オンライン絵画教室ってどんなもの?【その1】
兵庫県朝来市生野町で、自宅の縁側を地域の小中高生に開放するという活動をしているしゅわわと申します。
縁側フリースペースの利用は無料ですが、その空き時間に有料でアート教室もしています。
アート教室といってもなるべく“教えない”ことを大切にしていて、それぞれの感性を一番に考える場です。
そのオフラインのアート教室とは別でオンラインの絵画教室もしているので、今回はその様子をお伝えします。
オンライン絵画教室では“気づく”に重きを置いています。
1レッスン45分で単発のチケット制。(2000円)
ご自宅で描いてもらった作品を私が“添削”するような形で進めます。
“添削”といっても根本から別物に変えるようなことはしません。
その点はリアルと同様に、それぞれの感性を一番に考えます。
具体的に言うと「元の作品のよさを最大化しつつ作者の希望を叶える」ことを心掛けています。
「ちょっとの意識でこんなに変わるの!?」と気づいてもらえるようなレッスンです。
(TVでよく見る某俳句の先生っぽいイメージ)
とある生徒さんの作品を、ご本人了承のうえ例として紹介しましょう。
生徒さんが見せてくれたのはこちらの鉛筆画です。
左の画像は元の状態
右の画像は私がパソコンで補正したものです。
違いがお分かりになりますでしょうか。
大切なのは
「ほとんど変えてないのになんか違う!」
という点です。
こちらの作品には2点の気づきをお伝えしました。
逆にそれ以外は何もいじっていません。
① 明暗をもっと大胆につけると立体感が増します。
② 奥にあるものを小さく描くと遠近が出ます。(親指の爪付近)
もう1枚の作品も例としてお見せします。
こちらの方が違いが分かりやすいですね。
この作品には、3点の気づきをお伝えしました。
① 明るい暗いだけでなく、白い黒いという概念も大切にしましょう。
② 手前にあるものを大きく描くと遠近が出ます。(頭部手前側)
③ 軸を意識するとバランスがとれます。(頭部と胴体のバランス)
このような要領で対話しながら進めています。
大事なのは、根本的に描き変える訳ではなく
『(明暗や大きさなどの)バランスを整えているだけ』
という点です。
この方の場合は写実的な作品だったので、より実物らしく見えるような声かけを心掛けました。
創作的な作品の場合は、より世界観を際立たせるような声かけをします。
「作品の持つ魅力を最大化させる」がモットーです。
美大卒で保育士資格アリなので、試験対策のご相談もお受けします。
もっと詳しく知りたいという方はホームページからご連絡ください。