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大切にしたいこと

 

 プライマリースポーツスクールの高居です。今回は子ども達を指導する上で大切にしたいことをテーマに書いていきます。

 私は現在、プライマリーと舞鶴市内の中学校で子ども達と関わっています。学生の時に京都市にある高校のサッカー部のコーチをさせていただいたり、社会人になってからは札幌市で小学校教員として勤務していたりしたこともあり、何かと子ども達を指導する立場として仕事をさせてもらってきました。

 

教師になったばかりの出来事


 新卒で札幌の小学校で働き出した時に、子どもに対する指導について悩むことがありました。同じ学年を担当する上司に相談するとこんなことを言われました。
「子どもが同じ間違いを100回しても、100回同じ態度で指導することが本当の教育」
 
当時はその言葉の意味を理解できませんでしたが、子ども達と関わる時間が長くなると徐々に理解することができました。

 私なりの答えは、教育に携わる大人は「待つ」事を大切にしなければならないということです。子どもは間違いを犯します。時に同じ間違いを繰り返すこともありました。最初は丁寧に指導できていたものが、同じ間違いを繰り返すことで感情的な指導になってしまうことがありました。感情的に指導すると子どもは大人の言うことを聞くようになります。その理由は、大人に怒られないように行動するようになるからです。このように育った子どもは、大人に怒られないことを判断基準に行動するようになります。これでは自分で考える人にはなりません。大人になった時(怒ってくれる人がいなくなった時)に本質を考えて行動ができません。大切なことは、同じ間違いを繰り返しても、同じ態度で正しい行動の意味や価値を伝え続けることです。例えば、授業に遅刻を繰り返す子どもに、周りの友達の時間を奪ってしまうことや学習時間が減ってしまうデメリットを伝え続けます。とても根気がいることです。子どもが行動の意味や価値を考えて行動に移せるようにすることが教育だと教えてくれたと解釈しています。とても本質的で今でも印象に残っています。

※命に関わることや差別的な言動は時に厳しく指導することも大切だと考えています。


プライマリーに通う子ども達

 プライマリーに通う子ども達は元気で優しい子ばかりです。ご家庭で丁寧に指導されているのだと思います。そんな子ども達がプライマリーに通うことで、スポーツだけでなく人間的にも成長できるようにこれからも関わっていきます。


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