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DroidKaigi 2024 参加・登壇レポート

こんにちは!ポート株式会社のしゅんいち(shxun6934)です!

2024/9/11 ~ 9/13 の3日間、DroidKaigi 2024 がありました。
今年のDroidKaigi で、初めて登壇者としてカンファレンスに参加させていただきました。

登壇のための準備・登壇者として参加したことに対しての感想・参加者としての感想をレポートしたいと思います!


焦りを感じて応募したら採択

X でフォローさせていただいてる皆さんが、次々にセッションを出していることに少し焦りを感じたところから始まりました。

X を見て、「皆さんセッション出しててすごいな〜」と思う反面、自分も「何か出さねば!」と思い至って、セッションに出せそうなことを考えました。

普段の開発であまり時間が取れず後回しにしてしまっている内容で、でもかなり重要だと思う、KSP に関しての話ができればなと思い、応募しました。

正直、採択されないと思っていたので、採択通知が来たときは、めっちゃびっくりしました。

いざ準備!

調査・検証

いざ、スライドを作成するにしても、何を話すかをざっくりしか考えていなかったので、KSP・kapt などのCompiler Plugin 周りの知見を入れるところからスタートしました。(いわゆる前準備)

知見を入れる中で、過去のDroidKaigi のすたぜろさんのKSP のセッションや今年のKotlin Fest のkitakun さんのK2 Compiler Plugin のセッションなど、とても参考になりました。(とてもわかりやすかったです!)

今年はK2 がリリースされたこともあり、KSP における影響は何なのかは、絶対に内容に盛り込みたいと考えていました。

そこで、KSP についての過去の経緯も含めて、今後の開発予定などについても調べることにしました。
今回は、IntelliJ・Google・Gradle などの公式のアナウンスや記事を見たりしつつ、詳細な部分に関してはGitHub Issue・Google Issue Tracker などで個別のIssue の流れを見て、経緯を追ったりしていました。

kapt がStub クラスを作成するようになった経緯KSP2 への移行方法 から、KSP・kapt に対する開発思想・理念が見えて楽しかったです。

ある程度知識がインプットをした後は、実際にKSP 周りのコードを書きながら理解を進めていきました。正直、理解をするのになかなか苦戦したため、ここが一番の難所でした。

というのも、「Compiler」という低レイヤを実際に触ることは初めてだったので、用語への理解がブレることがかなりありました。

それ以外にも、KSP2 の変更点(1系から何が変わっているのか)についてはREADME にしか資料がなかったので、実際にGithub内のコードを眺め、自分でコードを書いて、動くようにするをひたすら繰り返しました。

そのため、登壇時に用いたサンプルコードを用意するのには一苦労しました。(特にKSP2 のテストコード)

ただ、登壇することを名目に、多くの知見を得ることができたのはとても良かったと思います。

スライド作成

初めての登壇だったこともあり40分という登壇時間で、どのぐらいの内容を用意すればちょうどよいのかが、わからなかったです。

なので、Kotlin Fest やiOSDC の登壇資料や録画・当日の発表を、話し方やスライド構成を意識して見たり聞いたりしてました。
特に、スライドの構成に関しては、共有してくださる方が多くて、作成の参考資料にはちょうど良かったです!

発表練習

実際にスライドを作成した後は、練習あるのみ!
EMや部長さん、同僚の方に協力を得て、練習をこなしました。

Slackのチャンネル作ったり、timeチャンネルで呼びかけたり、会社内の場所を借りて実際に立ってやったり、、、

  • 計3 回は同僚の前に立って練習

    • 実際の環境を想定してできたのが良かったです

  • フィードバックを元にスライドを修正

    • フィードバック内容は、Slackやスピーカーノートにメモ

本番当日 (登壇 ~ Ask the speaker)

本番当日は、めっちゃ緊張してました。

幸いにもお昼直後だったので、落ち着く時間はだいぶ取れたと思います。
また、参加者として、自分よりも前に発表していたセッションを聞きながら、「こういう風に喋ろう」・「こういうこと気をつけよ」を事前に意識できたのも大きかったです。

発表時間も、少し早かったですが、何とか時間内に収めつつ、練習していた時間通りになって良かったです。

セッションを聞いてくださった方が多くいたこともそうですが、Ask the Speaker にもきてくださった方いたことが個人的にとても嬉しかったです。

ちょっとした事故

発表の最後のまとめに入る時にちょっとした事故が起きました。。。

登壇していた時に、Pixel 7を壇上に置いていたのですが、そのPixel 7 に入れていた Gemini アプリが音声認識により起動してしまい、それにびっくりして、数秒、止まってしまったことが、すごい恥ずかしかったし、悔しかったです。(動画もあるので、気になる方は確認してみてくださいw)

綺麗に発表を終えたかったのに、こんなことが起きてしまったので、次回、何か登壇することがまたあればリベンジしたいです!

登壇以外での参加

登壇以外は、参加者として、ワークショップに参加したり、いろいろな企業さんのブースに行ったり、他の登壇者のセッションを聞いたりしてました。

Day1では、Kotlin Multiplatform + Compose Multiplatform のワークショップがありました。

Kotlin Multiplatform をやろうやろうと思っていて、なかなかできなかったですが、この機会にいろいろ学べたのが個人的にはすごくデカかったです。

Day1 の終わりに、スピーカーディナー があり、そこで登壇者の方やスポンサーの方といろいろ交流することができました。

自分以外の登壇の話や、共感を得るような話が聞けてとても面白かったです。

最後に

Xでもつぶやきましたが、DroidKaigiでの初めてのカンファレンス登壇ができて本当に良かったと思ってます。

ただし、登壇側として参加しても、他の方に影響を受け、モチベが上がるいい機会だったので、今後、また登壇することがあればしたいです!


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