母の言葉で一歩前身
幼き頃、ひょうきんな母に自分の想いを何でも聞いていた時期があった。
母に「私、どうして生まれてきたの?」と聞いた事があった。
「姉が生きていれば、生むつもりはなかったんだよね。」
と言われ、幼ないながら心が傷ついた事をふと思い出した。
え~っ!💦
親がこんな事を言う?
開いた口が塞がらなかった。
暫く落ち込み、自分は愛されていないんだ・・・・・
兄姉の付録として生まれて来たんだ・・・・・
「そぅだったんだ。自分は兄姉の中でどこかが違っている」と思える所があるみたいだ。
兄姉は成績もいいし、通知表でも差をつけられていた。
追い打ちを掛けるように、おねしょまでするようになった。
敷き布団もビジョビジョ。
挙げ句の果てには、畳まで変色してしまった。
何で自分だけ、おねしょするんだろう!
母に恐る恐る聞いてみた。
「おしっこする夢ばかり見るんだけど、何でだろう?」
と聞いてみた。
「近くの川から、拾って来た子だからだよ。」
二度目のバッシングを受け、心が縮んだ。
幼いながら母を恨み、母の事が大嫌いになってしまった。
引っ込み思案が益々目立つようになって来た。
母は、とてつもなく明るくて、人を笑わせるのが得意で、母の廻りは、いつも笑いが行き交っていた。
長所、短所もハッキリしている母。
徳も多いが失敗も多い母。
でも私はこんな母の長所だけを採り入れる事にした。
母の長所が正解とは限らないけれど・・・・・
小さな世界の常識に縛られているだけなんじゃないかと、思えるようになった。
母の笑いを見て、
「人を傷つけといて何よ!!」
私の傷の病など微塵も思ってないなと思ったけど、怒っている自分が馬鹿馬鹿しくなって来た。
現実は、笑ってばかりは要られないけど、笑える瞬間を大切に、
前を向いて歩き笑って行きたいと思うようにしました。
「生むつもりは、なかった」
母の、この言葉はとっくの昔の事で忘れていたけど、
ふと想い出す時もある。
今はすでに亡き母だけど、母の言葉を慕う事が出来るまで成長しました。
母の言葉を振り返り、他人様から悪語を言われても、
「笑って、ごまかしなさい。」
と私に対する躾の一環だったのかも知れない・・・
有り難う。お母さん!
穏やかな気持を作るのも、不安な気持を晴らすのも、自分の考えひとつ。
視野を広く持って行きたいです。
ストレスを単なる嫌な物とせず、次へのエネルギーに変える。
そうすると暗い気持ちに引きずられなくなると思います。
人生もマラソンも折り返し地点からが面白いですよね。
そう思って、これからの人生を楽しんで行きたいと思います。
心の奥で「ごくろうさま!」
とつぶやけば、顔がふと、和らぐような気がします。
そして、ちょっぴり、豊かな気分になる。
【芙蓉】(フヨウ)
大輪の美しい花。
柔らかで、気品溢れた大輪の花。
花びらがピンクに色づく様子は、まるで酒に酔ってしまったかのようである。
そのことから、酔芙蓉(スイフヨウ)と言う名になりました。
昨年植樹して、今年は沢山の花を咲かせ、近づいて覗いてみると確かにほんのり酔ってしまう香り。
(私、今ほろ酔い気分なのよ😌)と言ってる気がします(笑)
柔らかで、うっとり、ずっ~と見つめていたい。😊
人生、あっという間に過ぎてしまいます。
穏やかに、楽しい人生を謳歌しましょう。
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