見出し画像

鞘師里保さんが私を救ってくれた話~前編~

・はじめに

誰に向けて書くか、を考えたときに
やっぱり鞘師さんを推している
(または推そうか迷っている)人に
読んでもらいたいと思いました
(自分に向けて書いている、
というのももちろんある)。
また現場でお会いする
さやしい人たち(=鞘師ファン)とは
鞘師さんの話しかしない(ほんと最高)ので、
「私はこうゆう人間です」
というパーソナルな部分を
少し書いてみようかなと思いました。

(なぜならもっと仲良くなりたい!ですし、
新しいさやしい友達も欲しい・・・!照)。

鞘師さんの魅力は鞘師さんを見れば
一目でわかるだろうし、

「こうやって推しになる人もいるんだ~」

「しゅわこんってこんな人なんだ~」

と私の文章から知ってくれたら
うれしいですし、

「わかる~わかるよ~」

「私もこの時期あったな~」

と孫を愛でる目で
読んでいただいてもいいですし、

「わか~るわかるよ君の気持ち~♪」

と突然小池徹平を
思い出してくれてもいいです。

こんな感じで世代もバラシていくよ←


・推しは探すものではなくて
向こうからやってくるもの


って言葉、ありますよね。
まさにその通りだと思っています。
突如ベストなタイミングで現れて
人生を魔法のように彩ってくれる。
恋人だって親友だってそう、
逆にタイミングが合わなければ想いあっていてもうまくいかないことだってある。。。

縁や巡りあわせって不思議ですよね。

いま思えば鞘師さんもベストなタイミングで私を救いに来てくれました。


■2016年12月29日当時の私

話は2016年12月29日まで遡ります。
私にとって、
とってもとっても大事にしていたものが
3つも崩れ去ったばかりの時期でした。

・大失恋

忘れもしません。
このひと月前に10年間の恋が完全に終わりを迎えました。
大人になってからの10年ではありません、
中学から社会人までの10年間です。
でかすぎます。
ちゃんとフラれたのは
これで3回目でした(同じ相手に)が、
「あ、完全に終わっちゃったな」
と今回ばかりはわかったんですよ。
フラれた日にちゃんと体調崩して、
ちゃんと1週間会社休みました。
それぐらい、
私にとってでかすぎる出来事でした。
この10年間の中で
フッたタイミング、フラれたタイミングで、
他の人の事を好きになろうと他の人と付き合ってみたりだとか自分なりの挑戦を何回もしましたが、うまくいかなかったし、、、この話をしだすと本一冊書けちゃうくらいきっと止まらないのでここで一旦やめますね。


とにかく恋愛への情熱、目標が失われていた、
という時期だったということです。

・推し事

当時私には既に7年間推している
推しがいましたが(彼女がいたみたいに言うな←
いまも自慢の推しです、以下推しAとします)、
ファンクラブなども存在せず、
2015年に所属していたグループが事実上の解散となり、2016年は年に1.2回、単発の舞台の仕事があるくらいで、それまで大学のよっ友より推しAと話す時間が長かった私にとっては
(接触厨と言われてもおかしくない・・・)、
推しAに貢献できることが少なすぎて悶々とした日々を送っており、推し事への情熱、目標も失われていました。

(いま書いてて思ったんですけど、私は恋愛と推しAへの推し活をずっと両立してたからアイドルや推しに対して“疑似恋愛的な楽しみ方”を
しないのかもしれません。もちろんネタとしては楽しみますけど、ガチ恋というのをしたことがない。そう思うと過去の恋愛に感謝したいなと改めて思いますね※ガチ恋否定してるわけではありません!)

・お仕事

また当時就職活動に成功(世間一般から見て)し、見事丸の内サラリーマンとなることとなった新卒1年目の私は、研修期間こそやる気に満ち溢れていましたが、いざ仕事がはじまると環境の変化についていくのと目の前の仕事に食らいつくことで、とにかく毎日必死でした。


まじでこんな感じ※ドラマ「推しを召し上がれ~広報ガールのまろやかな日々~」より



「残業続きで土日は体力気力回復に努めている私が、本業を副業みたいな顔してこなす同期の東大卒京大卒の奴らに敵うはずがない」
(SNSから本業とは別にやっているモデル活動や音楽活動や劇団活動やボランティア活動などのキラキラ情報が入ってくるような人たち。今でも化け物みたいなバイタリティがある人たちだなぁと素直に尊敬している)

「やばい、
取引先含め私より頭がいい人間しかいない」
(大手の部長クラスしか相手してないんだからそりゃそうだよ)

仕事の評価は”真面目でふつう”
という評価を得られている、
しかしこの”ふつう”を貰うのにどんなに大変だったことか。


この1年、部長クラスまでの仕事は私なりに観察してきたつもりだ。


そこで気づいちゃったんです・・・


「新人が一番楽な仕事してて、出世すればするほど大変ぽいっ!!!」

なんということでしょう。。。絶望しました。

いい大学に入っていい会社に入ったらあとは人生イージーモードかのようにみんな言ってたジャマイカ。だからスポーツ推薦で大学附属高校に入ったんジャマイカ。話が違う。

それに仮に出世できたとしてもどうやら結構なものを犠牲にしているっぽい。家族との時間、趣味の時間、学生時代までの友人関係、、、
自営業一家で育った私は夕飯を
父親含む全員で毎日一緒に食べていました、
それが日常で幸せでした。
どうやらそれはサラリーマンでは不可能ではないが、相当難しいっぽい。(コロナ前なので在宅ワークなどという発想も当然ない)

元々、出世欲も金欲も物欲も、強くない。
てか弱い。


ただ大切だと想う人たちとの時間が、
1秒でも多く、欲しい。
じゃあいま何のために必死に働いているんだろう・・・

お仕事への情熱、目標も失われていました。。
人生、目標を失うとかなりしんどい。
会社の繁忙期は12月だった。
その繁忙期を休日出勤したり、
終電過ぎまで働いてタクシーで帰ったりして、なんとか乗り越えた私は、
2016年12月29日、現実逃避のひとり旅にでることになる。


旅先はジャマイカじゃないよ



■松岡茉優師匠

それは行きの新幹線でした。
前述した通り、私には推しAがいて
新幹線の中でもいつも通り、
推しに関するYouTubeを見ていました。

推しAは94年生まれの日出高校(現 目黒日大)出身です。推しが学校での出来事の話を聞いたりするのは楽しいし、それを聞いた後の推しの近辺調査は楽しいものです。

後の私の人生の師(メンターのことを
私は師匠と呼ぶことにしている)となる
松岡茉優さんも日出94年組でした。

旅というのは不思議なものです。
YouTubeを見る、というのはベットの中でもできるのに、旅にでているという高揚感からかいつもと違う発想がでてきます。

そして、ある動画が私の前にあらわれました。


松岡茉優ト文化的交流”


ラジオのようだ。推しAがゲストで出ている。
(余談ですが高校で友達が一人もいなかった
松岡さんに
「おいしそー!それ一口ちょうだ~い!」
って話しかけて松岡さんにとって高校での
はじめての友達になった推しAのエピソードが
好きすぎる・・・
卵焼き1つとかミートボール1つならわかるけど、とろろ蕎麦をはじめて喋りかける人からもらおうとするの好きすぎる・・・)

それからテレビの演出された俳優・松岡茉優
ではない、素に近い松岡茉優さんの喋りから感じ取れる人柄に惹かれ、松岡さんのラジオを一通り聞いてみることにしました。


すると、
ももクロの百田さん(こちらも日出94年組)が
ゲストの回で
サヤシ”というワードがでてきます。



松岡さんはサヤシ推しなんだぁ、モー娘。が好きなんだぁ、へぇ~。」

日出94年組BIGLOVE

もちろんモー娘。は知っていた。
(鞘師さんが幼稚園で
Go Girl~恋のヴィクトリー~”
に出会ったように、
私は幼稚園で
LOVEマシーン”
を浴びている。

小学校低学年では私以外、
上の兄弟姉妹がいる3人のおませちゃんと
男2女2(ちなみにこの中に前述した大失恋相手がいる笑)
でミニモニ。ごっこをして、
辻ちゃん役を取り合っていました。

後にBerryz工房、℃uteとなる
キッズオーディションには、
同級生も先輩たちも履歴書を送っていた。


いわば黄金期直撃キッズ世代なのである。)

松岡さんはデビュー曲を見て
サヤシ推しを直感したらしい、
私もまずデビュー曲をYouTubeで見てみよう。


・まじですかスカ!



「お、高橋愛!知ってるぞ!田中れいなに道重さゆみ!新垣里沙も!」

「あれ(私が1番可愛いと思って見てた)亀井ちゃんはいないのか」

そんなことをぶつぶつ思いつつ、見終わる。


まず、曲がいい。。。


黄金期直撃世代の私は
赤羽橋ファンクがDNAに刻まれている、、、
OSに設定されているのだ、、、
なんだか懐かしいのは気のせいなのか。


というのはさておき、"モー娘。"大人のおねぇさんたちのイメージだったけど、なんだか数人、歳下であろうちびっ子たちがいるぞぉ。

このうちのどれが"サヤシ"だったんだー?

こんなのもう優勝だろっ!

・サヤシ


ググってみる

モーニング娘。さ


の段階で予測変換に”鞘師里保”の文字。


ここで世界で1番好きになる4文字と出会う。


「あ、この漢字野球ゲームで見たことあるぞ、広島の外野手にいたよな!」(叔父だというのを知るのはこれからずっと先の話)

顔が確認できたとほぼ同時に検索上位にある記事が目に飛び込んでくる。

”鞘師里保の卒業理由は何?”

どうやらサヤシは卒業しているらしい。
どうやらサヤシはエースだったらしい。
どうやら卒業の理由は留学らしい。
でも留学以外の噂もあるらしい。

どうやらいくら検索しても
現在の姿も活動も確認できないようだ。
一通りググったあとの私の興味は
サヤシ<モー娘。だったので、行きの新幹線は
当時の最新曲”セクシーキャットの演説”を聴くなどした。



2016年12月29日、
その日、日々を生きる目標が失われていた私に
「モー娘。についてもっと知りたい」
という小さな目標ができていた。



鞘師里保さんの魅力に気づかない鈍感な私が、
鞘師推しになるのはもう少し先の話。

続きはこちら↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?