ニューノーマル時代のビジネスマンの三種の神器とは・・・会計のプロと外資IT企業の経営者が語る
新型コロナウイルスは、大勢の人々の
命を奪ったばかりでなく私達の生活様
式まで変えてしまった。
特にビジネスマンは何のために働くの
か生きることはどういうことなのか、
人生の価値観を大きく変える波を被
り、これまでの生活様式を見直す機会
が訪れた。
この様なビジネスマンの新しい生活様
式(ニューノーマル)時代において警
鐘を鳴らすと共に「ビジネスマンの三
種の神器」IT、英語、会計を駆使して
成功した二人の友人・先輩をご紹介しよう。
“日本人の会計リテラシーを底上げしたい”
(『たった10日で決算書がプロ並みに読めるようになる! 会計の教室』ダイヤモンド社)
最初に、会計のプロのご紹介です。
林 總さん、外資系会計事務所(PW)時代の同期で、公認会計士、コンサルティング会社代表、さらに「餃子屋と高級フレンチではどちらが儲かるか?」等、ベストセラー作家として活躍してます。
ビジネスマンの三種の神器は、
IT、英語、会計と言われています。
公認会計士の林 總さんは、ビジネスマ
ンの三種の神器のうち日本人の会計に
対する意識の低さに危機感をいだき、
日本経済の「失われた30年」を招い
た本当の原因は、日本人の会計力のな
さによるものではないか!と危惧してます。
例えば、経営者はROE(自己資本利益率)の向上を目指すべきだと何の疑いもなく主張したり、
記者や評論家の中には収益と利益を混
同したり内部留保を取り崩して従業員
に分配せよ、と的外れの訴えをする人がいます。
”このような発言やインタビュー記事を読むたびに、私の中で「日本人の『会計力』をもっと底上げしなければ」という使命感のようなものが、ふつふつと湧き上がるのを感じてきました。そんな思いから執筆を始めたのがこのたび上梓する『たった10日で決算書がプロ並みに読めるようになる! 会計の教室』です。”(本文引用)
そして、“日本人の会計リテラシーを
底上げしたい”
との思いで、ビジネスマン向けの本
「会計の教室」が、出版されました。
では、どうすれば会計力は身に着くのでしょうか・・
”会計力を身につけたいと思って簿記1級をめざすことは、アプローチとして正しくありません。必要なのは、「決算書を通して、その会社の状況や課題を把握し、それを経営や自分の仕事に活かしていける力(=会計力)」を身につけることです。”(本文)
林 總先生の一味違った会計の物語を覗
いてみましょう!経理を知らない経営
者でも先生の話術に吸い込まれて10
日後には、決算書がプロ並みに読める
ようになってます。
是非、お読みになる事をお薦めします。
私も外資会計事務所(PW)を皮切りに
外資系IT企業の財務・経理を担当して
日本の経営者の「会計力」の無さを
経営に参画してつくずく感じました。
コロナ禍の中、ビジネスマンの働き方
改革が大きく変化しました。
・残業が無いように効率良く働く
・会社に行かなくリモートで仕事
・欧米流のジョブ型へ雇用
最後の「欧米流のジョブ型へ雇用」は
外資系企業では当たり前の世界です。
「ジョブ型」は、まず会社が求める
特定の職務(ジョブ)があって、
その仕事をできる人を募集して採用するやり方です。
ビジネスマンの三種の神器を得るため
には、ジョブ型雇用を採用してる会社
の方が、スキルアップには適してます。
最近では、大手の日本企業(日立製作所、資生堂)は、ジョブ型へ雇用の導入を検討し始めました。
外資系企業のCEO,COO,CFOという肩
書を持つ経営者は、当然「会計力」を
含めたIT、英語の総合的な三種の神器
を備えており、
経営や自分の仕事に活かしていける力
を持ち合わせてます。
元グーグル日本法人の名誉会長村上憲郎さんのケース
次にご紹介する外資系経営者として成
功した元グーグル日本法人の名誉会長
村上憲郎さんは、IT、英語、会計の三
種の神器の全てを持ち合わせてます。
村上さんは、大分の高校時代の2年
先輩で、同業種の外資系IT業界に在籍
してた関係で著書は殆ど読んでいます。
(村上式シンプル仕事術 村上憲郎 ダイヤモンド社)
この本は、11年前に発売され、
スマホをベースにした第4次産業革命
の時代が始まる前で、AI、IoT、
ビッグデータ、5G等があまり話題に
なっていない世の中の状況でした。
”40年近くのキャリアを振り返ってみると、自分を支えていたものは、企業名でも肩書でも最終学歴でもなく、「仕事をしながら身につけてきた知識」でした。不安定な雇用環境の中で、会社や職種働く環境が変わってもどうにか生きてこれたのは、仕事におけるシンプルな「原理原則」のおかげです。”(本文)
村上さんも「仕事をしながら身につけ
た知識」で、三種の神器の中、会社の
仕組みを知る、財務・簿記の基本知識
を身につける等「会計力」の必要性を
述べてます。
>>>>
村上式・仕事の7つの原理原則
原理その1会社のしくみを知る
原理その2財務・簿記の基本知識を身につける
原理その3疑問はその日に解決する
原理その4仕事の目的は顧客満足にある
原理そ庵主の神祇の5仕事のプライオリティ(優先度)をつける
原理その6アイディアは頭で考えない
原理その7デール・カーネギーに学ぶ
>>>>
英語の重要性
ビジネスマンの三種の神器の最後の英
語について、村上さんは以下の著書で
述べてます。
”付け加えるならIT全盛の時代には、若い時にプログラミングを経験しておくべきといいと思います。”(本文)
村上さんがGAFA (Google, Apple ,Facebook,Amazon)の一つであるGoogleに採用された
理由をこう述べています。
”さて、コンピューターを理解し、マネジメントができ、なおかつ英語がでる200名の候補者のなかで、私がグーグルに選ばれた理由なんだたかというと、人工知能のバックグラウンドを持っていたことでした。”
(一生たべれる働き方:PHP新書)
驚きましたね!Googleは、創業間も無い2000年初期の頃から今のAI時代を予測して人材の確保をしていたことに。
日本のデジタル化の遅れた背景が見てとれます。
ニューノーマル時代のビジネスマンの
三種に神器とは
最後に、新型コロナウイルスと対峙
するウィズコロナ・ポストコロナの
時代は、働く環境や生き方の価値観
もさらに変化します。
その中でも、ビジネスマンにとっての
IT、英語、会計の三種の神器は変わる
ことはありません。
上記会計のプロの林 總、元グーグル日本法人の名誉会長村上憲郎さんからの教えは、ニューノーマル時代でも「真髄」は永遠に変わらないと思います。
ビジネスマンの方々に少しでもお役に立てれば幸いです。
ここまでお読みいただき有難うございます。