災害と土木のこと 石巻市雄勝町『9,7m×1.8㎞防潮堤』
石巻市、雄勝町。
先日行った東北でみた風景。
震災後ここには何度も訪れていたところだけど、今は9,7mの堤防が1.8kmに延長され、浜を取り囲んでいる(現在も施工中)。津波は当時、山を駆け上がり海抜21mまで到達したそうだ。
雄勝は優れた石の産地として有名で、昔から高級硯や東京駅の屋根のスレートに使われていたが、今回建てられた堤防の土台には、その雄勝の石が敷き詰められていた。
東日本大震災の影響で作られる防潮堤は全長にして300kmだという。災害と土木はワンセットだ。自然と人工、二つの力によって土地のかたちが変わっていく。
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