もあっという間に、1月末日になってしまいました。北海道も寒波が押し寄せています。普段でも寒いのに~。(2月号はもう少し早めに書きます!)


「いや~今朝も寒かったね。」と井上さん。北海道の住宅は、2重窓が当たり前なのですが、今朝は、外側の窓だけじゃなく内側の窓も凍る勢いでした。北海道の冬は厳しい。


今年もすごい雪!!!のアトリエそしてツララ

さて、アトリエでは、新作が始まっておりました!
実験的クラック作品の第一段階。↓

クラックに色を入れ、重ねている。


クラックのみ。
厚みのあるところないところで違いがわかります。



厚紙とクラック。新しい感じ。細胞のよう。


クラックを削り、また乗せて、削っている。かなりクラックに厚みがあり、卵の殻思い出す。

こうやって色々実験を重ねながら次の選択を模索する、その第一段階といったところでしょうか。この段階は出来上がりの作品とは、かなりかけ離れつつ、名残りも残っております。でもこの段階を知らなくては、名残りの感覚は、分からなかったな。。。

そして仕上げになりつつある作品達が続々と上がって来ておりました。
その中の経過を辿っている、フロランタンはこんな感じに(勝手に、フロランタンと言っている)

前々回の時のフロランタンは記事はこちら↓


前回のフロランタン経過はこちら↓

今回はこんな感じ↓


表面が前回に比べて、益々滑らかにツルツルになっておりました。
これから仕上げの凹凸をつけるそうです!


拡大すると、クラックと土の存在が、よくわかります!うっすら緑のところがかろうじて、フロランタンだったことが分かります。(注意!フロランタンではありません😆)

さて話題は変わり、先週末が最終日だった、道立近代美術館の展覧会、「砂澤ビッキ展」の話。井上さんは、若いころ北海道を旅して、音威子府のビッキさんのアトリエに縁あって訪れ、そこで暫く滞在していたことがあります。(詳しい話は、2月号で。)

井上さんに進められて行ってきました、砂澤ビッキ展。
入り口から作品が、すごいインパクトでとても良い展覧会でした。写真で見るビッキさんは、とても豪快な感じ。人生も破天荒?だったそうです。(次回展覧会について詳しく書いてみたいと思います。)
ひと昔前の芸術家のイメージかも。。。

アート作品とは全てに共通して、根底に自由があると思います。そしてそれを作る芸術家も、自由のイメージであり、確かにクリエイティブに関して、自由が必要です。
なんとなく、「破天荒」は自由なイメージですが、破天荒と自由は別物。ビッキさんをまじかに見てきた井上さんはそう感じたそうです。

では、井上さんの思う自由とは、どんなことなのでしょうか?
それは、「自分の評価を他人に委ねないこと。」

私達は、他人に、世間に、社会に、評価されることに自分自身の価値を重ね合わせてしまいがちです。
逆に考えると、それらから評価されないと、「自分には価値がない」と思ってしまいがちかも知れません。
確かに、私達は社会に属し、それらから評価されると大変嬉しいし、大切な事だと思います。もしかしたら私なんかは少し偉く????なった気になるかも知れません😅😝。
しかし自分の価値を、他者から与えられるもの、受動的なことだと捉えると、一喜一憂する、させられてる、感情に踊らされている自分に気がつく時、、、それは自由ではない。

自分の価値は、自分で決められるのです。

今の自分を認めて、受け入れる時、忍耐や努力して来た事も評価のためじゃなく、自分のためであったことに気が付きます。
それどころか、大して努力してない私でも、それなりに今まで頑張ったと自分を受け入れた時、自分の人生ここまで、まあ、良かったと、結構頑張ったよって、自分で自分を良き友の様に評価できます。(簡単にいうと😅)そして、また頑張ろうと自分を励まし、勇気も湧いてくるかも知れません。
自己肯定感というのかな?
他人の評価に、一喜一憂されていては、自由ではない。
それはまさに、自己肯定感と直結し、自分の心の満足度と直結しています。

創造の源は、自由からきていると思います。
「自分の評価を他人に委ねないこと。」
それは、自由の源泉が、どこから湧いているのか、それを問うことになるのではないでしょうか。

最近よく耳にする、「自分軸」。
井上さんは、そんなことは知らないだろうけど(自分軸について)、かなり今にフィットする考え方だなーと帰りの運転をしながら、思ったのでした。
                             つづく。

         

こちらもほとんど完成に近づき、あとは仕上げの凹凸だそうです。
「透明度が高い!支笏湖並みだわ」と勝手に気持ちはカヌーを浮かべております。

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